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掲載開始日:2025年4月24日更新日:2025年4月24日

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令和7年2月13日開催の宮崎県公安委員会会議録

開催日時

令和7年2月13日(木曜)14時00分~14時41分

出席者

公安委員会

島津久友委員長、山下恵子委員、松山昭委員

警察本部

本部長、警務部長、生活安全部長、刑事部長、交通部長、首席監察官、情報通信部長、警察学校長、サイバー戦略局長、警備部参事官、総務課長

第1.議事の概要

第1.報告

(1)2月県議会定例会の日程及び提出議案等について

警務部長から、

  • 定例会の日程、提出議案及び常任委員会への報告事項

について報告があった。

(2)令和7年度当初予算案の概要について

警務部長から、

  • 令和7年度宮崎県一般会計当初予算案の概要、令和7年度警察費当初予算案の概要、主な増額事業等、令和7年度の新規事業と改善事業

について報告があった。
委員が、「人件費が約3億9千万円増ということであるが、これは純粋に職員の給与費が増額したということか。」旨質問したところ、警務部長から、「そのとおりである。」旨の説明を受けた。
委員が、「新規事業の中に『DXを活用した高齢運転者の交通事故防止事業』とあるが、これは以前交通部から報告のあった損害保険会社と共に取り組んでいた交通事故防止対策か。」旨質問したところ、警務部長から、「そのとおりである。」旨の説明を受けた。
委員が、「増額事業の中に、電線地中化工事に伴うデザインポール共架事業とあるが、件数は多いのか。」旨質問したところ、交通部長から、「令和7年度は、県内で約10箇所程度設置する予定である。」旨の説明を受けた。
委員が、「改善事業の中に、特殊詐欺高齢者等被害対策事業とあるが、先日ニュースで特殊詐欺の被害件数は減っているが金額は増えていると聞いた。次から次に新たな手口が出てきて対応も困難であり、限られた予算の中で大変だと思うが、頑張っていただきたい。」旨発言した。
委員が、「ヘリコプターのオーバーホール代を除けば、物件費の増減がないが、新たな取組が増えていないということか。」旨質問したところ、警務部長から、「終了した事業もあれば、新たに取組む事業もあり、その増減幅がほぼ同じとなったもので、新たな取組が少ないわけではない。」旨の説明を受けた。

(3)令和7年春の組織改編について

警務部長から、

  • 令和7年春の実員数の見込み、組織改編の主な内容

について報告があった。
委員が、「移動交番車とはどういうものか。」旨質問したところ、生活安全部長から、「ワゴン車であり、パソコン等の資機材を完備している。」旨の説明を受けた。
更に、本部長から、「相談等を受け付けることができ、ある程度の交番機能を有している。廃止となった交番・駐在所の管内を重点的に回っている。」旨の説明があった。
委員が、「自動運転を見掛けることはないが、今後増える状況にあるため対策室を新設するということでよいか。」旨質問したところ、交通部長から、「自動運転については、昨年の11月から12月にかけて、西都市内で県内初めてとなるレベル2の自動運転バスの実証実験を行なっている。レベル2とは、完全に自動ではなく、車の中に車を操作する機械を持った人が乗り込み、ある程度操作しながら自動運転で市内を巡回するものである。今後も自動運転の実証実験が増えてくると考えている。」旨の説明を受けた。
委員が、「定員数が変わらない中で、新たな組織を作るときにはどのように人員を確保するのか。」旨質問したところ、警務部長から、「業務の効率化により定員を削減できるところは削減している。横断的になっているところをまとめることもある。また、国スポのように、数年で終わることが分かっている場合は、一時的にそこに人を集める場合もある。」旨の説明を受けた。
委員が、「実員数は、条例定員数の約1%から1.5%少ない人数であるが、ずっとこの状態で推移しているという理解でよいか。」旨質問したところ、警務部長から、「育児休業者や休職者の復帰を見込み、その時点で定員を超えることがないよう採用等で調整している。」旨の説明を受けた。本部長から、「条例定員とはあくまで宮崎県の条例で定めた定員であり、国として宮崎県に最低これだけの定員は確保しなさいと言っている政令基準数は2,009人である。全国的な治安水準を確保するのに必要な数は2,009人とされているため、現状の実員数とほぼ変わりはなく、国の考えに乖離していないと思われる。」旨の説明があった。

(4)令和6年中におけるストーカー事案及び配偶者からの暴力事案の対応状況等について

生活安全部長から、

  • ストーカー事案の相談件数・対応状況、配偶者からの暴力事案(DV事案)の相談件数・対応状況

について報告があった。
委員が、「加害者への定期連絡は昔はなかったと思うがどうか。」旨質問したところ、生活安全部長から、「今年度から加害者に定期的に連絡を取り、近況を確認するようにしている。」旨の説明を受けた。
委員が、「ブラインドによる訓練はとても効果的だと思うがどうか。」旨質問したところ、生活安全部長から、「各署ともしっかりと対応できていたと報告が上がってきている。」旨の説明を受けた。
委員が、「DVの相談は、なかなか周りに相談しにくいと思うがどうか。」旨質問したところ、生活安全部長から、「最近は皆さんの意識が変わったのか、相談しやすい環境が整ったのか分からないが、全国的に相談件数は増えている状況である。」旨の説明を受けた。
委員が、「ストーカー相談については、定期的に報告を受けているが、初期の段階からしっかりと対応していただき、大きな事件へと発展する事を未然に防いでもらっているというのがよく分かるため、今後ともしっかりと対応をお願いする。」旨発言した。

(5)その他

委員が、「仮想身分捜査の手続等について教えていただきたい。」旨質問し、刑事部長から説明を受けた。

第2.意見の聴取・聴聞

運転免許課長から、運転免許の行政処分に関し、被処分者の出欠状況、点数制度に基づく基本量定、意見の聴取・聴聞結果等の報告があり、公安委員合意でそれぞれの処分を決定した。

第3.決裁

  1. 苦情申出に対する調査結果について(総務課)
  2. 宮崎県警察の組織に関する規則の1部改正について(警務課)
  3. 再発防止命令の発出について(組織犯罪対策課)
  4. 特定抗争指定暴力団等の指定の延長について(組織犯罪対策課)
  5. 「都市再生計画宮崎市シェアサイクル推進地区(第2期)」への記載事項に関する協議について(交通規制課)
  6. 審査請求の受理について(運転免許課)

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