トップ > 県政情報 > 広報・広聴 > 知事室 > ふれあいフォーラム > 平成28年度の開催状況 > 平成28年度第8回知事とのふれあいフォーラム

掲載開始日:2016年12月21日更新日:2016年12月21日

知事室へようこそ

ここから本文です。

平成28年度第8回知事とのふれあいフォーラム

第8回知事とのふれあいフォーラム

内容

開催日時等

開催日

平成28年12月21日(水曜)午後1時30分から午後3時

場所

庁講堂

参加者

  • 宮崎県への移住者7人
  • 知事

ふれあいフォーラムの内容

知事挨拶

  • 県民の皆さんとの対話と協働を、県政を進める上での基本姿勢と考えており、いろいろな形で対話集会をおこなっている。
  • 今回は、「移住」をテーマとしているが、私自身も広島県からのIターン者である。
    外から来た皆さんだから気づく宮崎の良さ、問題点等を今後の地域作りに生かしていきたいと考えているので、自由に御意見を言っていただきたい。

ページの先頭へ戻る

フォーラムの様子

知事があいさつをしている写真

全体

参加者と知事との集合写真

「移住者から見た宮崎」をテーマとして、活発な意見交換が行われました。

ページの先頭へ戻る

主な意見等

  1. 宮崎を選んだ理由、宮崎の良さ、宮崎の問題点について
    • サーフィンが宮崎を選んだ最初の理由である。ママ友からも、宮崎はとても良いと聞いていたこともあり、宮崎に来た。
      宮崎の良いところは、自然と町がとても近いこと。渋滞がないところ。
    • 宮崎に移住して何をしようかと考えた時、お店を持つことが都会に比べて経済的に非常に敷居が低く、チャレンジしやすい。
    • 東日本大震災の時に、子どもが生まれたばかりだったので、西へ西へと避難をして、サーフィンをずっとやっていたので、波の良い宮崎を選んだ。
      移住してからは、これまでの蓄えで生活をしていたが、やはり生活をしなくてはいけない中、都会では自分で物事をなんでも「取りに行く」状況だったが、こちらに来て、特に過疎の村に来て、近所の方が野菜や米を提供してくれたり、安い家賃で家を貸してくれたりする。
      都会で生活していた時と違う、価値観の違いに感動した。
    • 宮崎に来たきっかけは、夫が宮崎の会社に移籍したためである。宮崎に来る前は、暑さが苦手だったのであまり良い印象を持っていなかったが、実際生活してみると、朝晩は涼しく快適である。また、山が近く、海の良さも知ることができた。
      宮崎の魅力は、海山といった自然、温かい人柄だと思う。
      私自身はそう感じないが、買い物に行くところが遠いので困るという話はよく聞く。
    • 都会的なお金などを求めるのではなく、もっと自然とか人とのつながりを求めて、宮崎に来た。
      地方は、祭りや消防などのような人とのつながりがあり、そして、それがずっとつながっていくということが、とても魅力的だと思う。
    • 東京から地元にUターンしようと決め、地元に戻った時に、現在勤めている会社の社長と出会い、その社長が宮崎で働いているから、宮崎に移住することを決心した。
      社長自身の人柄にも惹かれたが、社長の宮崎での仕事、宮崎に基盤を置いて展開している仕事など、ソフトの面で惹かれて宮崎に来たところが大きい。
      友人は東京などの大企業で働いたりしているが、宮崎という小さな場所でも、東京で働いている友人たちよりも何倍も生きている感じがするし、やりがいのある仕事ができている。
      困っている点は、給料が半分以下になったこと。もちろんそれで生活はできるが、小さな町で知り合いがすぐに増え、知り合ったら飲みましょう、と飲み代で出て行く分が多いこと。
      しかし、宮崎に来て、お金じゃなくて人との出会い、仕事の経験に重きをおけるようになった、価値観が変わったことはとても良かった。
    • 全国でも有名な延岡市の岩を登るために、大型連休などで来ているうちに、知り合いが増えた。クライミングジムをやりたいという相談をしたところ、地元の人たちがいろいろ動いてくれて、ジムができる倉庫まで見つけてくれた。そのような人の温かさ、そして、ご飯が美味しいこと、空気が美味しいことが決め手になった。
    • サーフィンをずっとやっていたが、東日本大震災により海に入れなくなったことが辛く、縁あって宮崎に来ることになった。
      不安な点は、仕事が少ないこと。資格を持っていると良いが、なかなか見つけづらい。また、医療の問題で、病院が少なく、都会のように患者が病院を選べない。
  2. 宮崎への移住者を増やすためには
    • 飲食店などで県外客に宮崎を勧める。人と人とのつながりがあれば、移住者も増えると思う。
      宮崎を好きだという人が、つながることが大切だと思う。
    • 移住するには勇気がいる。そこを助ける人が必要。移住を決心するまでの「つなぎ」「窓口」となるカフェやホテルなどの場所や人が大切。
    • 東京ではお金がないと生活できない。そのため給料は高いが、出ていくお金も大きい。一方で、宮崎の家賃などはすごく安い。宮崎での生活にかかる費用や豊かなライフスタイルについて、わかりやすく提示すれば、ただ給料が下がることに不安を抱いている人へのアドバイスになると思う。
    • 昔は定年後の移住が多かったが、最近は東日本大震災などのきっかけもあり、子育て世代の移住が増えている。子育て世代にとって、生活費は大きな問題である。だから、年収は減っても支出も少なくなる、そして余った分で余暇が楽しめるということ、遊びを中心としたライフスタイルをもっと打ち出してもいい。
    • 全国各地で同じような「価値観の転換」「自然の素晴らしさ」をPRして移住施策を進めているので、それだけでは宮崎を選ぶまでには至らない。どこも同じように魅力がある。
      そこで、具体的な数字、つまりは「お財布の中身」を公開するぐらいの生活費の提示により、よりリアルで具体的なイメージがわいて、一番良いと思う。
    • 宮崎へのお試しツアーや移住者お薦めのスポットなどをPRしていく。
    • 移住には覚悟が必要。収入が半分になったり、全ての人がスムーズに人間関係を築ける、築きたいと思う人ばかりではない。そういったことからも、移住に関してのマイナス面、限界面もみせる必要があるし、もし困ったり悩んだりすることが起きた時のフォローが大切である。
      そのフォローで大切なのは、コミュニティーだと考える。地域に限らない様々なコミュニティーを紹介して、フォローすることが大切。
    • 宮崎の良さを個人で発信することを、もっと増やしていくと良い。
      実際に宮崎に来ないと宮崎の良さをわからない部分もあるので、例えば、観光で来た方へのアプローチとして、移住相談センターのようなものを空港につくるとか、旅行会社とタイアップするなどの策もあるのではないか。
    • 県外に出て行く若者の数をいかに抑えるか。県外に出て宮崎の良さがわかるという人が多いようなので、そういう人たちをつかまえることも考えた方がよい。
    • 空き家を活用して移住者を受け入れる。
    • 同じ趣味などがあれば、地元の人たちともすぐにつながることができるが、そういう機会のない移住者のフォローを行政の面からも考えてもらいたい。
    • 宮崎には生活力のある女性が多い。宮崎の女性と県外の男性との出会いの場を設ける。宮崎での生活をPRして、宮崎で結婚してもらい、子どもが生まれれば、人口が増えることにつながる。
    • ネット環境を整えれば、どこでも仕事ができるクリエイターなどの移住も増える。

ページの先頭へ戻る

知事総括

  • 皆さんからの御意見で、いろんな刺激をいただく場になった。
  • 移住者の皆さんの声を受け止めてフィードバックする、フォローアップの充実や、情報発信のあり方など、今後検討していきたい。
  • たくさんの移住者の方が様々なことを考えておられると思うので、私たちもアンテナを高くして、その思いを受け止めていきたい。

ページの先頭へ戻る

お問い合わせ

総合政策部秘書広報課広報戦略室 

〒880-8501 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号

ファクス:0985-27-3003

メールアドレス:kohosenryaku@pref.miyazaki.lg.jp