平成28年度第2回知事とのふれあいフォーラム
第2回知事とのふれあいフォーラム
内容
開催日時等
開催日
平成28年7月14日(木曜)午後2時30分から午後4時
場所
串間市役所大会議室
参加者
串間市の皆さん28名
知事
ふれあいフォーラムの内容
知事挨拶
- 本日は大変御多用のところ、多くの皆さまに御参加いただき、感謝を申し上げる。
- 串間市での開催は、私が就任してから3回目。
- 東九州自動車道に関しては、防災面や観光面でのプラス効果をしっかりアピールしながら、残りの区間を進めていきたい。また、串間の豊かな自然、観光面での資源、食をもっと生かせるのではないかと考えている。ぜひ、現場の皆さんのいろいろな考えや御意見をいただきたい。
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フォーラムの様子



県政や地域の課題等について活発な意見交換が行われました。
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主な意見等
- フードビジネスについて
県のフードビジネス推進課の取組により新商品開発や商談会などに参加しているが、国からの支援が厳しくなっても、県自体でその取組を継続してもらいたい。また、フードビジネスの今後の展開について聞きたい。
県外移住者で、就農や漁業に従事する人への支援をいただけると、6次化につながって地場産業の振興になると考える。
- 漁場整備などについて
既存魚礁の機能回復の話もあるが、それよりも、漁場整備をお願いしたい養殖場の間で漁船漁業が漁をできるような漁場整備をお願いしたい。
輸出に向けて、鮮度を保つため、より岸壁に近い場所に工場を作りたい。
また、津波対策として漁港整備が必要である。
- 林業施策について
造林補助金については、皆伐、間伐や造林などを含めた森林経営計画の作成が必要であるが、宮崎県では、皆伐が主であるため、計画作成が困難であり、計画の認定基準を満たさない。この問題の解決のためには、県の地域森林計画の見直しと市町村森林整備計画の見直しが必要である。
森林の境界は字図との照合が難しいため、森林境界明確化事業の進捗率が悪い。森林の境界がなくなれば、循環型の森林整備がされず、伐採後の未植栽地が増加し、林業の将来が危ぶまれる。この5年のうちに、他の地域に先駆けて整備をお願いしたい。
- 青年団活動について
地域を盛り上げるために、「あたご祭り」や「ビーチバレーボール大会」を企画している。地域で頑張る若者に対して、期待することを聞きたい。
- 県民所得及び省庁移転について
高校を卒業したら、給料が高いから、就職先に関東地方を志望し、宮崎から出て行くというように、東京と宮崎の所得の差がかなりあると思うが、その是正に向けた努力はしているのか。
国の省庁移転について、宮崎県でも計画があるのか。計画があるとすれば、どのような条件が必要なのか。
- 東九州自動車道について
志布志から夏井の間の工事の認可が下りたが、宮崎県側は、串間から県境までの10kmぐらいを最初に手をつけてもらえると、弾みがつく。南海トラフや日向灘の大きな地震が起きた際、都城が救助基地になると思うが、志布志~都城道路、東九州自動車道ができあがっていれば、スムーズに救援などしてもらえる。
- 国道448号線について
国道448号線市来地区から名谷地区間のトンネルの整備費用が約80億円かかると聞いているが、頻繁に災害が発生したりしているので、できるだけ早く完成させてもらいたい。
沿道にカンナとジャカランダを植栽し、同時に除草作業もしているが追いつかない。串間土木事務所の除草作業が年2回だけなので、もっと回数を増やすために、除草作業の予算をつけてもらいたい。
- 御崎馬について
昭和28年に天然記念物に指定されてから、雄馬を出して運営費を捻出することができなくなり、国、県や市町からの補助金だけでは足りず、都井岬に来た方には、協力金をいただいている。そのため、都井岬に行くとお金を取られると言われてしまうが、運営のために仕方がない。また、御崎牧組合も高齢化が進んでおり、運営費のことも含め、今後考えていかなければいけない。
- 農業施策について
農業は大型化、法人化が推進されている。法人化によって農業も収益を上げなくてはいけない。JAは、これまで農業関係で営利を目的として事業を行なってはいけないということであったが、農協改革によって、農協法の中身が、営利をあげてその営利を国や県に還元するという、大きな方向転換がなされた。今後、事業間の競合や競争が出てくると思うが、そのような中での宮崎県の発展をどのように考えているか。
- 介護従事者に対する支援について
介護に従事する職員不足は深刻な問題である。特にケアマネージャーがいまだに不足していることがきわめて深刻である。事業収入の中で、介護報酬だけではケアマネージャーを雇えない。
ケアマネージャーの資格を取る時、あるいはケアマネジャーを雇う時などに助成していただきたい。
- 体育施設整備及び宮崎国体の市町村別競技種目開催地について
4年後の東京オリンピックに向けて、県内の体育施設整備を図ることなど、どのような取組をしているのか。
宮崎国体に関しても、30数年前に行われた施設では規格が合わないと思う。また、競技種目について、市町村に分散して行うことになると思うが、どのような考えで競技種目を分散されるのか。国体が開催されることで、その地にスポーツが定着し、地域活性化の励みになると思う。
- エコツーリズムについて
エコ法が平成20年に施行され、串間市においても平成26年に協議会を立ち上げ、認定に向けて活動している。エコツーリズムに対して、県の支援や国の施策などを教えてもらいたい。
国道448号線については、ツアーで都井岬などに行く際に必要であるので、早めにトンネル工事に取り組んでいただきたい。そして、448号線をジャカランダ通りとして花木を植えて、ストーリーのあるツアーにしたい。そして、鹿児島県に行くルートの開発など、県境を越えて新しいルートの開発をしてみたいと考えている。
- 介護の問題及び子育て支援について
介護については、誰もが避けられない問題である。介護の現状をきちんと調査して、介護の問題について取り組んでいただきたい。
働くため子育てに関われない若い人たちがたくさんいる。賃金面の待遇問題、労働時間を短縮して働ける職場環境作りなど、みんなが子育てに関われるよう県全体で底上げしてもらいたい。
- 婚活イベントについて
県からの補助金等をもらって婚活している団体等が、宮崎市内で毎週のようにいろいろな婚活イベントをしているが、知る機会が少ないので、イベントのPR等について県にも力を入れてもらいたい。
- サイクリングイベントについて
今年の10月にサイクリングイベントを計画しているが、そのルートが国道448号線で、先日災害にあい通行止めになっているので、3ヶ月後には通行できるようになっていてほしい。
串間市と日南市と合同で、国道220号線を利用したイベントもやりたいと考えている。
風力発電を作る計画があると聞いているが、仮設道路が後にサイクリング道路として活用できるようになればいいと考えている。
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知事総括
- 幅広くさまざまな御意見をいただき、今後の県政に反映させていきたい。
- 串間市は、本当に大きなポテンシャルがあると思うので、それをもっと発揮すべく、県としても力を尽くしていきたい。
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