知事あいさつ

東日本大震災という大規模で複合的な災害に直面し、復旧・復興に向けた道のりの長さを実感しています。改めて、被災された方々に衷心よりお見舞いを申し上げます。

本県は、昨年来の口蹄疫や高病原性鳥インフルエンザ、新燃岳の噴火という一連の災害の中で、全国の皆さまからの温かい御支援により、大きな勇気と励ましをいただきました。

その感謝の思いも込め、被災地の方々に対し、「みやざき感謝プロジェクト」として、現地のニーズに合った、本県ならではのさまざまな支援に取り組んでいるところです。

今後とも、被災地の復旧・復興や、被災された方の受け入れ・生活支援など、息の長い支援を、県民一体となって進めてまいりたいと考えております。

さて、このほど、私が選挙のときにお示しした「政策提案」を踏まえ、県総合計画「アクションプラン」を策定しました。
このプランでは、今後4年間に優先的に取り組む施策として、危機事象への対応と再生・復興をはじめ、経済・雇用対策や地域医療の再生、中山間地域の活性化など、直面する緊急的課題に対応するための10の重点施策を設定しました。

併せて、これらを具体化するための「肉付け予算」や、農業、水産業、教育などの長期計画も6月議会を経て決定し、今後の県政運営の基本的な枠組みが定まりました。いよいよスタートという思いがしております。

これからも県民の皆さんとの「対話と協働」を基本として、宮崎の未来を切り開いてまいりたいと存じます。御理解と御協力を心よりお願い申し上げます。