第52回日本小児科学会宮崎地方会(平成14年9月)
浜田 恵亮*1,清 保博*1,西口 俊弘*1,岩城 詩子,元明 秀成,山本 正悟,鈴木 泉
麻疹はワクチン効果が著しい疾患であるにも関わらず、わが国では散発的な流行が依然として続いている。最近、各地で麻疹撲滅に向けての種々の試みが始まっているが、その効果の指標となる麻疹感受性及び正確な麻疹ワクチン接種率に関する検討は十分とは言えない。今回0才〜30才の360例についてゼラチン粒子凝集法(PA法)による麻疹抗体価を測定する機会を得たので報告した。また、麻疹ワクチンの1歳代接種率と麻疹抗体価との関連性についても述べた。
*1県立宮崎病院