令和7年度「知事との本音トーク」地域版(第8回)
内容
開催日時など
開催日時
令和8年2月10日(火曜日)午後1時30分から午後3時まで
場所
川南町総合福祉センターにぎわいホール
テーマ
川南町の将来像・魅力
参加者
川南町の皆さん10人
知事挨拶
- 本日は、「知事との本音トーク」に御参加いただき、感謝申し上げる。県政推進においては、「対話と協働」を重視し、県民の皆様との意見交換を通じて、そのフィードバックを県政に反映する取組をおこなっている。平日の日中という皆様大変お忙しい中、御参加いただき、心から感謝を申し上げる。
- 本日は川南町の将来像や魅力が県全体の発展に繋がるという思いのもとで、話ができることを楽しみにしている。
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川南町の将来像・魅力
- メディアの情報等で不登校の子どもが増えているとよく耳にする。不登校の子どもに対する支援について、都市部が優遇される等の地域格差を感じているため、川南町の子どもへの環境も良くなればよいと考える。
- 川南町では中学校統合、新中学校の設立計画が進行している。現状の中学校においては、教員配置人数が少なく、教科担任の授業ができず、免許外指導の教科があると聞いている。不登校児、身がい児、学習習熟度の低い児童、高い児童への学習支援、進学支援、ICT環境整備、家庭の伴走支援等、教育に関する施策が様々されていると思うが、地域格差が存在すると考える。今後の教育環境に対する支援についてどのように考えているか伺いたい。
- 娘がおり、県内に希望する職種の募集がなく関東に就職した。数年後、Uターンを希望したがやはり転職が調わず断念し、結果的に関東で結婚して、現在も関東に住んでいる。県外へ就職した女性が戻って来やすいような環境づくりを推進してほしい。
- 健康促進をテーマに活動しており、百歳体操の普及や介護予防を目的とした体操教室を開いている。70~80歳代には多く参加いただいているが、国が推奨している60~65歳の参加が少なく、介護予防事業の関心の低さが課題だと考えている。また、男性の参加率が低いことも課題と考えている。男性の参加率や60歳代の関心の向上を図るアドバイスがあれば教えて欲しい。
- 自転車が趣味で、川南町の自然環境に惹かれて移住した。宮崎県の自転車振興を盛り上げていただきたい。児湯郡でディスカバリグルメライドというイベントも開催されるので、ぜひ参加してほしい。
- 3年前に移住し、2年間トレーニングハウスで研修を受けた後、現在はピーマンを栽培している。SAP(農業青年の学修グループ)会議や農協青年部等の団体に所属して地域のイベントにも参加し交流を楽しむことができている。今後より盛り上げていきたいと考えているため、県内の他の地域で移住者が同じように地元で活躍している先進的なケースがあれば教えて欲しい。
- 茶殻を堆肥にして敷材として利用することを考えている。グリーン成長プロジェクトの関係事業である産廃処理によるCO2削減の取組にしたいと考えているが、CO2の測定や検査は事業者が行わなければならず、経費負担も大きい。普及センターや研究機関が後押ししてくれるような仕組みがあると、もっと農業がしやすい町や県になると考える。
- 川南町には中学生を対象に英検(実用英語技能検定)の受験料を1年に1回免除してくれる支援制度がある。他の市町村や高校でも補助があるとよいと考える。
- 父が13代続く農家でイチゴを作っている。父の後を継ぎ農家を続けることを考え、両親に話したが、継がなくてよいと言われた。その理由を尋ねたところ、農業は共同作業であり、畑へ水を引いている用水路は河川の上流から10kmに及ぶ距離を苦労して設置したこと、その水路の管理も農家が減少して支障が出ていること、また雨量不足により用水路があっても水不足になっていること、農家への支援はあるが足りていないという話を聞いた。農家の困難を除いてもらえるような支援をお願いしたい。
- 和牛の繁殖を生業としている。高齢化を含め様々な理由で辞めてしまう農家も多いが、やる気のある担い手も存在し、辞めてしまった農家から土地等を借りて営農を続けている。しかし、人手不足がネックとなり、現在の営農は大型機械等による効率やスピードを重視する傾向にある。機械は大型化しているが、農道は道幅が狭いところがあり、アクセスの悪い畑も存在する。耕作放棄地とならないよう地域で協力して営農に取り組んでいるが、もっと基盤整備が実施できる仕組みがあるとよい。
- 青年部の活動として、軽トラ市、夜市や花火大会の実施に関わっているが、川南町では青年部の部員は増えている傾向にあるものの、イベントへの参加率は伸び悩んでいる。何か効果的な対策があれば教えて欲しい。
- 川南町は自転車イベントに適していると考えるが、浜辺や真っ直ぐな道もあるため、トライアスロンにも適していると考える。イベントを通じて川南町のよいところを発信できると考える。
- 若者が進んで住みたいと思えるような施策を考えていただきたい。農業分野だけをとっても様々な立場や考え方の方がいる。女性部での活動では、働く女性の支えや憩いの場となるよう活動している。他の地区で参考となる活動があれば教えて欲しい。
- 知事は普段真面目なイメージがあるが、トップセールスで日向夏のかぶり物をしているのを見た。わかりやすく非常によいと思った。みんながわかるようなメディアの露出を引き続きお願いしたい。
- 外国人労働者が増えている。企業等で働く場合は充実した指導や施設が準備されていると思うが、外国人材ごとに労働環境や住環境は異なる。外国人材によって格差が大きくならないよう環境を整えて欲しい。
- イベント等を行うと女性は集まりやすいが、男性は参加率が低い。男性はあまり集団行動をしないイメージである。男性が集まるような活動があるとよい。
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- 教育の分野については、基本的には各市町村の教育委員会の判断による対応となるが、地域格差が生まれないように県として基本的な教育体制を整えることが必要であると考える。全国的な話でもあるため、国への提言等を含め県としても取り組んで参りたい。
- 県立高校についても人口減少の影響で今までの枠組みでは維持できなくなってきている。広島県に帰省した際に、広島県立高校は現在22校あるが、今後9校まで減らしていく計画であると耳にした。否応なく進む子どもの数の減少に対して、どのように教育体制の充実を図っていくか引き続き検討していきたい。
- 健康づくりについては、宮崎県は高齢者以外にも子どもの肥満率が高い、がん検診の受診率が低い等、残念な部分もある。社会人の健康意識として、若い頃は意識が低いということもあるため、若い頃から健康意識を高めるために企業や地域の方々に協力をいただきながら取組を進めている。これからも協力をいただきながら力を入れて進めていきたい。
- 川南町はもともと川南合衆国という表現があるように農業を中心に町外からの移住者を受け入れてきた歴史がある。軽トラ市や四季を食べる会等、様々な方々が集う場があり、ネットワークが形成されている。他の地域では、こども食堂をきっかけに地域のつながりを強めるような活動をしている例もある。県としても様々な方と交流ができ繋がる場を提供できるよう努めてまいりたい。
- 農業が稼げない、子どもに継がせたくないということは悲しい話だと感じる。子どもが実際に継ぐかどうかはそれぞれの考えであるが、子どもが継ぎたいと思った時に背中を押せるような環境を整えていかなければならない。農業は我々の食を支える基幹産業であり、行政やJAも含めた関係団体が連携して様々な形で支えていかなければならない。
- 女性の活躍推進は重要なテーマである。共働き世帯の割合は全国的に増加しており、宮崎県は全国平均よりも少し高い。女性の活躍推進は女性だけが活躍や努力をするということではなく、男性も仕事、家事、育児を行うことが重要である。県では「とも活」を推進しており、11月を推進月間と定めPRしている。ともに支え合い、ともに家事と育児、そして仕事もできるような環境づくりをこれからもっと進めていきたい。
- 外国人材については、排外的な意見が多いことを心配している。全国的には外国の方が問題を起こしているケースもあるが、真面目に働きに来ている外国人が大多数である。冷静に考え、地域で共生するパートナーという思いで受けとめていく必要があると考える。海外から来て、環境が変わり不安になって問題を起こしてしまうということが発生しないように暮らしや仕事の相談体制の整備を県ではおこなっている。
- サーフィンをきっかけとした移住はよく耳にするが、自転車というケースはあまり聞いたことがなかった。今年度は国際的なサイクルロードレースであるツール・ド・九州が宮崎でも初開催された。宮崎県の環境はサイクルツーリズムの振興に適していると考える。台湾では島を1周する環島というものがある。国内でも、しまなみ海道や琵琶湖一周等、サイクリングコースが設定されている場所があり、国内、インバウンドともに盛り上がっている。県総合運動公園の自転車競技場もリニューアルしたため、宮崎県の自転車競技やサイクルツーリズムを積極的に振興していきたい。
- 若者が率先して住みたいと思えるような環境づくりとして、都市部のように全ての職種を準備することは難しいと考えるが、例えば、大手企業等を誘致してやりがいのある職場を増やしていく、これまで女性の少なかった農林水産業や建設業等で女性が活躍できる職場を支援していく等、一度県外に就職しても戻ってきていただける環境を整えていくことが重要だと考えている。県外出身の方が大学進学等で宮崎に来られて、そのまま働くというケースも多いため、高等教育の魅力を高めていくことも大切だと考える。
- 本日は皆様から川南町の魅力や将来像等それぞれ大事なポイントを共有していただいた。川南町に留まらず、県全体にも通じるようなヒントがあった。これからも様々な地域・分野の率直な声をいただきながら、川南町とも連携して県政に取り組んでまいりたい。
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