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掲載開始日:2020年1月6日更新日:2020年1月6日

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令和元年度知事とのふれあいフォーラム地域版(第5回)

内容

開催日時等

開催日

  • 令和元年12月20日(金曜日)
  • 午後1時30分から午後3時

場所

延岡市役所5階災害対策本部室

参加者

  • 延岡市の皆さん21名
  • 知事

ふれあいフォーラムの内容

 知事挨拶

  • 日中のお忙しい中、ご参加いただき感謝申し上げる。皆さまのそれぞれの立場でのお話を聞かせていただければと思う。
  • 台風14号に伴う竜巻被害については、改めて、お見舞い申し上げる。しっかりと復旧・復興に向けて関係団体と連携し、これからも取り組んでまいりたい。
  • 現在、国土強靱化・防災減災対策で国の予算を確保できるところであるが、南海トラフ地震などのさまざまなリスクがある中、財源確保のチャンスをしっかりと捉えて必要な防災対策、さらには九州中央自動車道の整備にもつなげていきたい。
  • 本日は、皆さまからいろいろなご意見をいただきながら、この延岡、そして宮崎県の将来を考えていきたい。

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 フォーラムの様子

知事のあいさつの様子

フォーラム参加者が発言する様子の写真1

フォーラム参加者が発言する様子の写真2

集合写真

県政や地域の課題などについて活発な意見交換が行われました。

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 主な意見等

  • 地域内乗数効果の検証について
    外部から入ってきたお金を地域内でどう廻していくかという「地域内乗数効果」という指標があるが、市町村単位などでこの指標の現状を確認し、県で指標が向上するようご指導いただきたい。
  • 6次産業化の推進について
    東京の方で宮崎・延岡の商品をあまり目にしないという声があり、最終商品としてメイドイン延岡をいかに中央の市場に出せるかということが大きなテーマとなっている。6次産業化などの促進が「地域内乗数効果」を向上させていくと考えている。
  • 地域づくりへの支援について
    地域住民がこの地域に誇りをもって、外の方々にアピールしていくという地域づくりに取り組んでいきたいと考えており、行政側も強力にリードしてほしい。
  • 海岸侵食防止の対策について
    長浜海岸や方財海岸の侵食防止の要望活動をしている。60年前は、海辺まで50メートル程砂浜があったが、今は3歩で行ける距離しかなく、ウミガメの産卵もなくなってしまった。先日も要望活動でお伺いしたところだが、再度、侵食防止の対策についてお聞かせいただきたい。
  • 看護師不足の問題について
    延岡市の医療機関では、看護師不足の問題が大きく、募集しても集まらない。宮崎県では年間1,000人の看護師が育っているが、そのうちの500人は県外に出て100人は帰ってくるという状況にある。県では専門学校などに補助金を支給しているが、看護師が宮崎に多く残る学校と少ない学校に補助金支給額の差をつければ、学校側も切磋琢磨するのではないか。また、県立看護大学についても、宮崎県内に看護師が多く残るための政策をお願いしたい。
  • 医師不足の問題について
    延岡市に戻ってくる医師もほとんどいないため、ここ30年で医療機関は2件ほどしか増えていない。医師会の平均年齢が62歳ほどで、医師の高齢化問題も切実である。宮崎大学の地域枠についても、しっかり守られるような教育をお願いしたい。
  • 医師の通勤に係る東九州自動車道の早期全線4車線化について
    延岡市は人口比に対する医師数が非常に少ないため、市外から応援にくる医師も多い。通勤時に高速道路が片側2車線ではないため、安全性を考慮してJRを選択している医師も多く、ぜひ高速道路の早期の全線4車線化をお願いしたい。
  • 県北の診療体制への支援について
    延岡地区の診療体制は、10年ほど前から神経内科、消化器内科の診療については輪番制となっているが、辞めたいと話す医療機関も出てきており、延岡で特別な枠を設定していただくなどの対策を講じない限り、県北の医療を守るのは難しいと危惧している。
  • 九州中央自動車道の整備について
    九州中央自動車道の整備も進んでいるが、日之影町や北方町が素通りとならないように国に提言していただきたい。また、高千穂町、五ヶ瀬町などの県境の整備も急ぎお願いしたい。
  • 国道10号線の4車線化について
    土々呂町の国道の渋滞が酷く、国道の脇道の通学路なども危険が多いため、早期の国道10号線の4車線化もお願いしたい。
  • 介護老人保健施設への人材不足の支援について
    市内で介護老人保健施設を営む知人も、人材不足の問題に直面し、休む時間もなく、また人材確保に費やす時間もないと訴えている。ぜひ、県からのフォローをお願いしたい。
  • 保育士の人材不足問題への支援について
    保育士の人材不足問題に対して、幼保免許者の移住・引越における優遇対応ができないか。また、社会全体の働き方改革による保育士のゆとりある時間の確保や「宮崎県保育士支援センター」の充実も期待したい。
  • 保育園の災害時の避難に係る支援について
    災害時の避難訓練や備蓄など各保育園で努力しているが、海岸の近くに立地している保育園もあり、避難などに不安を感じている保育園も多いため、避難塔などを建設する際の補助なども検討いただきたい。
  • 延岡南道路の通行料金見直しについて
    延岡南道路の通行料金が割高なため、大型車などが延岡南道路を避けて一般道路に流入し、生活道路の渋滞が発生している。通行料金を見直せないか。
  • 県営施設の整備について
    県営施設の県央一極集中について改善できないかと要望してきたが、今回の体育施設の分散配置の決定は、地域の均衡発展、地域の活性化に寄与するものと、知事の判断に感謝申し上げる。今後の施設整備についても、使い勝手のよい、小回りの利くものとなるよう、また利用しやすいシステムの構築をお願いしたい。
  • 保育士養成施設の誘致に係る支援について
    保育士などの養成施設の誘致について、延岡市にもお願いしているが、県としても何かお力添えをいただきたい。
  • 病児保育施設の充実について
    幼児教育無償化で働く保護者が増えているが、病児保育施設の充実がなければ保護者も安心して働けないため、さらなる充実をお願いしたい。
  • 延岡の神話に係るPRについて
    「神話のふるさと宮崎」のマップ上では、延岡の情報が少ない。来年度の国民文化祭に向けて、延岡の神話の位置づけをしっかりとしていただき、アピールもお願いしたい。
  • 外国人労働者への支援について
    鐵工業界も各分野同様に人材不足の問題に直面しており、技能実習生などの外国人労働者を雇用している。生活面のサポートなどをしていただいている監理団体が遠方(福岡県)のため、延岡市に外国人労働者のカウンセリングや通訳などのサポートがあればよいと思った。今後、多くの外国人労働者が各分野で雇用されると思うが、外国人が宮崎に来てもらえるような政策をお願いしたい。
  • 鐵工技術を活かした海外戦略の展開について
    延岡市のミャンマーとの交流施策の中で外国人雇用に発展したが、他国における鐵工技術を活かした今後の海外戦略などについてもお聞かせいただきたい。
  • スギ花粉減少の対策について
    スギの苗木については、全国的にも人手不足のために実生栽培が多く、遺伝的にも花粉の量が減らないという日本の実情がある中、宮崎県は率先してスギ花粉減少の対策を行なっていると聞いた。これから先、また花粉飛散の時期が来るが、ぜひ、全国知事会などでも対策について訴えていただきたい。
  • 民生委員の欠員に対する提案について
    12月の民生委員一斉改選後の昨日、県の福祉保健課と意見交換を行なったところ。今回の改選で欠員区の問題が挙がり、延岡地区も定員320人に対し24地区の欠員があり、中心繁華街がほとんどを占めている。この欠員地区を2~3集めて合区にするなどの提案をしているが、県民生委員児童委員協議会は定数があるため難しいとの見解だった。もう少し検討していただきたい。
  • 民生委員の定年の延長について
    民生委員の定年については、78歳との規定があるが、78歳を過ぎても元気に活動してくれる方もいるので、定年の延長などについても検討してほしい。
  • 消防団員の確保について
    延岡市消防団でも団員確保のPRを行なっているが、なかなか団員が入ってこないのが一番の悩みである。特に郡部の団員の確保が重要で、行政の方でもPRをしていただき何とか人材の確保をお願いしたい。
  • 日米貿易協定などの締結後の畜産業への支援について
    TPPや日米貿易協定などが締結され、今後、家畜の頭数などに応じて国からの奨励金が支給されるとのことだが、その条件などについて具体的にお聞かせいただきたい。
  • 鳥獣被害の対策について
    農業への鳥獣被害に対する県の対策などについてもお聞かせいただきたい。
  • ドクターカーの稼働について
    ドクターヘリの稼働で県北の医療も良くなってきているが、ドクターカーについても、県北で稼働してほしい。医療関係者も救急搬送患者を絶対に死なせないとの思いで頑張っているのでぜひ、検討をお願いしたい。
  • 法人市民税(均等割)の区分について
    入会の権利関係が整備され生産森林組合が林道の開設などに大きな役割を果たしてきた。収入が見込めない中、法人としての税負担なども大きく、法人市民税(均等割)については、県と同様に「公益法人等」の区分での徴収としていただきたい。
  • 国の全国一律基準における格差是正について
    国が仕組みを作る中で、全国一律の基準が地方に下りてくる。例えば道路の草刈りを例にしても、都会はコンクリートで草刈りが不要だが、地方は高齢化による担い手不足で草刈りも対応できないという状況にある。国が全国一律の基準で進めていくと、ますます地方との格差が広がってしまう。そこで、例えば、宮崎県では、独自の基準を設けて対応できるような仕組みを作れないだろうか。

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 知事総括

  • 皆さまからの多くのご意見をいただいた。また、いろいろな機会に声を届けていただければと思う。
  • この意見をしっかりと受け止めながら、より良い延岡、宮崎県のために市長などと連携して取り組んでいきたい。

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お問い合わせ

総合政策部秘書広報課広報戦略室 

〒880-8501 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号

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