トップ > くらし・健康・福祉 > 自然・環境 > 自然保護 > ヤンバルトサカヤスデ(不快害虫)の発生時期(4月~6月、10月~11月)です

掲載開始日:2021年5月28日更新日:2024年4月10日

ここから本文です。

ヤンバルトサカヤスデ(不快害虫)の発生時期(4月~6月、10月~11月)です

ヤンバルトサカヤスデの概要

  1. ヤンバルトサカヤスデは台湾原産の外来生物で、人体や農作物に対し害は与えないものの大量発生して不快さを催させる不快害虫です。
  2. 成虫は体長2.5~3.5cm、体色は褐色で、淡褐色と濃褐色の縞模様があります。また、在来種のヤスデよりも大型です。
  3. 近年、県内においてヤンバルトサカヤスデの発生が確認されています。

ヤンバルトサカヤスデの写真1

ヤンバルトサカヤスデの写真2

ヤンバルトサカヤスデの生態

  1. 湿度の高い草地や落葉の多い土壌、道端の側溝など、日当たりの悪い湿った場所を好みます。昼間は日射を避けて日陰に潜み、夜間に活動します。
  2. 落葉や朽木、堆肥など分解の進んだ腐った植物質を餌としています。
  3. 寿命は1年程度、繁殖期は10~11月で交尾後は約1ケ月で産卵します。1回の産卵で数百個の卵が扇状に生み出され、卵は8日程度で孵化して乳白色の幼虫となり、亜生体を経て成虫となります。
  4. 降雨後など特に湿度の高い夜には集団で大移動します。集団で移動する時期は4~6月(幼虫の集団移動)10~11月(成虫の集団移動)の年2回です。

ヤンバルトサカヤスデの駆除方法

  1. 幼虫は乾燥に弱いので、幼虫期に合わせた下草の除去(日当たりの改善)や側溝の清掃、土壌の掘り起こしなどが効果的です。
  2. 駆除のために焼いたり熱湯をかけて刺激するとシアン化水素を含む悪臭ガスを放出します。このガスには他にフェノールなどの芳香族化合物が含まれ、気化したガスを大量に吸うと頭痛や下痢、吐き気といった症状に襲われることがあるので、注意が必要です。
  3. ヤンバルトサカヤスデの発生を確認した場合は、お住まいの市町村役場にご連絡ください。

ヤンバルトサカヤスデの拡大防止について

  1. ヤンバルトサカヤスデの生息域拡大の大きな要因として、生息地域からの樹木等の移植に伴い、土や堆肥などとともに、卵や幼虫が他の地域に運ばれることが考えられています。ヤンバルトサカヤスデの生息域を拡大させないよう御協力をお願いします。
  2. ヤンバルトサカヤスデの拡大防止に関するチラシ

参照

(国立研究開発法人)国立環境研究所や高鍋町がホームページに情報を掲載しておりますので、下記のホームページを参考にしてください。

Adobe Acrobat Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。

お問い合わせ

環境森林部自然環境課野生生物担当

〒880-8501 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号

ファクス:0985-38-8489

メールアドレス:shizen@pref.miyazaki.lg.jp