学生の部活動停止について

提言（令和4年4月1日）

（性別：男性、年齢：40代）

新型コロナウイルスの感染が拡大しているが、県内の学校の部活動は通常通り行なっている状況である。私は病院勤務の者であるが、3月28日から急速に陽性者が出ており、昨日は当院での陽性率が70%を超えた。週末にかけて合宿を組んでいる学校や、全国からも宮崎市に合宿に来られる大学もある。このままでは、感染爆発を起こしかねない。部活動の一時停止を検討してもらいたい。

回答

現在、県内においては、オミクロン株などの影響により、新型コロナウイルス感染症の新規感染者が増加している状況がみられます。
県立学校においては、地域や生徒の感染状況などに応じて、学級や学年閉鎖、部活動の停止などの措置を講じてまいりました。
生徒にとって部活動は、体力や技能の向上を図る目的以外にも、異年齢との交流の中で、生徒同士や生徒と教師などとの好ましい人間関係の醸成を図り、自己肯定感、責任感、連帯感の汎用に資するなど、生徒の多様な学びの場として、教育的意義が大きい活動であります。また、生徒によっては、部活動の活動成績が、今後の進学や就職の判断材料となる場合もあります。
このようなことから、4月1日以降の県立学校の部活動については、可能な限りマスクを着用しての活動とすることやマスクを外しての活動を行う場合には、互いの距離を十分に確保するなど、制限を加えながらの活動としているところであります。また、合宿や県外他校との交流については、校内で十分に協議した上で、学校長の判断で行うこととしており、慎重な対応を指示しているところであります。
これらの県からの指示を受け、各学校では、顧問を中心に、部活動における感染防止対策について、生徒への指導だけではなく、保護者の皆さまのご理解とご協力を得ながら、部活動を実施しているところであります。
今後も、県内外の感染状況や生徒の学びを保障するという観点を踏まえた上で、総合的に判断してまいります。