第29回九州衛生環境技術協議会(平成15年10月、那覇市)
赤崎いずみ、徳山和秀、迫 昭男、関屋幸一、青山好文、河野謙一
大淀川の下流域である大の丸橋、相生橋、小戸の橋について、平成6年度より平成14年度までの9年間水質調査を行ってきた。その結果について、水質の経年変化や調査地点間の差、季節変動等を検討した。3地点ともBOD値でみると9年間ほぼ環境基準をみたしていた。またわずかではあるが、水質が向上してきていることがわかった。調査した3地点を比較すると、大の丸橋から相生橋、小戸の橋と下流に位置するほど水質が良好であった。大淀川下流域には水質が良好で比較的水量の多い本庄川が流れ込んでおり、その希釈効果が示唆された。また、水質に季節的変動があることがわかった。