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掲載開始日:2026年1月28日更新日:2026年1月28日
知事室へようこそ
ここから本文です。
今年最初の定例会見となりました。今年もどうぞよろしくお願いします。
宮崎の強みを食とスポーツ、ツートップというような表現をしたりしますが、今年最初の発表はそれぞれ食とスポーツにまつわる元気の出る話題であります。最初は、お手元にも資料が配られているかと思いますが、県の総合農業試験場が育成した、暑さに強い米の新品種の名称が決定しましたのでお知らせします。品種名は「ひなた舞」ということに決定しました。
本県の主力品種はヒノヒカリでありますが、地球温暖化の影響によって、暑さ対策が必要になってくるということで、新品種の開発を進めてきました。これまでは「南海189号」という系統名で呼んでおりましたが、国への品種登録出願が今月6日に受理されたということで、正式に「ひなた舞」を品種名とさせていただくことのご報告であります。この品種名が他と迷うような名前かどうかということがチェックされて、その問題はないということで受理されたというのが現在の段階になります。
この名称につきましては、資料にありますように、昨年の4月から5月にかけて、全国から4035件の応募をいただいたということで、品種名検討委員会で「ひなた舞」に決定したということであります。考え方としては、舞い上がるほどの美味しさ、米粒が立って舞っている様子や、音の響きが良く「米」(まい)と「舞」(まい)をかけられること、それから本県には神楽という要素がありますが、神楽が連想されるような宮崎らしさが打ち出されるのではないかということであります。
現在の主力品種がヒノヒカリ。これも宮崎らしい名前だと思います。「ひ」で頭韻が踏まれたような感じで、そのような意味でも「つながり」と言いますか、宮崎の米だなと思っていただける名前ではないかと思います。とても柔らかくて良い、そして覚えやすい名前でもあるのかな、というのが私の印象であります。「舞う」というような名前が午年に選ばれたのかという、あまり関係ない話ではありますが、そんないろいろな思いが広がるネーミングになったのではないかと思います。
「ひなた舞」の特徴は、何といっても暑さに強いということであります。近年、夏の高温が続いて、米が白く濁るという障害が発生しています。これを何とか克服していこうということで、平成23年からこの品種の開発に取り組んだということであります。実際、品種化するまでに14年の試験を要して、その間、総合農業試験場の研究員も、19名が携わってきたということで、ずっと時間をかけて今日の発表に至ったということであります。平成23年というと私が知事に就任した年だなという、そこも少し感慨深いところでありますが、資料にありますように、高温での品質低下が少ない、病気に強い、収穫量も多い、食味は同程度で優れているということが指摘されておりますし、実際に生産者の評価も、品質や収量に優れているというご指摘、それから消費者への試食アンケートを昨年12月に行なって、普段食べているお米と比べて同じぐらい美味しいし、特に甘くてもちもちした美味しさという評価をいただいたということであります。生産者と消費者、それぞれ手応えが感じられるものということで大変嬉しく思っております。「ひなた舞」は、県内普通期水稲の作付地域において栽培が進められるということになっておりまして、本格的な販売は来年の秋ということになります。令和9年産から本格販売を予定しております。品種名が決定したという段階ですが、今後はしっかりと種子を作って、生産の本格化に向けた準備が必要だということでございます。
米の問題、米不足など、改めて主食である米について注目が高まる中、そして毎年のように高温にさらされる地球温暖化への対応が求められているこのタイミングで、新しい品種の名前が決定し、本格的な栽培に進めることができるということは、大変ありがたく思っております。「ひなた舞」にあった栽培技術を、これからしっかりと生産者の皆さんと力を合わせて確立していくということでありますし、広く消費者の皆様にも認知していただきながら広げていく。今後の本県の稲作の中心を担っていく、そういった品種になっていくことを期待しているところであります。
これが1点目であります。
2点目はスポーツ関係であります。
国スポ・障スポに向けた自転車競技場の供用開始についてであります。名前は「ひなたベロドローム宮崎」ということで改修作業を進めてまいりましたが、今月31日にオープニングセレモニーを行うということで、県のトップ選手、ともに全日本自転車競技選手権で優勝経験のある年見選手、岩元選手のタイムトライアルなどを予定しているということであります。
資料の一番下に小さく書いてありますが「ベロドローム」というのが、なかなか耳なじみのない言葉であります。フランス語の「ベロ」が自転車、ラテン語の「ドローム」が競技場という意味です。これを合わせて作られた名前ということであります。なかなかしっくりいかないし、言いにくい名前だと思って調べてみたら、世界でも一般的に自転車競技場のことをベロドロームと言われているようでありまして、例えば東京オリンピックが行われたのは、静岡県伊豆にある伊豆ベロドロームという施設であります。伊豆にサイクルスポーツセンターということで競輪選手の養成施設、それから一般的なサイクリングを楽しんでいただくための施設があって、そこに屋内ドームが作られております。個人的にも以前、随分前ですけど、屋内プールもあってトライアスロンで使ったりもしたのですが、そういったオリンピックで使われるような施設があるということであります。
改修前の状況から見栄えも含めてよくなったということで、ポイントを下に3つ整理しておりますが、以前は400mのバンクでありました。これを333mのバンクに改修ということで、現在、全日本選手権大会などで333mが主流になっていることを踏まえたもので、よりコンパクトになった分、緑色の部分に傾斜がついて、よりスピードが出やすい、より高い競技力が求められる環境になったということであります。世界の自転車競技場には、様々なタイプがあるようですが、オリンピックや世界選手権が行われるのは250m、より傾斜がきついもの、そして屋内の木製バンクなどのようでありまして、そのような国際大会に対応できるものは全国で3か所ぐらいあるようでありますが、全日本選手権や国民スポーツ大会が開催できる仕様ということで考えていただければと思います。
それから、大規模大会の開催時に必要となるインフィールドです。様々な運営スペースとして真ん中の部分を使うことができる、それも設置しましたということと、地下通路です。これまではバンクの上を歩いて出入りしていたわけですが、競技に影響が生じないように、大会運営をスムーズにするようにということで、こういった改修をすることによって、全国トップクラスの競技施設になったのではないかと考えております。施設の立地条件も、空港に近いということもありますので、様々な大会や合宿などの誘致を行っていきたいと考えております。
それから、将来的にはということで資料に書いてありますが、県民の皆さんにもお気軽に楽しんでいただけるよう自転車教室などのイベントも、関係団体と協力して取り組んでいきたいと考えております。このように国スポ・障スポを前に、これまで老朽化してきた自転車競技場を、このように全国規模の施設に改修したということで、これを活かして国スポ・障スポのみならず今後の「スポーツランドみやざき」の一つの柱として、自転車競技に関する柱として活用していきたいと思います。
昨年、ツール・ド・九州ということで、本県では初めて国際的なサイクルロードレースを九州各県と連携して実施したわけであります。あのようなレースを行うことによって、サイクルツーリズムなどを広げていこうということであります。昨年は、大分との県境をまたぐコースで開催しました。今年は県内単独で開催するということであります。ベロドロームを使うかどうかというのは、最終的に決まっているわけではありませんが、ツール・ド・九州などもネットで配信されておりますので、ベロドロームのような環境が整ったということも、そのような機会に発信していくことができればと考えております。
現在、自転車との関連で言いますと、もちろん自転車競技に取り組む方の活用もありますし、本県はスケートの日本代表チームを受け入れて、リンクではなくサイクリングなどでの練習などにも活用されている。そのような競技の方もトレーニングできますし、それから、本県はトライアスロンもナショナルトレーニングセンターに位置づけられておりますので、自転車部分のトレーニングにも活用できる施設であろうかと考えております。今後を楽しみに、様々な活用を図ってまいりたいと考えております。
3点目であります。
国スポ・障スポに向けて新たな募金グッズが決定しましたという発表であります。今回の募金グッズは、障がい者アートを活用した「トートバッグ」。これは本日から発売を開始します。国スポ・障スポの位置づけとして、障がいに対する理解を深め、障がい者の社会参加を推進するとともに、誰もが互いに尊重し支え合って生きる社会づくりに貢献する大会を目指していこうというコンセプトを定めているところでありまして、これまで国スポ・障スポを一体化したポスターを作ったり、特別支援学校のアートコンテストなども行なってきたところでありますが、その一環として、今回は障がい者アートを活用した新募金グッズとしてトートバッグの制作ということであります。販売開始は本日の午後1時です。販売場所は資料に書いてあるとおりであります。
トートバッグの種類として、まず1つがSサイズのものということで、イラスト作家、あーちゃんの作品ということであります。宮崎市在住のイラスト作家で、資料に書いてありますように台湾での美術展などにも作品を出展されている方です。ぱっと見た感じとして、みやざき犬をあしらったとても明るくかわいいものができているのではないかと思います。もう1つがMサイズです。これは福田蒼音(ふくだあおと)さんの作品。福田さんも台湾での美術展などに出展されるようなイラスト作家ということでありまして、動物園をモチーフにした「動物のやぐら」というものです。これも本当に賑やかな感じで、元気が出る素敵なデザインだと思っております。
参考までに、現在販売中の募金グッズです。募金というコンセプト、それから国スポ・障スポについて幅広く知っていただき、応援していただきたいという思いでこのような様々なものを作成しています。今回新たにトートバッグが加わりましたという発表であります。
私から冒頭、発表事項は以上であります。
(NHK)
「ひなた舞」についてですけれども、知事は実際に食べられたことはありますか。
(知事)
私はまだ試食してないです。「南海189号」の米粒と言いますか、それをえびので行われた様々な食味試験のときに見たことはありますが、食べてはないと思います。
(NHK)
期間でいうと14年ぐらいかかって、ようやく名前まで決まって、来年の秋から販売が始まるということで、その期待感や、これまでの歩みを踏まえて名前が決まったことへの所感をお聞かせください。
(知事)
農業にしても漁業にしても、この試験研究機能がとても重要ではないかと。県議会でもそのような議論がなされておりますし、現在、県としても魅力を高めていくための再編といいますか、そういった議論や準備を進めておりますが、実際に農業の分野で、温暖化という喫緊の課題に対してこのような試験研究の成果を届けることができたということは大変嬉しく思っております。
先ほど申し上げましたように、これまで19名という多くの研究員のリレー方式で、研究成果が積み上げられてきて今を迎えることができた。大変嬉しく思っております。稲作農家の方は本当に誇りを持って米づくりに取り組んでおられますが、温暖化の中でいろいろな工夫をしながらも、なかなかこれまでのような品質を保つということが難しくなっている状況の中で、このような救いのといいますか、希望を届けることが出来たのではないかと考えております。これからも様々な試験研究をさらに強化して、農業にしても漁業にしても、しっかりと生産現場を支えることができるように、試験研究機能を高めていきたいと考えています。
(宮崎日日新聞)
「ひなた舞」についてお伺いいたします。現在、普通期水稲においてヒノヒカリがほとんどの作付面積を占めている本県ですが、その中で2030年までに、24年度の1割に当たるところまで「ひなた舞」の作付を増やすという方針を出されていらっしゃいます。現在のブランド力のあるヒノヒカリとの棲み分けも含めて、現段階で2030年に1割ということですが、その後も含めてどのように「ひなた舞」を普及させていこうと考えていらっしゃるのか、お考えがあればお伺いさせてください。
(知事)
まず発表時点で申し上げるべきでしたが、宮崎日日新聞社におかれては、元日から、この「南海189号」の開発、それからそれを取り巻く問題を取り上げていただいておりまして、大変ありがたく思っております。農家の方もとても励みになるというようなことをおっしゃっておりました。
「ヒノヒカリ」が主力であると、そして多くの消費者に浸透し、評価いただいているということは大切にしながらも、否応なく進んでいく地球温暖化の中で、これからも安定した品質で美味しいお米を届けていくために「ひなた舞」への期待というのはとても大きいものがあろうかと思います。これから生産者の栽培技術の確立であったり、消費者がどのようにそれを認知し受け入れていただくかということがありますので、今言われた10%という話について、それを何%にというような目標や、めどを立てるというのは難しいわけでありますが、暑さに強い品種が今後主力に育っていくのではないかという期待のもとで、しっかりとその体制や生産現場を支えていきたいと思います。
(宮崎日日新聞)
今お話にもありましたが、今後、農家にどの程度作っていただけるか、ひいては消費者に受け入れていただけるか、市場の受け入れということが今後重要になろうかと思うのですが、そういった部分の課題について、県としてどのような普及に向けた取組をお考えでしょうか。
(知事)
品種としてはこうやって出来上がったわけでありまして、この栽培技術、品種に適したいろいろなノウハウを今から積み上げていく必要があろうかと思いますので、農業試験場や生産農家の皆さんと連携、情報共有をしながら、しっかりと適切な栽培が実現するように支えていきたいと考えておりますし、来年秋以降、本格的な販売ということになると、消費者の皆様にしっかりと知っていただく、それから浸透させていく、そこも重要であろうかと考えておりますので、その両方を一緒になって取り組んでいきたいと考えております。
(宮崎日日新聞)
最後にもう1点、地球温暖化に伴う気候変動で、今後もやはり高温化というのは続いていこうかと思われます。その中で今後さらにそういった品種改良が必要だと思うのですが、県として今後、農業試験場を中心に、品種開発についての役割を強化していくという話がございましたけれども、具体的にどのような形で取組や農業試験場などの研究機関を強化するかという具体的なお考えがあればお聞かせください。
(知事)
現在、農業試験場関係、水産業も含めて、再編整備という方向で検討しておりますので、より体制を強化して効率化を図っていくということ、そしてその中で今回のテーマである温暖化対策、そこは1つの重要な大きな柱になってこようかと考えております。今回、米でこのような成果が出たわけでありますが、その他にも、そういった品種開発を進めていくことができるのか。それから水産業においても、温暖化の大きな影響を受けておりますので、研究の1つの軸にしていくことが今後の方向性であろうかと思います。今後も水産業の特集をなされるということで楽しみにしているところであります。
(MRT)
「ひなた舞」について、いよいよ名前が発表されましたけれども、米農家の皆さんを取材すると後継者不足、後継者問題ということも深刻な問題というような声を聞くのですが、「ひなた舞」をこれから広げていくということで、そういった後継者問題、作り手の抱えている問題に対して、どういった期待をお持ちでしょうか。
(知事)
農家の方にいろいろと接すると、やはり後継者の確保、担い手の確保は課題だと。例えば子牛のせり市でずっと県内各地を回っておりますが、廃業される方が多い、何とか若手が頑張ろうとしてもその担い手が確保できないなど、いろいろな課題があります。それで今のご質問の米に関しては、なかなか昔のように儲からないというような声があって、米を離れる農家の方が多いという声を現場で聞きます。その背景には米の値段の問題もあったり、資材価格等の高騰の問題もあるし、消費の低迷ということもあるのでしょうが、やはり1つは、温暖化の中で品質の確保ということもネックになってきたのではないかと思います。その部分については、今回「ひなた舞」ということでいい米ができました。消費者にこれだけ高い評価をいただけるものができたということは、先ほど言いましたように、希望を届けることができたのではないかと思いますので、県としては、ぜひチャレンジしてみてくださいということで後押しし、我々の大切な主食であり、そして現在米政策を巡って、国全体としても輸出戦略も含めて新たな段階を迎えておりますので、しっかりと生産に取り組んでいきたい、いきましょうというような呼びかけをしていきたいと思いますし、支えていきたいと思います。
(MRT)
実際に「ひなた舞」、「南海189号」の取材をさせていただいたときに、農家さんから非常に栽培しやすいというようなお声も聞いたのですが、新品種ということで、これから広めていく上で農家さんに対して技術的な支援もされるのでしょうか。
(知事)
農業試験場、JAなど関係団体と一緒になって、せっかくできた品種をいかに適切に栽培していくかというノウハウを積み重ねていき、しっかりとアドバイス、サポートしていきたいと思います。
(西日本新聞)
「ひなた舞」について、この「ひなた舞」という名前ですが、複数の方が応募したような名前だったのでしょうか。
(知事)
応募総数が4035件と先ほどお話したところでありますが、ひらがなの「ひなたまい」を含めると最も多い70件の応募があったということであります。ひらがなと漢字の「ひなた舞」という応募もそのうち13件ありました。そして「みやざきブランドアンバサダー」という審査員からの票数も最も多く集まったということであります。ちなみに、これが1位で、2位、3位が「ひなたのチカラ」と「ひなたのひかり」でした。そういったような「ひなた」という言葉が中心になったところであります。その中でも最も多く応募があったということです。
(西日本新聞)
昨日、これが発表事項ということで農水省のホームページを検索していたら「ひなた舞」ともう既に出ていて、それで「ひなた舞」を検索したらモデルの人の名前が出てきました。だから、そういう人の組織票ってことはないと思いますが、そういったことは点検してらっしゃるのでしょうか。
(農産園芸課)
著名な方も含めて、いらっしゃるのではないかという話は伺っておりますが、今回応募の方について確認はしておりませんけども、この品種名については、特段、登録上の問題はないと聞いております。
(知事)
単なる数の多さだけではなく、先のブランドアンバサダーなど、審査員の方からも浸透しやすい名前ということで選んでもらったところでございます。先ほど庁議で「ひなた舞」であれば、場合によっては「ひなた」さんという名字で、「まい」さんというお名前の方もいらっしゃるのではないかという話は出たのですが、まさか実際にそのような芸名といいますか、お名前を持たれた方がいらっしゃるのですね。
(西日本新聞)
そのような手続きなのでしょうけど、やはりそういう芸名の人がいるということをチェックすべきではないでしょうか。
(知事)
ご指摘は受け止めます。ありがとうございます。「ひなた まい」さんはいらっしゃるかなと。そのような方の応募といいますか、一緒にこれを盛り上げようよみたいな話もあるのかなと思ったりはしたのですが。
(宮崎日日新聞)
「ひなた舞」について教えていただきたいのですが、本県を取り巻く農業を見た時に、高齢化があって、さらに高温障害というのが追い打ちをかける形で離農が進んでいると思います。まずそのような中で、この新品種ができたことは本当に農家の方もすごく期待されているし、救世主になるのかなと感じているのですが、改めて、この品種を通して本県の農業振興にどのように繋げていきたいかや、普及に向けて、農家さんへの呼びかけみたいなものを教えてください。
(知事)
やはり高温障害への対応というのは、一人ひとりの農家だけで対応できる話ではないです。いかに努力を重ねてもなかなか超えられない壁というものがある。それに対しては、県の試験研究機関が、その壁を越えるための新品種の開発を行っていくという県としての役割を果たすことができたものと考えております。
例えば、畜産の世界でも品種を開発して「安平」や「耕富士」、現在だと「桃白鵬」など、いろいろな種雄牛、エース的な種雄牛を育てて、消費者に求められるより良い肉づくりが進められてきたわけで、米という主食の分野でより多くの消費者に食べてもらうには、もちろん味が良いということ、そこは大事でありますが、味はヒノヒカリと同じレベルで、現在の喫緊の課題である温暖化対策、暑さに強い米の開発という役割を果たすことができたのではないかと考えております。
県としてはこのような課題に対して、試験研究機関の新しい成果を出すことによって、しっかりと農業、水産業を支えていくんだと、そのようなメッセージを伝えていくということが、これからも大事ではないかと考えております。
(NHK)
巷では衆議院の解散の見方が広がってきていますけども、知事としてこの時期に解散の見方が強まっていることについてはどう見ていらっしゃいますか。
(知事)
まだ正式に総理が決定され、その表明や説明をされた段階ではありませんが、そのような方向ということが報道され、議論されているやに伺っておりますので、まずは驚きを持って受け止めております。特に知事会の税財政の委員長という立場で、国の当初予算それから税制改正など様々な要望を行い、案ができました。そして、それがいよいよ国会審議され、議決され、実際に予算が執行されるという大切なプロセスを迎えているわけでありまして、議決等がされる前に解散ということが取り沙汰されているということは、まずは驚きであります。
現在、様々な自治体の反応もありますね。例えば選挙が近いところ、宮崎市長もそうでしょうし、山口とか長崎の県知事選挙もあると。その知事選挙とのスケジュール感、そして当初予算編成など、いろいろな仕事が山場を迎えている中での選挙の事務負担ということが指摘されていることも伺っております。選挙というのは民主主義の根幹をなす極めて重要な事務でありますので、しっかりとそこは問題のない公平公正な選挙を行えるよう準備を進めていくことが大事でございますが、自分の関心事項としては、先ほど言いましたような当初予算、税制改正、それが国民の期待に応えるべく、成案が出たわけでありまして、今回もし冒頭解散となると予算に関しては、暫定予算の編成ではないかということが言われていますし、それから予算執行するに当たってのいろいろな法案の扱いがどうなるのか。しかも大きな改革をこの中に秘めております。税制では、暫定税率の廃止や年収の壁の見直しがありますし、それから国民にとって身近なところでは給食費の無償化や高校教育の無償化の話があります。それが実際にどのように予算化され、どのように執行段階を迎えていくのか、その準備などの作業も現在進められているわけでありまして、本当にいろいろなものが重なってきているという状況が、自治体の現場であろうかと考えております。
繰り返しになりますが、総理がもし決断をされるのであれば、どのようなお考えで、そして現在の予算等に対する影響というものをどのようにお考えになっているのかということを注視しておりますし、その方針を踏まえて、現場では粛々と仕事を進めていく必要があるのではないかと考えております。
(NHK)
今おっしゃったように、予算の面が大きな、重要な局面を迎えているというところで、政権でも経済対策というのをすごい前面に押し出して、それで物価高などのいろいろな対策を講じてこようとした段階、このタイミングでの解散ということで、地方の自治体としては、国の当初予算が決まらないとなかなか話が進まないというか、ずっと待たなきゃいけないという状況になってくるということについて、宮崎県の知事としては、決まりそうなタイミングで足踏みと言っていいのかわからないですけど、一旦一時停止になるということをどうお考えですか。
(知事)
まず、物価高対策などの経済対策は、昨年もとりまとめられ、予算が通り、そしてそれを受けて本県も11月議会で先駆けて予算化して、それ以外は当初予算もしくは2月の補正予算で具体化していくと、それ自体は進んでおりますが、でも現在肝心なのは、最も重要な当初予算について、どのような暫定予算が組まれて、そして新たな事業などが新年度に向けてどのように執行できるのかということは、自治体にとっての強い関心事項であります。そこは国の適切な説明、丁寧な対応というものを求めていきたいと考えています。
(NHK)
もう1点、自治体として県全体で見たときに、去年は参院選があり、その前の年は衆院選があって、ほぼ毎年のように国政選挙があってということで、今年ももしかしたらあるのではないかという状況で、負担感はどうですか。粛々とやらなきゃいけないことは当然だと思いますけども。
(知事)
いろいろな首長が指摘されているように負担感というものは、選挙事務というのはもちろん決められたもの、そして決められたルールの中で粛々と公平公正な選挙の実現に向けて事務作業を進めていかなくてはならない。そこはありますが、やはり当初予算や物価高対策など、いろいろと進めていかなければならないところに重なっているという、そのような意味での負担感というものは強いタイミングになろうかと考えています。
(読売新聞)
先日、小泉大臣が新田原基地を視察され、知事も同席されていましたが、まずF-35Bの騒音問題が大きな争点になっている中で大臣自らが騒音を体感された点と、あと今回の視察後に、スローランディングについては旋回するときに一部海上でやる、スローランディングをする際には関係自治体に通知するというお話もありましたが、この点について知事ご自身はどのように評価されますでしょうか。
(知事)
まず地元の切実な思いというものを新富町長が届けてくださって、それを受け止めて大変お忙しいスケジュールの中で、早期に大臣自身が現場に来ていただいたということは大変ありがたく思っております。私自身も同じように、今回、騒音を体験しました。以前は、エアフェスタのときに新田原基地の中でスローランディングの音を体感したことがありますが、今回は、いちご宮崎新富サッカー場で、F15とF-35Bが上空を通る音を比較して、もう明らかに、音の圧というものが違うことを実感できたところであります。周辺地域の皆さんが、どのような音にさらされているかということが、改めて実感することができましたし、その実感というものを踏まえて、大臣が騒音の負担軽減、地元の皆さんの不安等の解消にということで、具体的な指示をしていただいたこともありがたく思っています。これからも基地が地元と共存していくということを受け止めていただいて、より良いコミュニケーションを図っていき、地元のコミュニケーションを密に図り、様々な要望を踏まえた対応を進めていただきたいと考えておりますが、その一つの大きなきっかけといいますか、しっかりと連携していくんだと、そのようなことを大臣が来て様々な指示をしていただく、そして意見交換することによって、実感することができたと考えています。
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