宮崎県グラフ誌「Jaja」じゃじゃ

 

Jajaバックナンバー

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宮崎ハマユウポーク

「おいしさはサラダ感覚」
臭みが少なく、やわらかい肉質。

全国には大小300以上の銘柄豚があるといわれる。産地はもとより、品種が異なるもの、品種が同じでも飼料や飼育方法が異なるものなど、中身は様々だ。

宮崎県にも数々の銘柄豚がいるが、その先駆け的存在であり、エース級の品質を誇るのが「宮崎ハマユウポーク」だ。

宮崎の県花を名にもつハマユウポークは、宮崎県で独自に開発されたブランド豚。ランドレース種と大ヨークシャー種をかけあわせて作られた系統豚ハマユウをベースに、県内で生産されたもののうち、日本食肉格付協会の格付けで「中」以上、さらに肉質・脂肪の質が良好なものがハマユウポークと認定される。その数は、宮崎産豚の5%程度の貴重さだ。

豚肉のおいしさは、しゃぶしゃぶにするとよくわかるという。お湯にくぐらせるだけのシンプルな食べ方だけに、素材の良し悪しがストレートに味に反映されるためだ。

豚肉特有の臭みが少なく、やわらかさと、旨みをもったハマユウポークは、しゃぶしゃぶにすると、なるほどそのおいしさがひき立つ。キャッチフレーズの「おいしさサラダ感覚」は、素材そのもので勝負できる自信の表れでもある。

しゃぶしゃぶも含めて、ハマユウポーク使用のとんかつやカツ丼、ポークソテーなど、「ハマユウポーク」の名を前面に出してメニュー提供をする販売指定店もある。またハマユウポークのハムやソーセージ、カレーなどの加工食品も販売されている。宮崎で見かけたらぜひ、手に取って味わってほしい。