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掲載開始日:2022年6月16日更新日:2022年6月16日

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令和4年度知事とのふれあいフォーラム分野版(第3回)

内容

開催日時等

開催日時

令和4年6月5日(日曜日)午前9時から正午まで

場所

県庁本2講堂

テーマ

実現したい未来を考える

参加者

県内の大学生、高等専門学校生および社会人14名

ふれあいフォーラムの内容

 知事挨拶

  • 本日は、大変貴重な日曜日に、「ふれあいフォーラム」に参加いただき、心から感謝申し上げる。
  • 通常であれば、10人程度の参加者の皆さんと、90分間意見交換をするというパターンであるが、皆さんは本日朝9時ぐらいから議論を始められているとのことで、その成果を踏まえての議論ということになる。
  • 朝早くから、それぞれの班ごとに熱心に議論いただいたことをありがたく思うとともに、ぜひ、皆さんからさまざまなご意見・ご提言を聞かせていただければ幸いである。

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 フォーラムの様子

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 主な意見など

1.一人ひとりが生き生きと活躍できる社会について

  • 具体的なイメージの中では、「子どもだけではなく、大人も学び直しができる仕組みが整い、生活や仕事の充実につながっている」という内容について議論した。なぜ、その内容に決めたかというと、宮崎県は全国と比べて高齢化率が急上昇している県でもあり、2040年になっても、高齢者の多い地域であると想像したからである。そのような中で、デジタル化はさらに進み、便利な世の中になる一方であることは予想されるが、高齢者の方が上手く利用できずに、取り残されてしまうのではないかということを懸念して話し合った。
  • 若者世代にもデジタルの使い方についての教育がなされていると思うが、親の世代にも、デジタルの活用方法などがわからない方もいるとのことで、親世代以降へのアプローチについて考えたところである。若者世代、子育て世代、子育て終了世代、高齢者世代と、大きく四つに分け、「どの世代も取り残さずにデジタル化に対応できることを目指す」ということを議論した。まず、若者世代については、「宮崎県のことだけではなく、デジタルを利用し、世界や他県に目を向ける機会を作るということが大切ではないか」という意見が出た。その理由として、「他の地域のことを知ることにより、宮崎県の良さが改めて分かり、宮崎県に在住する期間が長くなるのではないか」という意見が出た。
  • 小学生においては、「課外活動などにおいて、早い段階から地元文化に触れる機会をたくさんつくることも大切ではないか」という意見も出た。子育て世代については、子どもに対してタブレットやインターネットの正しい利用方法を教えることができない方もいると思われるので、親子でインターネットなどの利用方法を学ぶ場を作ることもよいと思われる。具体的には、学校での参観日などを利用して、親子一緒に授業のような形で、インターネットの使い方を学習する機会を設ける方法も考えられる。
  • 子育て終了世代や高齢者に対してもデジタル格差のない状態を作りたいと考えた。そのためには、「歩いて行ける場所、公民館などで研修会を行い、デジタル機器の使い方だけでなく、デジタル化の目的自体を伝え、便利さを実感してもらえる場にしてはどうか。」などの意見が出た。
  • 中には、デジタル支援員を活用し、役所などでセミナーを受けることができる自治体もあると伺ったが、公民館など、もっと高齢者にとって気軽にいける場所で、研修会などを行う方がより効果的かと思われる。また、セミナーの内容も、家族とのテレビ電話などを実際に使ってみて便利さを実感してもらうなどの機会も設け、支援などをしていくことが必要ではないかと考えた。
  • 一人ひとりがデジタル化に上手に対応して、生きがいを見つけながら生活する社会「デジタル化に誰一人として取り残さない」ということが、1班が考えた将来像になった。

2.安全・安心で心ゆたかに暮らしを楽しめる社会

  • さまざまな具体的イメージが示されている中で、私たちが一番共感したのは、「地域の需要に応じた地域交通サービスが維持されている」という部分である。その理由として、地域交通サービスが低下すれば、認知症高齢者の増加や、災害に対して備える力の低下、さらに若者が、宮崎ではなく県外に就職するという悪循環が起こると考えたからである。また、地域交通サービスを、維持と進化という二つのカテゴリーに分けて考えた際、まず、地域交通サービスが維持されることが、宮崎のすばらしい自然を守ることに繋がるのではないかと考えた。
  • 地域交通サービスの向上で、都市部、例えば宮崎市内に人口が集まる傾向があるにしても、自然豊かなところへ気軽に行けたりすることで、観光地として発展することによる人口増加も見込めるのではないかと考えたところである。また、既存の路線のバスや電車の本数を増やすことも、地域交通サービスの維持に繋がるのではないかと考えた。
  • 進化というカテゴリーでは、新幹線や自動運転技術の活用が話題になった。宮崎には今、新幹線が整備されていない状況である。新幹線のある環境に憧れる若者もいるのではないか。また、その憧れの気持ちが都市部への人口集中に繋がっている側面もあると思われる。次に自動運転技術であるが、自動運転により、運転のできない高齢者が山村に住んでいても、気軽に医療機関や都市部へ足を運べるのではないかと考え、自動運転技術の進化を挙げさせていただいた。
  • 新技術の活用などとして、ドローンによる宅配やネット通販についても、山村では特に有効ではないかという話題も出た。宮崎県には自然豊かな場所が多い中で、一方、宮崎市のような賑やかな場所もある。それらが地域交通サービスの維持で繋がることにより、両立できるのではないかと考えた。

3.力強い産業と魅力ある仕事があり、安心して働ける社会

  • 共感したのは、「一人ひとりの希望や事情に応じてフルタイム勤務にとらわれない働き方(短時間勤務、フレックス)や、副業・兼業・テレワークなど、個人の持っている能力・技術を最大限に発揮できる働き方が実現している」という具体的なイメージである。具体的には、「お金はたくさんもらっているけど、現状として生き生きしていない人が多い。働きがいはお金だけではなく、自由度の高い働き方こそが大事ではないか」という意見が出た。しかしながら懸念点として、「高齢化が進んで労働人口が減っている中で、各自が自由に休みをとると、空いてしまったそれぞれの仕事のカバーができないのではないか」という意見も出たところである。
  • 解決策として、「積極的に副業を認める」ということが出た。それぞれの能力や隙間時間を生かすことで、社会全体の効率化に繋がるのではないか、という考えである。また、「宮崎が先頭に立って、働く女性のサポートを打ち出すことにより、それが宮崎の魅力の一つに繋がるのではないか」という意見も出たところである。

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 知事総括

  • 本日参加の4年生の方は、就職も決まる時期だと思われる。3年生以下の方については、今後、どこで、どのような職種で働こうかということを考える大変重要な時期が近づいてくる。そういう中で、貴重な半日をいただいて、このような意見交換ができたことを、大変ありがたく思っている。
  • 本日は「宮崎のことを、もっと宮崎の人たちが知って、そしてその良さを、しっかり認識して愛してもらうこと」。さらに、「それを将来に向けて繋げていくためにはどうしたらよいか」について議論することができ、中でもデジタル・地域公共交通・働き方が話題の中心となった。
  • 県としても、しっかり方向性を示しながら、より良い県になるよう、今後、各施策を進めていきたいと考える。

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