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掲載開始日:2011年1月5日更新日:2011年1月5日

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高病原性鳥インフルエンザに対する防疫徹底のお願い

発言

御存知のとおり、1月21日に宮崎市佐土原町の種鶏農場において、さらに1月23日には児湯郡新富町の採卵鶏農場において、高病原性鳥インフルエンザの感染が確認されました。

韓国や国内での発生を踏まえて、県全体での警戒や各農場の防疫体制の強化を進めていただけに、私としても非常に残念に思っております。
今後、これ以上感染が拡大することがないよう、国や市町村、関係団体との密接な連携のもとで、徹底した防疫措置を講じてまいりますが、万全の対策を効果的・効率的に遂行する上で、養鶏農家やその関係者、県民の皆さんにお願いしたい事項を下記のとおりまとめました。

家畜防疫の重要性を御理解いただき、養鶏農家の皆さんの積極的な対応はもちろん、一般事業者や県民におかれても、積極的に御協力いただきますようお願いいたします。

1養鶏農家の皆さんにお願いしたいこと

  1. 防鳥ネットの隙間や穴、鶏舎の破損等がないかの確認を徹底し、必要に応じて対策を講じること。
    鶏舎の周辺に配合飼料の残りや生ゴミなどの野生生物のエサになるものを置かないこと。
  2. 鶏舎の出入りに当たっては、必ず作業服を着替え、長靴の履き替えを行なうとともに(長靴の踏み込み消毒のみでは不足です)、手指消毒を徹底すること。
  3. 農場の出入り口での車両消毒(車内、運転手含む)を徹底するとともに、鶏舎周辺の石灰による消毒を励行すること。
  4. 給水用の水は原則として水道水を使用し、その他の水を使用する場合には消毒を行なうこと。
  5. 特に必要のない人、車両等の農場への出入りを制限すること。
  6. 鶏の健康状態をこまめに観察し、死亡羽数の増加、産卵率の低下等の異常が見られた場合には、速やかに県家畜保健衛生所に連絡すること。

2その他の事業者、公共施設等に関するお願い

  1. 畜産関連の事業者においては、事業所内での従業員や車両等の消毒、消毒ポイントでの車両消毒を徹底するとともに、農場に出入りする際は、必ず車両消毒(車内、運転手含む)、人(特に靴底)の消毒を徹底すること。
  2. 公共施設、ホテル・旅館、店舗、レジャー施設、学校などの人が多く集まる施設においては、消毒マットによる靴底消毒及び手指消毒等を徹底すること。

3県民の皆さんへ

  1. 消毒ポイントにおける車両の消毒や公共施設等、人が多く集まる場所での消毒に積極的に協力すること。
  2. 特に必要がある場合以外は農場に近寄らないように努め、やむを得ず出入りする場合には必ず十分な消毒を行なうこと。
  3. 野鳥の糞が靴の裏や車両に付くことにより、鳥インフルエンザウイルスが他の地域へ運ばれるおそれがあるので、野鳥に近づきすぎないこと。
    特に、靴で糞を踏まないよう十分注意し、必要に応じて消毒を行なうこと。
  4. イベント等の開催については、基本的には、事態の進展に応じて、主催者の判断に基づく柔軟な対応をお願いしていくこととなるが、現時点(1月25日)での県としての考え方は、以下のとおりとする。
    • イベント等は、移動制限区域の内外に関わらず、会場等における消毒の徹底、農場に近づかないこと等の防疫措置を参加者に周知・徹底した上で開催すること。

消毒薬は、下記のものが効果的です。

車両、消毒マット

口蹄疫対策で使用している消毒薬で効果がある。(逆性石けん系消毒薬は鳥インフルエンザには効果があるが、口蹄疫には効果がない。)

人体(手指等)

アルコール系消毒薬等(人のインフルエンザ予防に使用される消毒薬等で効果がある。)

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