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掲載開始日:2022年8月2日更新日:2022年8月2日

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令和4年度知事とのふれあいフォーラム地域版(第2回)

内容

開催日時など

開催日時

令和4年7月26日(火曜日)午後1時30分から午後3時まで

場所

びの市立文化センター研修室

テーマ

「未来に残したいもの、かわっていくもの」など

参加者

えびの市の皆さん17名

ふれあいフォーラムの内容

 知事挨拶

  • 今日はふれあいフォーラムにご参加をいただき心から感謝を申し上げる。
  • オミクロン株の状況だとか、ワクチン接種が進んでいるというような状況を踏まえて、いろんな活動を行わないということではなしに、ある程度実施をしながら、感染対策とのバランスを取っていくということで、ぜひこういう意見交換も行ないたいという思いである。
  • えびの市といえば、やはり今年の大型連休の入り込みの観光客数が高千穂などを上回って県内でナンバーワンだったということが非常に印象深いものがある。やっぱりコロナという状況の中で、アウトドア、屋外でのレジャーを多くの方がしているということだと思う。
  • 硫黄山の噴火から4年が経過するわけだが、まだまだ活動も活発な状況の中、そして道路などの通行についてもいろんな課題がある中で、それだけの人気を集める場所というのは、ポストコロナに向けて非常に弾みになるのではないかと考えたところである。
  • えびのをめぐっての明るい話題といえば、米の特Aを3年連続で取得したことである。この霧島地域が3年連続で特Aを取ったのはえびののおかげである。
  • このえびののポテンシャルというのを、皆さんと一緒に改めて議論する時間になればと思っている。

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 フォーラムの様子

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 主な意見など

1.新型コロナの影響について

  • 100名以上集まってする活動が、コロナ禍によって中止という判断をここ3年することになった。どうすれば良いか話し合った結果、通信便りを出すことになり、それを今頑張っている。
  • 高齢者の人たちも健康体操だとか食事会だとか、いろんな意味で、外に出ての人との付き合いが少なくなった。そういう人たちを、どのように支えていくのか、地域の中で、どのように見守り、支えていくのかというのが、大きな問題になってくると思う。
  • ここ2、3年、中高生は修学旅行に行けないので、山登りに行く人がかなり増えた。1日240人とか、学生さんたちを山に案内するということが増えてきている。それは、ある面では地元を知るということでは、いいことでもあると感じた。
  • 高齢者クラブに入る人が少ない。行政の方で指導・援助していただいて、区長会でも一つのテーマで何か取り上げていただいて、何とか入るようして欲しいと思っている。
  • 今までずっと定例行事として行なっていたものができなかったりとかして、それをまたやるのは倍の力が必要。行事はやめようという雰囲気じゃなくなってきているので、もっとそれが加速していけば、活動がやりやすいと思う。
  • コロナ禍、あるいは今のウクライナ情勢、数々の課題の中で、食を守るために農業者の方々は頑張っている。いろんな影響があったが、デジタルの技術とか、会議はZoomでとか、今まで気づかなかったことが、すごく広がったような気がしている。
  • コロナの感染者が増えたときに、県がどういう対策をとっていくかで、旅館・ホテルは、求人を出すか出さないかを決めないといけない。もし営業時間短縮要請などがあると、求人を出した人たちの仕事がなくなってしまう。

2.人口減少の中でどういったことが課題か

  • えびのに限らず、全国的に今、出生率がかなり下がっている。知事会とかでも、こういう問題・質問が出ると思うが、我々まで聞こえてこない。知事として、今のこの出生率・人口を増やせるのか。
  • 意外と子どもは郷土愛を持っている。「えびの学」という、えびのについての勉強をしている。よその景色を見ることは大事だと思うが、時代が変わってITなどで地方でも活躍できる。そいうことを親世代が知るのも大事なのかなと思う。
  • 独身男女が出会える機会をえびの市でもつくれば、県外で結婚相手探しをしなくても、えびので結婚できる。こういうことを県内全域ですれば、人口が増えると思う。
  • 結婚も高齢化がすごく進んでいる。結婚した後に、不妊治療をしなければいけないということがわかった。県内で3つしか不妊治療を行えるところがない。あとは産科もない。
  • 志布志から都城、高千穂町の方も新しい道路できている。いろんな道路ができているが、えびの市はちょっと取り残されているのではないかと懸念している。
  • 吉都線の利用者数が少なく、なくなる可能性がある。それまでに交通インフラを整えて欲しい。
  • 学校全体の人数が減ってきていて、飯野高校に今は2つある学科も、そのどちらかがなくなってもおかしくない。飯野高校に行きたいのに、行きたい学科がない。だから小林、県外に出ないといけないとなってきて、人口減少が進んでいってしまう。
  • 飯野高校の県外生に、「えびの学」ではわざわざ地元のことを学ぶということにすごく驚かれる。えびの市や宮崎がすごくいいところなのだと感じさせてくれるようなものがあるといいと思う。
  • これから農業も後継者問題が深刻になっていく。ますますデジタル化の農業というのは進んでいくだろうという部分を、県でも十分に試験などしていただいて、今後の農業の発展のためにお願いしたい。
  • 宮崎県が、全国で一番子どもを大事にしていると、子育てするには一番は宮崎県だよと言われるようにしないといけない。
  • 特に高齢化によって、自治会が非常に危機的状況になっている。また、役員を担う自治会長になる人がいない。県の自治会連合会と行政が密に接触して対策を実施していただきたい。

3.えびの市の皆さんが考える「未来に残したいもの、かわっていくもの」

  • 未来に残したいものは、やっぱりこの雄大な自然と、水質だったり、お米だったり、蛇口をひねるとおいしい水が出るということ。
  • 変わっていくものとして、行政と一緒にプロジェクトなどでもっと京町を綺麗にして、京町が浮世離れした癒しの場所になったらと思う。
  • 未来に残したいものは、水のおいしさと食。お米がものすごくおいしい。
  • 未来に残したいものは、水田関係である。10年ぐらいしたら、その管理やこの景観を維持するために、誰がどうしていくのかということが一番課題になる。

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 知事総括

  • 京町温泉があるということ、将来に向けて一つの大きな拠点になるというのは、えびのの強みだと思う。
  • 宮崎市や都城市といった、県内における都市部への移住が多いが、それをもっと、他の地域にも目を向けてもらう、というところが非常に重要だと思っている。
  • 今日は少子化のテーマが非常に多かった。県内でもえびのは子育てしやすいというところは、まだまだ隣近所の助け合いの仕組みがあるからではないか。
  • 非常に幅広く、また重要なテーマをご指摘いただいたというのが今日のフォーラムの印象として残った。我々の課題の認識は、共通しているのではないかと思う。それを一つ一つ解決すべく取り組んでいきたい。
  • 県内全体の魅力を考えるときに、えびのでも話がある「食」、やっぱりそこは強みである。それからもう一つ「スポーツ」である。それから、「森林資源」、「自然」、「神話」というのは宮崎にとって非常に大きなものである。
  • こういう宮崎の強みを生かしていくことが、少子化や人口減少対策なり、地域の活力にも結びついていくというのを今強く感じるところ。具体的にどうしたらいいかというところを、ご意見も踏まえながら、市町村や国と一緒になりながら進めて参りたいと思う。
  • 実りある議論ができたことに感謝を申し上げます。

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