掲載開始日:2021年11月12日更新日:2021年11月12日

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新型コロナウイルス感染症対策本部会議(第39回)

開催日時

令和3年11月12日(金曜日)10時から

場所

防災庁舎43,44号室

出席者

本部員(本部長:知事、副本部長:副知事、本部員:各部局長等)

次第

  1. 感染の状況について
  2. 第5波の分析・検証について
  3. 今後の県の対応について
  4. その他

会議資料

議事概要

(日隈副知事)
ワクチン接種率について、特に10代、20代の若年層でまだ低い状況。おそらく大きく接種率が上がらない状態で、これから年末年始を迎えることになると思われる。昨年は部活動でのクラスターも発生した。接種率が低いということも踏まえて、学校活動など様々な活動の場において感染防止対策に十分留意するよう、教育委員会を中心に呼びかけをお願いする。
また、ひなた飲食店認証制度について、現在、認証施設数が2,600店舗となっており、あと一歩頑張ると3,000店舗までくるかなというところ。コロナが沈静化している状況で、安心して飲食を楽しめるように、認証制度の普及・啓発を行いつつ、大人数、長時間はできるだけ避ける旨の呼びかけも併せて進めていただきたい。

 

(福祉保健部長)
ワクチン接種については、教育委員会とも連携をしながら保護者宛に文書を発出し、呼びかけを行なってきたところ。一定程度の効果はあったとの認識だが、まだまだ十分ではないと考えている。今後も引き続き取り組んでいきたい。
次に、ひなた飲食店認証制度については、11月末には認証店数が4,000を超える見通しではあるものの、まだまだ十分ではない。引き続きしっかり呼びかけていく。また、認証店においても、店舗利用者側のマナーが重要になるので、利用者の方々に対してみやざきモデルの徹底を引き続きお願いしていきたい。

 

(知事)
第5波を振り返ってみると、これまでの累計新規感染者数の約半数がこの時期に確認されたことになる。このように強烈な感染の波に襲われたが、ワクチン接種が進んだことなど様々な対策が講じられたこともあり、新規感染者の数ほど重症者数や死者数が増えたわけではなく、第3波や第4波と同じような状況にはならなかったと思っている。病床の確保など受入体制も整備が進められてきたことで第5波をなんとか受け止めた。ただ、医療、入院調整の現場等では、ぎりぎりの対応があったと思うので、検証を生かし、次なる波に備えていくこと、そして大きな影響を受けた経済の回復を図っていくことが今の我々の課題だということを、この会議で整理できたと思っている。
ただ、状況はまた変化しており、これまでの波と同じような形で次の波が来るわけではないということに注意が必要。これまでの経験について全く意味がなくなるということでは決してないが、例えば、台風などは、こういう時期に来て、こういう準備をして備えていくのが何となくイメージできる。しかし、コロナについては、ワクチン接種が進んでおり、経口治療薬も準備が進む一方で、今、ヨーロッパ、とりわけドイツで1日5万人の陽性者が確認されるという状況もある。韓国においても、ワクチン接種率が比較的高い中でまた陽性者数が増えている状況がある。海外の状況にもアンテナを立てていきながら、今後、我が国がどうなるのかを考えていく必要がある。入国制限が緩和されたということもあり、海外との行き来もでてくると思われるが、そのことがどういう影響をもたらすのか、新たな変異株の発生の可能性など、現状から変化する要素があるということにも注意が必要。これまでの経験を生かしつつ、国の対策方針も踏まえ、本県の警報レベルのあり方も再度検討する必要がある。県民もこれまでの警報レベルの出し方にある程度慣れている部分もあるので、全く違った形でそこを進めていくときには、しっかりと説明していく必要がある。これまでの対策に手応えも感じながらも、次なる戦いは別の要素も出てくる可能性があるということに緊張感を持って取り組まなければならない。
経済については、基本的な感染防止対策を徹底しながら、いかに回復を図っていくかということが重要。先ほど説明のあった日機装のことも明るい話題であるし、県内ではないが、熊本県の半導体工場の話題もあり、本県を含め九州全体にとってプラスの方向での影響があるのではと期待している。それに加えて、観光などでは、まずは県内、それから隣県との連携、さらには九州全体との連携を念頭に置きながら、徐々に適切にアクセルを踏んでいく。そして、そこにまた国の経済対策も乗っかってくるということになるので、そこをうまく活用していくというフェーズを迎えようとしている。
これまでの皆さまの第5波への対応に感謝を申し上げながら、次に備えていくことも大切。経済をまわしていくという観点から、基本的な感染防止対策を徹底しながら、我々としても飲食店を積極的に利用していくことも大事なことだと考えている。

お問い合わせ

福祉保健部感染症対策課新型コロナウイルス対策担当

〒880-8501 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号

電話:0985-44-2690

ファクス:0985-26-7336

メールアドレス:kansensho-taisaku@pref.miyazaki.lg.jp

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