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掲載開始日:2021年10月22日更新日:2024年5月9日

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重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するお知らせ

重症熱性血小板減少症候群(SevereFeverwithThrombocytopeniaSyndrome:SFTS)は、2024年の感染症発生動向調査において県内で3の報告がありました(2024年5月5日現在)。

2013年3月の届出開始以降、累積報告数は112件で全国で最も多くなっています。
この感染症は、マダニに咬まれないようにすることが最も重要な感染予防対策です。
マダニは、春から秋にかけて活動が活発になります。
野外活動の折には、しっかり予防対策を行い、マダニに咬まれないようにしましょう。

SFTSについて

SFTSは、2011年に中国において初めて報告された、SFTSウイルスによる感染症です。
主にウイルスを保有するマダニに咬まれることにより感染します。
主な初期症状は、発熱・全身倦怠感・消化器症状などで、重症化し死亡することもあります。

発生状況

世界では、2011年以降、日本、中国、韓国、台湾、ベトナムなどで患者発生が確認されています。

日本国内では、2013年1月に山口県において初めて患者が報告されて以降、複数の都府県において、毎年60~100名程度の患者が報告されています。

宮崎県内の報告数(2013年3月の届出開始から2024年5月5日まで)

年別

報告総数

うち死亡者総数

(※注意)

死亡の内訳(※注意)
発生届出時点

発生届出後から

公表まで

2013年(平成25年)

7

2

2 0

2014年(平成26年)

11

4

4 0

2015年(平成27年)

9

2

2 0

2016年(平成28年)

9

2

0 2

2017年(平成29年)

13

2

0 2

2018年(平成30年)

12

4

1 3

2019年(平成31年・令和元年)

8

3

0 3

2020年(令和2年)

5

2

1 1

2021年(令和3年)

13

2

0 2
2022年(令和4年) 10 3 3 0
2023年(令和5年) 12 3 1 2
2024年(令和6年) 3 1 0 1

112

30

14 16
  • (※注意:死亡者数は、発生届出から、発生届出以後の当該届出日が含まれる週に関する宮崎県感染症週報発出までの死亡者数であり、正確な死亡数及び致命率とは異なる。)

宮崎県内の年代別報告数(2013年3月の届出開始から2024年5月5日まで)

年代 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳代 80歳代 90歳代 合計
報告数 1 1 2 5 26 42 29 6 112

グラフ

地域別発生数(患者居住地)(2013年3月の届出開始から2024年5月5日まで)

地域

(保健所別)

宮崎市・

中央

日南

都城 小林 高鍋 日向

延岡・

高千穂

県外 合計
発生数

30

19 6 1 19 19 15 3 112

感染推定地域は県北部から県南部まで幅広く分布していますので、県内全域において注意をお願いします。
また、推定感染時の活動内容は、農作業や山林作業が多いですが、庭仕事や家の周囲の散歩でも感染が疑われるケースもあり、身近な活動でも意識して感染対策を取り、引き続き注意をお願いします。

全国の発生状況について

立感染症研究所によると、2013年3月4日から2024年1月31日までの期間で、全国で939件の報告がされています。

国立感染症研究所グラフ

SFTS症例の届出地域(国立感染症研究所ホームページから抜粋)

感染経路

多くの場合、ウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染します(インフルエンザのように容易にヒトからヒトに感染して広がるものではないとされています)。
最近の研究では、SFTSウイルスに感染し発症している動物にかまれたり、その血液などの体液に直接触れたりすることで、SFTSウイルスに感染する可能性も否定できないとされています。

【マダニとは】

  • 堅い外皮に覆われ、比較的大型(3~4mm)であり、主に森林や草地等の屋外に生息しており、日本全国に分布しています。
  • 寝具や衣類に発生するヒョウヒダニなど家庭内に生息するダニとは種類が異なります。

マダニ画像

症状 

ウイルスを保有しているマダニに咬まれた後、6日から2週間程度の潜伏期間を経て、主に発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)が出現します。
時に頭痛、筋肉痛、神経症状(意識障がい、けいれん、昏睡)、リンパ節腫脹、呼吸器症状(咳など)、出血症状(紫斑、下血)を起こします。

感染予防対策 

ダニに咬まれないようにすることが最も重要です。

むらや藪など、マダニが生息する場所に入る場合には、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴を着用して肌の露出を少なくしましょう。

【服装のポイント】

予防服装の画像

  • DEET(ディート)やイカリジンという成分を含む虫よけ剤は、一定の効果があるとされています。
  • 地面に衣服などを置くと、マダニが付着することもありますので、着る前や家に持ち込む前には、衣服をはらうようにしましょう。
  • マダニに咬まれても、痛くもかゆくもないこともあります。屋外活動後はシャワー浴や入浴をし、マダニに咬まれていないかを確認しましょう。特に、首、耳、わきの下、足の付け根、手首、膝の裏などがポイントです。
  • 現在のところ、SFTSに対して有効なワクチンはありません。

 

ネコ、イヌなどがSFTSに感染した事例(ネコの場合、約6割が死亡)や、体調不良のネコに咬まれたヒトがSFTSに感染した事例が確認されています。

  • 動物を飼育している場合、動物からの感染を予防するためには、過剰なふれあい(口移しでエサを与えたり、動物を布団に入れて寝たりすることなど)は控えてください。また動物に触ったら必ず手を洗いましょう。
  • ペットを家に入れる時には、ブラッシングなどを行い、マダニが付着していないか確認しましょう。また、獣医師に相談してマダニの駆除剤の使用を検討するなど、ペットに付着したマダニは適切に駆除しましょう。
  • ペットの体調に注意し、体調不良の際には、咬まれたり舐められたりしないよう注意し、動物病院を受診しましょう。(健康なネコやイヌ、屋内のみで飼育されているネコやイヌからヒトがSFTSに感染した事例はこれまでに報告がありません。)

マダニに咬まれたことが疑われる場合、症状が出た場合

  • マダニ類はヒトや動物に取り付くと、長時間(数日から、長いものは10日間以上)吸血しますが、咬まれたことに気が付かない場合も多いといわれています。
  • マダニに刺されていることに気が付いた場合は、無理に引き抜こうとせず、医療機関(皮膚科など)でマダニの除去、洗浄などの処置をしてもらってください(無理に引き抜こうとするとマダニの一部が皮膚内に残って化のうしたり、マダニの体液を逆流させて病原体が体内に入りやすくなることが懸念されます)。
  • マダニに咬まれたことが疑われる場合は、2週間程度は体調の変化に注意し、発熱等の症状が認められる場合は、速やかに医療機関で診察を受けてください。
  • 診察の際は、いつ、どこで、どこを咬まれたか、どのような活動や行動をしたか、ペットの飼育や動物との接触状況などの情報を伝えましょう。

医療機関に対するお知らせ

重症熱性血小板減少症候群(病原体がフレボウイルス属SFTSウイルスであるものに限る。)については、2013年3月4日に感染症法における四類感染症に指定されました。
つきましては、次の届出基準にある臨床的特徴を有する者を診察した結果、症状や所見から重症熱性血小板減少症候群が疑われる場合等は、最寄りの保健所に御連絡ください。

査結果により診断が確定した場合は、直ちに保健所への届出が必要です。

関連するページへのリンク

県が作成したポスター、リーフレット

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お問い合わせ

福祉保健部薬務感染症対策課感染症対策担当

〒880-8501 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号

ファクス:0985-26-7336

メールアドレス:yakumukansensho@pref.miyazaki.lg.jp