掲載開始日:2022年10月17日更新日:2023年5月8日

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6か月~4歳児の新型コロナワクチン接種について

公益社団法人日本小児科学会資料

令和4年11月2日、公益社団法人日本小児科学会が「生後6か月以上5歳未満の小児への新型コロナワクチン接種に対する考え方」を公表されています。詳細については、以下のリンクから御確認ください。

接種を受けられる期間

  • 令和6年3月31日まで

使用するワクチン・接種の対象・接種回数・接種間隔・用法用量

ワクチンの種類 対象 接種間隔 接種回数 接種量
ファイザー社ワクチン(従来株型)
(注意)オミクロン株対応ではありません。
生後6か月~4歳の小児

1回目~2回目接種までの間隔:3週間

2回目~3回目接種までの間隔:8週間

3回 毎回0.2mL

通常、三角筋中央部又は大腿前外側部に接種します。1歳未満は、大腿前外側部に筋肉内接種します。(臀部には接種しません。)

接種を受けるための流れ

  1. お住まいの市町村から接種券が届きます。
  2. 接種券が届きましたら、お住まいの市町村の窓口、医療機関の窓口等で接種予約を行います。
  3. 予約した期日になりましたら、会場で接種を受けていただきます。

接種の有効性・安全性

接種の有効性

  • 独立行政法人医薬品医療機器総合機構は、審査報告書において生後6か月~4歳の小児に対するファイザー社ワクチンの接種(初回接種:1、2、3回接種)について、臨床試験における免疫原性試験の結果等に基づいて、一定の有効性が期待できると判断しています。この臨床試験において、3回目接種後7日以降における発症予防効果は73.2%と報告されています。(第38回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料)(PDF:1,645KB)

効果

ファイザー社は米国食品医薬品局(FDA)の委員会において、生後6か月~4歳の小児に対する接種については、他の年代と同様に、2回接種によってデルタ株に対しては有効性を示すが、オミクロン株に対しては十分な有効性を示さず、オミクロン株に対する高い有効性を確保するためには3回接種が必要であると報告しています。

この報告された、臨床試験では生後6~23か月では治験薬が376人、プラセボ179人、2~4歳では治験薬が589人、プラセボが271人参加しています。

この試験の解析では、生後6~23か月におけるワクチンの効果は約75%と推定されています。(2~4歳では約82%)
(第36回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料)(PDF:1,455KB)

接種の安全性

  • 独立行政法人医薬品医療機器総合機構は、審査報告書において生後6か月~4歳の小児に対するファイザー社ワクチンの接種(初回接種:1、2、3回接種)について、臨床試験においては3回目接種後1か月までの有害事象の割合は、実薬群とプラセボ(生理食塩水)群とで大きな差はなかったことなどが報告されていることから、安全性に重大な懸念は認められないと判断しています。
  • また、米国において、予防接種後サーベイランスシステムに報告された局所・全身反応と健康への影響、ワクチン有害事象報告システムで報告された有害事象を解析した研究結果では、

    ファイザー社又はモデルナ社ワクチンの1回目、2回目接種後の局所・全身反応として被接種者から報告された症状の頻度は、臨床試験と同様の傾向であった。また、医療機関等から有害事象として報告されたもののうち。重篤な有害事象は1.9%であった

    と報告されています。
    (令和4年10月12日開催第38回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料)(PDF:1,534KB)

副反応

ファイザー社は米国食品医薬品局(FDA)の委員会において、生後6か月~4歳の小児に対する接種の安全性について、局所反応は軽度から中等度であり、全身反応についてもプラセボと同等であると報告しています。

この報告された、臨床試験では、生後6か月から4歳までの4,526人が参加しています。

接種後の即時副反応報告の報告頻度は0.5%未満、注射部位における反応は20.5~36.3%、全身性反応は30.8~61.0%であった。
(第36回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料)(PDF:1,486KB)

  • ファイザー社ワクチン6か月~4歳用の添付文書では、重大な副反応として「ショック、アナフィラキシー」(頻度不明)及び「心筋炎、心膜炎」(頻度不明)があげられています。
  • その他の副反応については、「副反応等について」のページをご覧ください。

健康被害救済制度について

ワクチン接種の副反応による健康被害が生じた場合、その健康被害が接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定したときには給付を受けることができます(健康被害救済制度)。
詳しくは、「新型コロナワクチン接種に係る健康被害救済制度について」を御確認ください。

Q&A

お問い合わせ

福祉保健部薬務対策課ワクチン確保・調整担当

〒880-8501 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号

電話:0985-26-3141

ファクス:0985-44-2753

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