掲載開始日:2023年1月20日更新日:2023年1月20日
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こんにちは!企業局北部管理事務所土木担当です!
今回は、「令和4年9月の台風第14号による浄水場内浸水被害」について紹介します。
令和4年9月18日から19日にかけて九州を北上した台風第14号は、県内に甚大な被害をもたらしました。
企業局北部管理事務所では、絶対に浸水被害は起こさないという思いの下、職員による警戒体制とり、ポンプ室入口に土のうを積み、防水扉の閉鎖作業に取り組むなど、台風による大雨に備えましたが、その努力も虚しく、9月18日の深夜、大雨により増水した河川水が防水壁を越水し、浄水場へ浸水してきました。
事務所浸水前の状況
事務所浸水の状況(9月19日早朝)
浄水場浸水前の状況
浄水場浸水の状況(9月19日早朝)
水かさが上昇する中、耳川上流の大内原ダムからの放流がいつ治まるのか、河川水位がどこまで上がってくるのか、職員も不安と恐怖に怯えながら事務所で一夜を過ごしました。
翌朝(19日)、台風第14号が通過した後、被害状況を確認すると、浸水の影響によるドア等の破損(写真1.)や主要機器(写真2.)の水没が確認され、早急に復旧作業が必要な状態となりました。
(写真1.)ドア等の破損
(写真2.)主要機器(ポンプ等)の水没状況
水没に伴い、浄水場から給水企業へ工業用水の供給ができない状態になったため、給水企業へ給水制限を設け、早急に復旧作業に取りかかりました。
【9月20日:浸水から1日目】
ポンプ室の水も抜け、水没したポンプの整備、各部品の取替作業を行いました。
【9月21日:浸水から2日目】
給水企業への給水ルートを確保し、早急に送水を再開するため、仮設の水中ポンプと送水管を設置する作業を行いました。
【9月22日:浸水から3日目】
22日には、復旧に従事した方々の努力が実を結び、ポンプ機器の一部が復旧し、給水制限を設けてから81時間30分後の9時30分に、給水制限を解除することができました。
今回、工業用水道の復旧作業に当たり、地元住民の方々にご協力いただき、復旧作業を滞りなく完了させることができました。ありがとうございました。
復旧作業は、これからまだまだ続きますが、職員一同、工業用水道の安定供給に努めてまいります。
工業用水道事業イメージキャラクター
【こうすいくん】
宮崎県企業局が行う電気事業・工業用水道事業・地域振興事業を、「笑顔のような電源プラグ」、「水滴の循環した輪」、「ゴルフ場のグリーン」で表し、明るく元気にデザインしました。
ロゴマークに添えている【ひなたの恵みで新たな未来】は地域資源を活用して事業を行う企業局のキャッチコピーです。
宮崎県企業局は、宮崎県が経営する3つの事業を行う地方公営企業です。
【電気事業】・・・・・・水力発電で純国産の自然エネルギー
【工業用水道事業】・・・日向市の細島工業団地に工業用水を供給
【地域振興事業】・・・・一ツ瀬川県民ゴルフ場を経営
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