掲載開始日:2020年9月16日更新日:2022年9月15日

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耐久性

1.耐久性とは

  • 建築物の耐久性は、建築物の安全性はもとより経済性、居住性にも大きな影響を与えるもので、設計、材料、工事、環境条件等によって左右されます。
  • 木造住宅の場合は、構造上重要な役割を果たしている柱や梁が腐朽したり、乾燥収縮により反りや割れが生じたり、シロアリの食害により、構造的耐久性が低下します。
  • 鉄骨造の場合は、強度によって鋼材は、いろいろな種類がありますが、防錆処理が鉄骨材の耐久性に大きく影響します。
  • 鉄筋コンクリート造の場合は、コンクリートの鉄筋に対する保護能力が保持されている限り、構造上の安全が確保され、耐久性が期待できると考えられています。様々な要因でコンクリートの劣化は起こりますが、一般的にひび割れたところから雨水が浸入し、中の鉄筋が錆びることで建物の強度が低下します。

2.木造住宅のシロアリ、腐朽菌の対策

シロアリ対策

  • 基本的にシロアリ対策は、1樹種の選択、2通風のよい構造により雨水や湿気から建物を保護する、3こまめに手入れ修復をする、4薬剤処理をする、の4つです。特に土台などはシロアリなどの食害に強い樹種の使用が望まれます。また、薬剤注入されていれば大丈夫というわけではなく、日常的な換気や点検が大切です。
  • 主なシロアリは、在来種のヤマトシロアリとイエシロアリです。防除対策として、シロアリは地中を通って建物内に侵入してくることが多いので、床下を薬剤により土壌処理することや、防湿を兼ねてコンクリートにしておくことが有利です。
  • また、建物の土台や外回りの柱および台所や浴室等の下部等については、シロアリの害を防ぐための措置をすることが、建築基準法施行条例で義務付けられています。一般的には薬剤を塗布等が行われています。
  • 平成21年、外来種であるアメリカカンザイシロアリの生息が延岡市で確認されました。アメリカカンザイシロアリは、在来種のヤマトシロアリやイエシロアリと異なり、その名前のとおり天井裏の乾燥した木材や家具などに被害を及ぼします。しかし、在来種のシロアリと比べて、小集団で活動するため、被害の進行は遅いと言われていますが、近隣への被害拡大を防ぐため早期の駆除が重要です。

腐朽菌対策

腐朽菌の生育条件の一つである湿度管理(木材の含水率29%以下では腐朽しない)が重要なので、日頃から換気に気をつけて、湿度をあげないようにします。

3.鉄筋コンクリート造の中性化対策

  • 中性化とは、コンクリートが空気中の二酸化炭素(CO2)の作用を受けて、アルカリ性を失うことで、鉄筋の腐食につながります。
  • セメントに対して水の割合が少ないような比較的密度の高いコンクリートは、アルカリ性を中性化する劣化因子である二酸化炭素(CO2)の侵入を抑え、コンクリートの中性化の進行を遅らせることになります。
  • かぶり厚さ(鉄筋表面からコンクリート表面までの厚さ)を大きく取ることやコンクリート表面に塗装を行うことも中性化を遅らせるためには有効ですが、建設時のコストは高くなるため、求められる性能に応じて選定する必要があります。

4.鉄骨の防錆

  • 鉄骨造は、部材にどのような防錆処理を行うかが重要です。鉄骨部材は加工、溶接、防錆まで工場で行い、それを現場で建て込むという手順で行われるため、現場に持ち込まれた鉄骨部材が雨ですぐに錆びるということはありません。しかし、現場溶接、ボルト締めにより一部防錆塗料がはげ落ち、そこから錆びることがあります。そのような場合には速やかに塗装処理を行う必要があります。

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