【2003年漁業センサス】1-4漁業従事者世帯

〔1.〕海面漁業の生産構造

4.漁業従事者世帯

(1)総括～漁業従事者世帯数は14.2％減少～

漁業従事者世帯数（他の漁業経営体に雇われて海上作業に従事した者のいる世帯）は1,663世帯で、前回に比べ275世帯（14.2％）減少しました。

本県の動きを全国と比べると、減少率は全国値（-17.8％）を3.6ポイント下回っており、従事者世帯数の全国順位は、11位でした。【表21,図14,図15】

地域別にみると、世帯数が最も多いのが県南の765世帯（構成比46.0％）、次いで県北615世帯（同37.0％）、県央283世帯（同17.0％）の順にとなっています。

これを前回と比べると、すべての地域で減少していますが、特に県南地域の減少率（-19.0％）が高いのが目立ちます。【表22,図16】

表21漁業従事者世帯数

区分		7次	8次	9次	10次	2003年
調査年		昭和58	昭和63	平成5	平成10	平成15
宮崎県	漁業従事者世帯数	2,983	2,756	2,072	1,938	1,663
	対前回差	-349	-227	-684	-134	-275
	増減率（％）	-10.5	-7.6	-24.8	-6.5	-14.2
全国	漁業従事者世帯数	113,169	95,431	69,738	60,705	49,888
	対前回差	-14,213	-17,738	-25,693	-9,033	-10,817
	増減率（％）	-11.2	-15.7	-26.9	-13.0	-17.8

 

<注>
漁業従事者世帯…過去1年間に生活の資として賃金報酬を得ることを目的とし、漁業経営体に雇われて又は共同経営に出資従事して30日以上漁業の海上作業に従事した世帯員がいる世帯。

 

表22地域別漁業従事者世帯数

区分		9次	10次	2003年
調査年		平成5	平成10	平成15
県計		2,072	1,938	1,663
県北	従事者世帯数	668	696	615
	構成比（％）	32.2	35.9	37.0
	増減率（％）	-23.4	4.2	-11.6
県央	従事者世帯数	277	298	283
	構成比（％）	13.4	15.4	17.0
	増減率（％）	-17.6	7.6	-5.0
県南	従事者世帯数	1,127	944	765
	構成比（％）	54.4	48.7	46.0
	増減率（％）	-27.2	-16.2	-19.0

(2)漁業雇われ従事の主従別、主として従事した漁業種類別世帯数

漁業従事者世帯を、漁業雇われ従事の主従別にみると、漁業雇われのみの世帯が49.4％を占めて最も多く、次いで漁業雇われが主の世帯が44.3％、漁業雇われが従の世帯が6.3％を占めています。

全国の動きと比べると、漁業雇われが従の減少率（-31.6％）が全国値（-20.8％）を10.8ポイント上回っている点が特徴的です。

構成比を前回と比べると、漁業雇われのみが3.1ポイントの上昇、漁業雇われが主及び漁業雇われが従はそれぞれ1.5ポイントずつ低下しました。【表23,図17】

表23主従別漁業従事者世帯数

区分			世帯数			構成比（％）			対前回増減率（％）
調査年			平成5	平成10	平成15	平成5	平成10	平成15	平成5	平成10	平成15
計		2,072	1,938	1,663	100.0	100.0	100.0	-24.8	-6.5	-14.2
		内訳	漁業雇われのみ	921	898	822	44.4	46.3	49.4	-20.9	-2.5	-8.5
			漁業雇われが主	973	888	737	47.0	45.8	44.3	-26.3	-8.7	-17.0
			漁業雇われが従	178	152	104	8.6	7.8	6.3	-34.1	-14.6	-31.6
計		69,738	60,705	49,888	100.0	100.0	100.0	-26.9	-13.0	-17.8
		内訳	漁業雇われのみ	27,361	23,697	20,592	39.2	39.0	41.3	-29.3	-13.4	-13.1
			漁業雇われが主	33,305	28,800	22,798	47.8	47.4	45.7	-25.8	-13.5	-20.8
			漁業雇われが従	9,072	8,208	6,498	13.0	13.5	13.0	-23.4	-9.5	-20.8