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掲載開始日:2016年6月3日更新日:2016年6月3日

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平成28年度第1回知事とのふれあいフォーラム

第1回知事とのふれあいフォーラム

内容

開催日時等

開催日

平成28年6月3日(金曜)午後2時から午後3時30分

場所

都城市コミュニティセンター

参加者

都城市の皆さん27名
知事

ふれあいフォーラムの内容

知事挨拶

  • 本日は大変御多用のところ、多くの皆さまに御参加いただき、感謝を申し上げる。
  • ふれあいフォーラムも私が就任してから2巡目が終了し、1巡目、2巡目に引き続き3巡目も都城市でスタートである。1巡目のスタート時、新燃岳の噴火直後ということで、現地は大変だから、地元の皆さまと意見交換をしたいとの思いで、都城市で開催させてもらった。
  • 都城志布志道路の整備が進んできており、東九州自動車道が北九州と結びつくなど、明るい話題も多いが、さまざまな課題もあると思うので、限りある時間ではあるが、皆さまから忌憚のない御意見をいただき、実りある対話の時間にしたい。

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フォーラムの様子

知事1

参加者1

集合フォーラム

県政や地域の課題等について活発な意見交換が行われました。

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主な意見等

  • 消防団の活動について
    都城市消防団では、南海トラフ地震を想定して、鹿児島県曽於市、志布志市と連携訓練をおこなっており、普段から顔の見える関係を構築するとともに、大規模災害に対応できるような消防団員の養成に努めている。
    都城インターチェンジ近くに新しい北消防署を建てているが、その周辺に県内外の方が来て防災の勉強ができる防災センターをつくってもらいたい。
  • 薬剤師会の活動及び国民健康保険税について
    県薬剤師会と県は災害時における協定があり、都城市薬剤師会は後方支援となっている。都城市と都城市薬剤師会も協定を結んで情報交換に努めているが、行政として、地域に応じた災害時の対応について考えてもらいたい。特に、薬を扱う関係上、物流や保管、譲渡など問題が山積みであるので、顔の見える形での良い方策を提案していただきたい。
    国民健康保険税の賦課徴収を平成30年度から県が主体で行うが、現在レセプトの審査は病院の薬剤師一人がおこなっている。薬局が非常に多いので、薬局専門の薬剤師も行えるようにすることで、医療費の削減につながると思う。
  • 農業施策について
    農地の集約に関して、受け皿がないと農地の荒廃につながる。農家の集落では高齢化が進んでいるので、関係機関による集落営農の推進対策が必要だと思う。
    平成30年からの米の生産調整について、生産者あるいは関係団体に生産調整させる方向になるようだが、土地利用型農家の経営については、交付金が重要であり、交付金制度の形が変わったとしても、継続することを県からも国へ要請してもらいたい。
  • 地域包括ケア及び介護職員の離職予防について
    地域包括ケアを考えるにあたって、1億総活躍社会ということで、地域の中にいる元気な高齢者を活用すること、資金集め等についても、市や県に力添えしていただきたい。
    いろんな形のサービスが増えている中、介護職員が使い捨てになっている現状がある。監査の対象とならないようなサービス提供の施設等に関しても、外部からの評価が入るような仕組み作りを考えてもらえれば、介護職員の離職が防げると考える。
  • 保育士の養成について
    今年度から保育士等修学資金貸付事業や保育士の掘り起こしなどいろいろな事業を創設してもらいありがたいが、人数や宮崎県内の養成校に進学するのが対象なのかなど、早めに決めていただき、不公平のない制度にしていただきたい。
  • 放課後子ども教室について
    都城市内では全地区に放課後子ども教室がない。子どもは地域の宝であり、青少年の健全育成の観点からも、いろいろな体験ができるよう、放課後子ども教室に対して支援していただきたい。
  • 最終処分場の跡地利用について
    現在使用されていない民間最終処分場が、継続するか廃止するか今後決まる予定だが、廃止になった場合、県の指導により跡地を利用して環境整備していただきたい。
  • 観光推進について
    訪日外国人が増え、インバウンド対策に取り組んでいるが、現状は受け入れ側の体制が十分ではないと考える。どう対応していいかわからないことがあるので、県全体で共通認識を持てるような情報共有の仕組みが必要だと思う。
  • 障がい者、障がい児支援について
    障がいのある方たちもいろいろな問題を抱えている。例えば、免許や移動手段がないことで就労につながらないことから移動支援に取り組もうとするが、制度上の問題でうまくいかない。また、保育士や看護師の不足により支援者の質が上がらないなどの問題がある。高齢者問題は、すべての人が通る道であるが、障がい者の支援については、こちらが意識しないと見落としてしまう部分がある。行政独自にその部分を拾い上げ、決めることができるものがたくさんあると思うので、検討してもらいたい。
  • 障害者差別解消法について
    障害者差別解消法ができてありがたいが、法律が先行しすぎて、障がい者に接したり、雇用する際に構えてしまうことなどが生まれたら、結局何もならない。「日本のひなた宮崎県」とあるように、人としてひなたの心で接してもらえると、健常者と障がい者の共生社会が実現できる。宮崎県版の障がい者行政によって、心の差別解除を進めていただきたい。
  • 地域づくりについて
    現代社会は地縁というものが失われていくような状況があり、地域づくりに真剣に取り組まなければいけないと思う。また、子どもたちにとって、地域で多世代が交流する場づくりが大切だと思う。コミュニティの醸成に向けた具体的な施策があれば聞かせてもらいたい。
  • 多様な学びの場及び義務教育に係る経費について
    子どもに多様な学びの場を保障する動きがあり、法整備も進んでいる。学校に行けない子どもが義務教育が終わった後に引きこもりになってしまうという問題も増えてきている。県としては、具体的にどのようなプランがあるのか、検討中なのか、教えていただきたい。
    また、給食費の未納問題に代表されるように、義務教育での保護者の経費負担が増えてきているが、保護者の負担が少しでも軽減できるような対策は考えているか。
  • 都城志布志道路について
    横市までが平成30年度までに供用開始という案が出されたが、防災や医療の面からも、一日でも早く整備していただきたい。
  • 障がい児の並行通園及び幼児教育センターについて
    障がい児の支援施設と認定こども園や保育園に並行して通園しいてる子どももいるが、サービス区分と保育料と二重の経費負担になることが課題だと考える。また、障がい児保育に関して加配をもらっているが、それでも専門職を一人雇うことができない状況であり、その点の整理も必要だと考える。
    福祉としての機能と教育の役割を包括的に行うことを目的に認定こども園を運営しているが、きちんとした指針がないまま認定こども園だけが増えている状況である。今後は、産学連携の中で幼児教育センターという視点を県が持って、一貫性のある教育の一つのモデルを作っていければいいと思う。
  • 婚活支援及び農地の基盤整備事業について
    結婚しない若者が増えたことで、人口減少がおきている。地域が存続していくためには子どもが必要であると考え、婚活運動に取り組んでおり、独自に結婚アドバイザーを委嘱している。県でも、地域での婚活運動を行う団体が出てくるような、結婚に対する支援があれば、協力いただきたい。
    荒廃農地を増やさないためにも、農地を集約するため基盤整備事業が必要であると思う。山間農地を有効活用し、食糧基地を大事にしていきたい。
  • 観光情報について
    まつりで中心市街地の発展、経済の活性化を図っているが、観光につなげられればと思っている。各市町村のイベント情報はよく見るが、県としてのイベント情報などを発信しているものがあれば教えていただきたい。
  • 東九州自動車道及び福祉施設避難所について
    東九州自動車道は対面通行が多く、交通事故が多いので、早期に複線化してもらうように国に要請してもらいたい。
    熊本地震に関連して、障がい者の福祉施設が避難場所になっていたが、健常者の方が避難されて、車いす等の方が外で避難しているような状況があった。そこのあたりのルール決めができないか考えた。

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知事総括

  • さまざまな御意見をいただき、今後の県政に生かしていきたい。
  • 県内第二の都市である都城市が、高速道路が延びた延岡市や、宮崎市とも連携を図っていくというのが、今後の宮崎県にとっては、非常に大きなことである。引き続きいろんな形で対話と協働を進めていきたい。

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