平成14年度九州地区食品衛生監視員協議会研修会(平成14年9月 沖縄県那覇市)
平成14年度全国食品衛生監視員研修会(平成14年11月 東京都)
岩城 詩子,山本 正悟,木添 和博,鈴木 泉,吉野 修司*1,竹内 彦俊*2,川嶋 健次*3
NLVはロタウイルスとともに冬場に流行のピークを示す感染性胃腸炎の主な起因ウイルスで、感染性胃腸炎の流行とNLVによる食中毒発生の間に関連性のあることが指摘されており、情報提供や指導の実施を適切な時期に行える様にすることを目的に、感染症発生動向調査事業から得られる感染性胃腸炎の患者発生状況とNLVによる食中毒発生状況の関連性を改めて検討し、患者報告数をNLVによる食中毒発生の早期予測に応用することを試みたので報告した。感染性胃腸炎の患者の増加とNLVによる食中毒の発生の間に密接な関連のあることが改めて確認され、患者数の増加係数が食中毒発生の早期予測に有用である可能性が示された。
*1県立日南病院 *2高崎食肉衛生検査所 *3日向保健所