掲載開始日:2023年5月2日更新日:2023年5月2日

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県内の公有林でのコルク生産について

提言(令和5年3月7日)

(性別:男性、年齢:40代)

国内ワインの需要が高まり、県内には林業従事者もいらっしゃるので、公有林などにコルクガシを植栽し、コルク生産に取り組んでみてはどうか。

回答

コルクガシにつきましては、原産地はイタリア・ポルトガル・スペイン・アルジェリア・フランスなどで、年平均気温14~20℃、年降水量300~1,700mmの地域に育つ(林業百科事典)とあり、年降水量については760mm程度の場所で良好な成長を示し、雨が多いと「コルク」質は劣等であるとの報告がされております。

我が国には、明治の末期頃に導入され、高知、岡山、静岡県下に植栽されましたが、現存するものは少ないとされており、本県の場合は、年平均気温17.7℃、年降水量2,626mm(1,991~2,020)と、気温は問題ないものの降水量が多く適地とは言いがたい地域であり、良質なコルクの生産可能な森林の造成や、コルク生産基地としての取り組みは困難である可能性が高いものと考えております。

お問い合わせ

環境森林部森林経営課県営林担当

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