平成30年度知事とのふれあいフォーラム地域版(第3回)
内容
開催日時等
開催日
- 平成30年7月6日(金曜日)
- 午後1時30分から午後3時
場所
参加者
ふれあいフォーラムの内容
知事挨拶
- 本日は大変御多用のところ、御参加いただき感謝申し上げる。小林市の将来や県政の課題を含めた実りある議論にしていきたい。
- 霧島山全体の活発化する火山活動により影響や被害を受けられた方々にお見舞い申し上げる。県としてもダメージを受けている観光や経済の回復に向けて努力している。
- 本日は、県や市のことについて忌憚のない御意見をいただきたい。
ページの先頭へ戻る
フォーラムの様子



県政や地域の課題等について活発な意見交換が行われました。
ページの先頭へ戻る
主な意見等
- 市の活性化について
方言を使って地域にしか無いものを残し、市の活性化につなげていきたいが、若者が不足しており継続することが難しくなってくる。それでも、小林の魅力をアピールしていくために頑張っていきたい。
- 在留外国人向けの取組について
宮崎では技能実習生の在留外国人が多く、日本語が上手ではない。日本人と外国人とのよりよいコミュニケーションを図るため、スーパーや病院、交通機関での外国語表記の充実や外国人向けの日本語教室の開設が必要である。
- 消防団員確保に向けた広報活動について
消防団員確保のため、広報活動が必要と考えている。県でも広報活動がしやすい環境を作ってほしい。
- 三松地区の公園整備について
三松地区には公園がないため、整備に対する支援をお願いしたい。
- 保育士確保について
小林市でも保育士不足で、多くの認定保育園が入所を断っている状況にあり、地域によっては待機児童が発生している。各市町村の子ども担当課に宮崎市にある保育士支援センターのような機能を持たせることで、地元の潜在保育士の発掘がしやすくなり、就労支援にもつながると思う。
- 医師確保について
産婦人科や小児科など地域医療を担う人材を地域で確保していくため、若者に地域に戻ってきてもらう流れを作ることが大事。地域で育った子どもが宮崎大の医学部で勉強し、地元で医師となる流れをつくるよう県の支援や制度が必要である。また、子育てをする上で、田舎がいかに住みやすく育てやすい環境であるかをアピールする必要がある。
- 防災の観点からのインフラ整備について
新燃岳に関する県道1号が通行止めとなり、道路の大切さを思い知らされた。国道268号などの流通に重要な道路の代替道路整備を推進する必要がある。また、緊急時の消火用水にも使える形になっているので、パイプラインの工事も推進してほしい。
- 障がい者への支援について
専門的な支援が人口が多い宮崎市などに集中しており、障がい者支援では地域格差が生じていると感じている。特に、成人になると生活や仕事で深刻になるが、専門的な職業訓練を受けられる場が近くにない。また、県から立地企業への障がい者雇用の働きかけなどの取組が必要である。
- 子育て支援制度について
乳幼児医療費の助成や出産お祝い金など、市町村で子育て支援制度に差がある。子育てをするのに経済的に苦しい中、県が子育てへの不安を取り除く仕組みづくりを行う必要がある。
- 北きりしま田舎物語推進協議会の運営について
県と市町から支援をもらって活動しているが、行政に事務局が無いため、マンパワーの不足があり、財政的にも考えながら活動していく必要があるので、今後も事務局機能に支援を続けてほしい。
- 熱中こばやしについて
大人の社会塾として、今年の10月から4期目に入るが、認知度がまだ低い。認知度向上に力添えをいただきたい。また、現在補助金をもらいながら活動しているが、将来的には自分たちで運営していきたいと考えている。
- スポーツビジネスの展開について
スポーツランドは定着しているが、スポーツを生かした就職となると、県内ではその姿がよく見えない。県内でも専門家の育成など、スポーツビジネスをもっと展開していく必要がある。
- 空き家の活用について
空き家は、持ち主の金銭的な問題からも放置したままになっているところが多い。空き家の有効活用に対する支援が必要である。
- 日本一の読書県への取組について
小林市では全小中学校で読み聞かせの活動を行なっているが、「日本一の読書県」として、県全体で取り組んではどうか。子どもが本に親しむこと、子どもが地域の大人と出会う機会になり地域愛を醸成することなどのメリットがある。
- ボランティア保険について
協議会でイベントを行う際にボランティア保険をかけて活動しているが、活動を活発化するために行政側で保険の加入の対応ができないか。
- 新軍谷トンネルの老朽化について
新軍谷トンネルは須木住民の生活に欠かせないが、漏水が発生するなど老朽化が進んでおり、南海トラフ巨大地震が発生すれば崩壊するのではないかと心配している。
- 吉都線の利用促進について
吉都線存続のためには、生活路線としてだけではなく、観光列車やレストラン列車など、観光面での利用促進が必要である。
ページの先頭へ戻る
知事総括
- それぞれの立場からいろんな御意見やテーマをいただいたが、人口減少の中でいかに地域を維持、活力を高めるかが共通する課題であったのではないだろうか。
- 先日、ALT(外国語指導助手)と意見交換する機会があり、宮崎のことは知らなかったが、来てみたら非常によかったとの意見をいただいた。発信が十分でない面はあるものの、評価されるすばらしい魅力を持っている。
- 今後も、いろんな形で皆さまから御意見いただき、小林市や県政のことについて考えを深めていきたい。
ページの先頭へ戻る