掲載開始日:2024年5月9日更新日:2024年5月9日

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宮崎県知事定例記者会見(2024年4月9日)

項目

配布資料

発表事項(知事発言)

令和6年度地域づくり顕彰受賞者の決定について

年度最初の会見になります。今年度もどうぞよろしくお願いいたします。私から何点か発表及びコメントを申し上げます。

ず一点目であります。令和6年度地域づくり顕彰受賞者の決定ということで地域づくり大賞に1個人、1団体、地域づくり優秀賞に2団体を決定しました。地域振興に関し、特に功績のあった個人、団体を顕彰して地域づくりの推進を図っていくものであります。

の地域づくり大賞として1個人1団体、そして、地域づくり優秀賞2団体を受賞者とすることと決定をしたところであります。

単にそれぞれご報告しますと、地域づくり大賞の受賞者は「亀澤矗幸(かめさわなおゆき)」さんです。それから団体が「荒踊保存会」です。えびの市の亀澤さんに関しましては、約30年間にわたり、地域の史跡・文化財の研究や保存活動に一貫して取り組んでこられました。郷土の偉人である島津義弘公をはじめ、大河ドラマの誘致活動など本県の郷土史に常に光を当て続け、歴史文化の振興に寄与され郷土愛の醸成や後進の育成にも多大な貢献をされています。

踊保存会につきましては、ユネスコ無形文化遺産の登録もなされたところです。五ケ瀬町においてこの伝統を守るために、地域が一丸となって取り組んでおられるということです。住民同士の絆の構築、それから誇りの醸成に寄与しているということもございます。本県文化の知名度の向上にも多大な貢献をされたと思います。それから、地域づくり優秀賞は「公益財団法人旭化成ひむか文化財団」と「七ツ山婦人加工グループ」です。ひむか文化財団につきましては、県北地域における「文化の香り高いまちづくり」を目指して様々な文化活動を主催し、そして支援等にも取り組んでおられます。私もその公演に行なったこともありますし、「第九を歌う会」に参加したこともあります。長年にわたって幅広い文化活動を展開され、県北における芸術文化の振興に大変貢献をいただいていると考えております。

ツ山婦人加工グループは、昭和57年の結成当初から地元食材にこだわった商品開発に取り組んでこられました。40年以上受け継がれてきた伝統の味は、村内外に広くファンを獲得しておられます。食という観点から地域づくり・村づくりを支えておられ、地域活力の向上や関係・交流人口の創出に大きく貢献されてきました。私が平成17年に宮崎県に来た当初、総務部長として仕事をしていたときにも、この七ツ山婦人加工グループの方と接点がありました。本当に最初の頃から頑張っている地域だなと個人的にも印象深い活動をしておられ、その後も熱心に取り組んでおられる様子でございます。

授賞式は5月9日にこちらの講堂で執り行うことにしております。

「KITTE大阪」への期間限定アンテナショップ出店について

2点目です。大阪にアンテナショップを出店するという報告です。「KITTE大阪」へ期間限定アンテナショップを出店いたします。

よいよ来年に大阪・関西万博が開催されるということであり、その準備について今注目されているところであります。世界の注目が集まり、人の流れもできてくる。そういった活力を取り込んでいこうということです。

の「KITTE大阪」というのは、今年7月に大阪梅田に開業する日本郵政グループの超高層ビル「JPタワー」内の商業施設です。先日はまだ工事中でありましたが、現場を拝見いたしました。駅直結でいわゆるペデストリアンデッキのような通路から直接2階に入っていくことができます。今回の出店は、様々な自治体や民間企業のアンテナショップが並ぶフロアの中の一角を借りることになります。

に新幹線の開通により、より大阪との連携を深めていこうという北陸3県が合同で出店しますし、沖縄や北海道をはじめとする人気を集めそうなアンテナショップもこのフロアにあるということです。

置期間は「KITTE大阪」のオープン日の7月31日からの1年間になっております。宮崎牛を長年にわたり取り扱っていただいている堺市のレストランのそばで、堺KONNEとして本県の様々な商品を今、販売していただいている(株)南海グリルに委託をする公設民営方式でこの出店を行います。

売商品は加工食品、農畜産物及び飲料ということで南海グリルにお願いします。目の前で宮崎牛を焼いたりできるわけではないですが、様々な宮崎の県産品を販売し、情報を発信することで県産品のPRや魅力発信のための大阪、関西における拠点を作っていきたいと考えているところであります。

防災小説コンテスト最優秀作品の動画化について

は令和4年度に本県で初めて取り組んだ「防災小説コンテスト」で、最優秀賞を受賞された作品の動画を作りました。こちらのモニターで、その動画をご覧いただければと思います。

(動画再生中)

、冒頭の1分半程度をご覧いただきました。このまま動画は流したまま音声は消して説明に入らせていただきますが、チラチラと動画も見ていただければと思います。

の最優秀賞を受賞されたのは、当時佐土原高校1年の中谷一路(なかたにいちろ)さんの「絶望の中のクリスマス」というタイトルのものです。私もその小説を読んで、よくできているなと思いましたが、実際に動画にするとやはりより迫ってくるものがあるなと、わかりやすく伝わってくるものがあるなと感じております。

スの窓から逃げるというのが正しいのかどうかというところもございますが、このあと避難所に行き、そこで家族との連絡をどうするかとかや、SNSアプリのアイコンを「無事です」と書いた画像にするなど、様々なヒントをより具体的に映像で伝えることができるものになっております。この動画については、県の公式Youtubeチャンネルで公開されるほか、5月末の防災の日に行われるフェアなどで活用します。

説を書いていただくことで考えてもらい、いろいろな方に伝えていく方法もありますが、動画の発信力や伝える力というものも活用していきたいということであります。自分ごととして捉え、早期避難の重要性や避難所での助け合いなど具体的な行動・備えにつなげていきたいと考えております。

お、昨日は県内で震度5弱の大きな地震も発生したところです。そのとき私はちょうど警察学校の入校式で学生に向けて、「今後40年間で90%程度の確率で南海トラフ地震が起こる。皆さんが現役の間に確実に起こると思ってください。」と挨拶をした直後に実際に揺れたという経験をし、緊急地震速報のキュインキュインキュインという音が鳴り響くことも昨日経験したところです。

きな被害にまではつながっていないということですが、その後県北では震度2の地震も発生しております。先日は台湾でも地震が発生し、また、東北地方をはじめ、比較的大きな震度5程度の地震が全国各地で頻繁に発生しており、警戒を強めていく必要はあろうかと考えております。

めて「防災小説コンテスト」は再び開催して、昨年度の優秀作品を5月初旬には公表し、5月26日の「防災の日フェア」では授賞式を行うことにしております。いろいろな形で啓発を行い、そして県全体として備え、防災力の強化につなげてまいりたいと考えております。

日向坂46「ひなたフェス2024」について

と2点ほどあります。日向坂46による「ひなたフェス2024」の開催リリースが行われたということです。ひなたフェスが9月7日・8日の2日間にわたって、ひなたサンマリンスタジアムで開催されるとのことです。先日、横浜スタジアムでのコンサートのアンコールのときに、サプライズのような形で発表いただいたということです。日向坂46とは、2019年にけやき坂46から改名したときから宮崎とこの名前に接点があるということで、私もテレビ番組の企画で、ひなたサンマリンスタジアムでのロケにも参加させてもらったことあります。名前つながりということで宮崎をたびたび取り上げていただいたり、宮崎でのロケも行なっていただいたという接点がある中で、4年ほど前からMRT宮崎放送さん及び日向坂46所属の会社と宮崎で何かできないだろうかという協議を重ねてきました。そして2年ほど前に、まさに「ひなたサンマリンスタジアム」でライブができないかという提案をいただきました。

なたサンマリンスタジアムは天然芝でありますので、その芝を傷めるわけにはいかないということで、いろいろなイベントの類はこれまで行なっておりません。しばらく前にはJC(公益社団法人日本青年会議所)の全国大会でそこを使えないだろうかと真剣に相談を受けたことがあります。何とかできないかという思いはあったのですが、難しく、そのときは答えを出せなかったところであります。今回なぜできるようになったのかというと、天然芝でのコンサートの開催実績のある球場管理者の指導・助言をいただきながら、養生のためのシートを敷いたり、それも技術がレベルアップして、より傷まない仕組みを今回初めて活用する中で、さらに高校野球大会などの開催日程調整を行なって、初めてこのようなライブ開催が実現に至ったということであります。

ちろん、スタジアムは野球が本筋ではありますが、人工芝のスタジアムなどは大規模なイベントや展示会などで各地で使われています。それはうらやましいなという思いで見ていました。もちろんひなたサンマリンスタジアムの魅力は天然芝ではありますが、スポーツとイベントが両立するきっかけになればなという思いで楽しみにしております。もちろん日向坂46は大変発信力のある注目度の高いグループで、2日間で5万人を動員するのではないかということも今、主催者の方では想定していただいているということです。本県の魅力の発信、また経済効果に大きく期待しているところでございます。

間主導のイベントでありますが、WBC等におけるいろいろな交通の輸送体制やノウハウが蓄積されていることもありますし、様々な関係機関と連携して成功に結びつけてまいりたいと考えているところであります。

鵬翔高校グラウンドでの落雷事故について

後の1点です。先日、高校サッカーの交流試合の中で落雷による負傷事故がありました。まだお一人は残念ながら重体で意識は戻らない状況で、大変痛ましい事故の発生に心を痛めております。まずは被害に遭われた生徒の皆さん、そして学校関係者、ご家族の皆様に心よりお見舞いを申し上げます。

今、医療関係者による治療行為が進められており、何とか回復してほしいと祈っているところでありますし、直接現場に居合わせた子どもたちの心のケアも大事であろうかと思います。今は学校等で対応を図っていくために専門家の派遣などの支援を行なっているところです。それに合わせて、今後のスポーツ活動における安全対策は今回の事を教訓として進めていく必要があろうかと考えております。「スポーツランドみやざき」を掲げる本県としましては、やはり安全に開催することが非常に重要だと考えております。

回の事故を振り返ってみると、雷注意報が全県的に出ていたということであります。私自身もサッカーをしますし、自分の子どもたちのときには、保護者会の会長などもしておりました。サッカーの試合や練習の時は、雷注意報が出てたり雷が光ったり鳴ったりしたときはその場から引いておりますが、雷注意報だけが出たときにどういう対応をしてきたか自分のことを振り返っても今回のような被害に遭わないための工夫として考えるべきことがあるのかなと思います。

校関係者には通知を行い、この落雷も含めた災害への備えをしていただきます。気象庁が「雷ナウキャスト」等のアプリによって情報を発信しているということで、今後はしっかりと主催者及び関係者がそういった情報を得て、雷も含めて安全対策を徹底していただきながら取り組んでいく必要があることを改めて感じたところです。

注意報が出るのは年間100日とか200日とかで、意外と多いと聞いております。そのため、雷注意報が出ただけで全部の屋外の活動をストップして退避をするのかというところも検討する必要があろうかと思います。いずれにせよ今持ちうる限りの情報を入手して、しっかりと安全確保に取り組んでいく必要があると考えております。私から以上です。

質疑応答

「KITTE大阪」への期間限定アンテナショップ出店について

(UMK)

まず資料をいただいています発表事項の一部について、いくつか教えてください。大阪のアンテナショップについてですが、皆さん期待している大阪・関西万博の開催期間とかぶる形で出店できるということで、どういった方にターゲットを絞って宮崎の食と文化をPRしたいのか、どういった品をPRしたいのか改めて期待のところを教えていただければ。

(知事)

コロナが5類に移行して、特にインバウンドが回復して都市部を中心に海外も含めて多くの人出があることを実感しております。そういう中で約1年後には大阪・関西万博が開催されるということでさらに世界の注目が集まる。世界、そして国内からも多くのお客様が来られ、人の行き来が想定される、そういう大阪における本県の魅力の発信の一つの拠点として機能させていきたいと考えております。

密に考えると契約はこの1年間であるため来年の7月までとなっております。そのためそれを延長するかどうかは、また途中で判断するということになります。今後の動向、それからこのアンテナショップの反応等を見据えながら、しっかりと大阪・関西万博という機会に発信をしてまいりたいと考えております。

れはあくまで県のアンテナショップでありますが、九州知事会としては、各県がそれぞれ取り組むものを含めて、九州全体としても大阪・関西万博でのアピールを考えておりますし、そういう取組とのさらなる連携も図りながらこの機会を活かしていきたいと考えております。

防災小説コンテスト最優秀作品の動画化について

(UMK)

防災小説コンテスト」動画についてですが、年度当初というのもありまして、能登半島地震から始まって昨日の震度5弱の地震と、その間に台湾の地震もありました。防災について向き合う1年になりそうなスタートを切ったのですが、こういった身近な動画のPRも含めて改めて県民に備えについてコメントがございましたらお願いいたします。

(知事)

の元日の能登半島地震は強い衝撃をやはり我々としても受けました。県民の皆さんの、特に木造住宅等の耐震化の意識・関心が今高まっていることを感じております。それも含めて、南海トラフ地震は今後40年の間に90%程度の確率で起こると専門家の知見として言われておりますので、そこへの備えをしっかりと進めていきたいと考えております。特に、この耐震改修についてはこれまでも報告しておりますように、県内では今耐震化率が84%となっており、これをさらに引き上げていきたいということで、当初予算においてもその啓発費用を計上しております。それから耐震改修を支援する予算も国・県・市町村の連携によるものがありますので、しっかりそれを活用して必要な備えをしていただきたいと思います。

の当初予算でCM等を今準備しているところであります。それから様々な啓発に取り組んでまいりたいと考えておりますし、先ほど少し口頭で触れましたが、県が5月第4日曜日に設定している「防災の日」では、出水期を前に防災の備えをさらに強めていこうということで、「防災の日フェア」なども行なっていくことにしております。9月1日の「防災の日」、それから「津波防災の日」ですとかそういう折に触れて、様々な発信をしていきたいと考えております。自助・共助・公助、それぞれ備えをさらに強化していきたいと考えております。

「KITTE大阪」への期間限定アンテナショップ出店について

(時事通信)

KITTE大阪」の件で関連で教えていただきたいのですが、こちらの予算につきまして、それから改めてどういったアンテナショップにするのかというのを教えていただければと思います。特に東京のアンテナショップとの違い、例えば大阪ならではの個性を出すのかどうかその辺を教えていただけますでしょうか。

(知事)

KITTE大阪は、スペースの関係から調理スペースがあって、調理したものを出せる状況ではございません。東京のKONNEに関しては2階にレストランがあって実際に食べていただいており、これも幸い、大変人気も高まっているということでありますが、KITTE大阪ではスペースの制約から加工品であったりいろいろな農畜産物の販売が中心になると考えております。今回出店するフロアには先ほど申し上げましたように、各県や自治体のアンテナショップが集約します。日本のいろいろな地域の魅力を発信しようというフロア設定がなされております。いい意味で相乗効果を図りつつ、いい意味で競争しながら宮崎の魅力の発信につながるスペースとして活用していきたいと考えております。そして、やはり来年の大阪・関西万博を見据えて、人の行き来がさらに活発化する流れを捉えていきたいと考えております。

(国際・経済交流課)

算につきましては、約800万円と考えております。

(時事通信)

れは賃料ということでよろしいでしょうか。

(国際・経済交流課)

回、什器のリース料ですとか装飾費・広告費等のプロモーション経費という部分で計上しておりまして、賃料につきましては、売り上げの15%という設定に、不動産会社の方となっている状況でございます。

令和6年度の県政運営について

(UMK)

の他ございませんでしたら、今年度最初の定例会見ということで、今年度どういうふうに県政に臨むか、一言お願いいたします。

(知事)

日は庁議が終わった後に「日本一挑戦プロジェクト」の推進本部を立ち上げたところであります。

の令和6年度は、コロナ禍、物価高騰や自然災害等から宮崎の再生を図っていこうという課題設定と、本県の強みをもっと伸ばしていくことによって宮崎の未来を切り開いていく「日本一挑戦プロジェクト」が大きな柱になっているところであります。しっかりとそれぞれ成果を出して、コロナ、物価高等から影響を受けたこの社会経済活動をさらに活発化をさせていきたいと思います。

年はWBC等のスポーツ合宿、それから宮崎県人会の世界大会、G7宮崎農業大臣会合等がありました。そういうイベントを通じて、コロナからの再生に向けての流れができつつあると考えておりますが、それをさらに前に進めていくのがこの令和6年度であろうかと考えております。日本一挑戦プロジェクトについても、いよいよ本格化してまいりますので、しっかりと成果に結びつけていく。そして市町村、関係団体との連携をさらに深めていきます。しっかりとそういう旗は立てましたので、あとは実現に向けて進めていくところに力を注いでまいりたいと考えております。

国民スポーツ大会の開催の是非について

(共同通信)

国知事会長の宮城県知事の村井さんが、昨日の記者会見で国民スポーツ大会について個人的なお考えとしては、廃止も一つの考え方ではないかという趣旨の見解を述べられたと報道がありました。運営費の負担などが背景にあるようですけれども、河野知事は国スポの開催の是非について、現時点でどんなお考えをお持ちでしょうか。

(知事)

ず背景として全国規模の持ち回りで行われるようないろいろなイベント・行事は、財政的な面も含めて負担になっているものが多いのではないか、今の時代に合わせて見直しを行うべきではないかという問題意識のもとに全国知事会で調査を行い、その中でもやはり関心が高かったのが、これまで国体と言っていて今年から国スポになるこの国民スポーツ大会の運営についてであります。

ず我々は3年後に開催を控えております。それについてはこれまでも申し上げておりますように、「スポーツランドみやざき」を掲げている本県でありますので、単に順番が回ってきたからやるということではなく、「スポーツランドみやざき」の将来につながるような取組にしていきたいというのが基本スタンスであります。我々はそこに今注力しているわけですが、3巡目が全国で回ってきたときに、今までと同じようなやり方でいいのかということについてはしっかり議論する必要があろうと私も考えております。それはやはり財政的な負担、それからやはり事務負担がかなり大きいということがあります。これまでの国体や国民スポーツ大会の意義としては、持ち回りをすることによって、いろいろな施設整備のレベルアップを図っていき、さらにはスポーツの振興及び競技力の向上を図っていこうというものであります。その目標とは大変大事でありますし、それが一定の成果を出してきました。かなり今、施設整備も全国的に進んできておりますので、1回目、2回目と同じようにやるのかどうなのかというところはしっかり腰を据えて議論をするべきではないかと思います。ただ漫然と3巡目に同じように入るべきではないよと地方の声としてまず上げたということになろうかと考えております。それをどういうふうな形でやればいいのかということについては、これは様々な見方や考え方があろうかと思います。私もこうすべきだというところまで今整理ができているわけでありません。例えば、今は各県開催でやっていますが、それは負担も大きいということであれば、ブロック開催も考えられるわけです。今、高校総体がそのような形で開催されています。そうすると負担も減ります。しかもあれだけ多くの種目をやるのかどうなのかということ、それから冬のスポーツは開催地が限られていることもあります。しかし、スポーツの振興やスポーツ施設の整備を図っていくことの重要性がありながら、3巡目以降にこの国スポをどういうふうに開催していくかということについてはしっかり私も議論に加わっていきたいと考えております。

(共同通信)

連で障スポについても同じようなお考えということでよろしいでしょうか。

(知事)

がい者スポーツに関して言うと歴史も浅い部分がありますし、しっかりとこの機会を設けていくのは国スポ以上に意義とがあろうかと考えております。先ほどブロック形式でと申し上げましたが、障がい者スポーツに関しては各県開催を残していくことも意味があるのではないかなと思います。これも整理できていることではありませんが、国スポと併せて行われる障がい者スポーツ大会に関してはむしろもっと充実を図っていくことも考えられるのではないかなと思います。

(UMK)

連して、ブロック開催とありましたが、九州全域でのブロックなのか九州南部なのかなど、エリア的にどのようなイメージをお持ちか教えていただければ。

(知事)

れは例示で申し上げたところで、高校総体などは南九州というブロックであったと考えておりまして、いろいろなグルーピングは考えられようかと思います。

(宮崎日日新聞)

連して、村井知事は廃止という言葉を使われました。去年の11月の全国知事会のご意見では聖域を設けずに検討していくということだと思うのですが、廃止という表現を使われたことについては、知事としてはそれも一つの選択肢なのか、どういうふうに受け止めていらっしゃいますか。

(知事)

れはおそらく議論喚起をするために高めの強いボールを投げられたという印象は受けます。私は今すぐに廃止すべきという方に力点を置いて考えているわけではありません。何らかの形で続けることに意義があるのではないかと考えております。障がい者スポーツを中心にしながらもスポーツを全国的にやっていくという仕組みは何らかの形で残すべきではないかと考えております。

肥薩線の復旧について

(宮崎日日新聞)

日、JR九州と熊本県が肥薩線の川線の復旧に基本合意をしたということでした。併せて鹿児島と本県にまたがる路線・区間については別途協議をするという意向をJR九州側として示されたようですが、まずこのことについてどういうふうな受け止めを知事は持っていらっしゃいますか。

(知事)

はりこれまで発表されている輸送密度なども熊本県内側の区間とそれから鹿児島からの区間というところでは数字の上で差がありますので、まず今の段階ではそのような表明になっているのかなと考えております。本県も真幸駅がそこに含まれておりますので、しっかりと今後の議論を注視していきたいと考えております。

(宮崎日日新聞)

枠で協議の枠組みを作りたいという話で、これについて国の方もそういう協議を後押ししていきたいということを、大臣等も言われているのですが、現状でJR側から何かコンタクト等があったのかとかいうところ、どういう協議の枠組みを想定しているのかというところも含めて教えてください。

(知事)

れは特にそういう話があるわけではありません。あくまでやはり、輸送密度の違いという話を申し上げましたが、基本的に復旧を図っていただきたいという思いは変わりはありません。

(宮崎日日新聞)

まで肥薩線というのは、熊本側の議論を見守りつつ、あちらが復旧するのであれば一体的な復旧をしていただきたいというのが、本県であったり地元のえびの市の基本的なスタンスだったと思うのですが、この点については、改めてJR側に県から伝えられたりとか、そこの認識に変わりがないのかというのはどうでしょうか。

(知事)

本的なスタンスは変わりはないです。この協議にもオブザーバーとして参加しているところでありまして、しっかりと情報収集して、鹿児島及び熊本と連携して、早期の復旧を目指していくという基本スタンスの部分は変わりありません。

宮崎空港の特定利用空港への指定について

(宮崎日日新聞)

崎空港の特定利用空港の指定についてですが、今回の指定をどのように受け止めているのか、それから県民にとって今回の指定がどういったメリット、デメリットがあるというふうに現在お考えになるのかを聞かせてください。

(知事)

が防衛政策を考える上で、このような万が一に備えた対応の方針が示されたのかなと考えております。あくまで通常の利用を基本にしながらも、万が一のときには、そこの活用も考えられるようにということでありますので、今後ともどのような対応が図られるのかというしっかりとした情報提供と、通常の安全運行を阻害しないようにお願いしたいというのが基本スタンスであります。

(宮崎日日新聞)

リット・デメリットの話で言うと、一部ではやはり物流や観光や災害の際に、空港が整備されることによってうまく活用できるようになるのではないかという期待の声もある一方で、やはり有事の際に標的になってしまうのではという声もありますが、それに関してはどういうふうにお考えでしょうか。

(知事)

備といってもどういったものが考えられるのか、まだそこは十分に説明や情報をいただいていないと考えております。今後どのように備えていくのか、訓練がどのように考えられるのか、今後の情報提供を注視していきたいと考えています。

(宮崎日日新聞)

府は米軍が利用することはないと現状では説明していますが、知事はこれに関しては額面どおり受け取っていらっしゃいますか。

(知事)

衛政策に責任を持つ国としてのコメントを受け止めるしかないです。ただ、有事というのは本当に何がどのように起こるかわからない状況の中で、日米同盟が軸になるといったときに、そこの切り分けができるのだろうかというところは今頭には思い浮かびますが、政府のコメントを受け止めるしかないです。

(宮崎日日新聞)

の特定利用区分の指定がされましたが、県によっては県民・住民への十分な説明をしてほしいということを要望して、施設の所有者が県なのかということもあると思いますが、受け入れてない、指定を受けなかったというところもあるようですが、県としてはこの件について、例えば住民、県民に何か説明の場を設けてほしいなどのリクエストを国にしているのか、また、今後そういうことをする考えがあるのかというのはどうでしょうか。

(知事)

時情報を求めていく必要があると考えております。

(危機管理課)

民への説明は、日々の宮崎空港を想定した訓練が過去にも行われておりますが、その際にも住民へのご説明については要望しているところでございます。引き続き今回の指定などについても特段の動きがあった場合には住民への丁寧な説明というのはもちろん求めていきますし、安全安心というところを基本軸として求めていきたいと考えております。

鵬翔高校グラウンドでの落雷事故について

(朝日新聞)

頭でも知事の発言がありました落雷事故についてですが、知事ご自身もサッカーの経験がおありになるというお話がありましたが、そういう落雷について、危険な目にあったことがあるのかどうかというのが一つ。それと現時点の考えでどのような安全対策が必要と思ってらっしゃるか改めて聞かせてください。

(知事)

分自身の経験としては、自分がプレーしたときはないですが、子どものサッカーの大会などでやはり光ったり音が鳴り始めたときには、試合を中止して退避したという経験がございます。やはり、いわば予兆といいますか前兆といいますか、大気の不安定な状況を踏まえての判断をこれまでしてきたところでありますが、今回は特に、あの落雷の直前は雷の音が鳴ったり光ったりもなかったのではないかなと考えております。したがいまして、いくら晴れているから、雨が降ってないから、雷の音が鳴ってないからといって安全ということではなく、「雷ナウキャスト」でありますとかそういう情報をチェックしていくことが今後求められることなのかなと考えております。

(朝日新聞)

、情報通信もすごく発達しているので、やはりそういったものを十分活かした対策をというご趣旨でしょうか。

(知事)

い。

(UMK)

見を終了させていただきます。

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