掲載開始日:2020年9月16日更新日:2022年9月15日

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構造・工法

1構造と力の流れ

  • 住宅にかかる力は、垂直にかかる力(住宅の自重、雪や家具などの積載荷重など)と水平に作用する力(風力や地震力)があり、それらの力は柱や梁、壁などの構造を通して基礎から地盤へと流れていきます。
  • 構造には大きくわけて、柱・梁の細い部材で構成する「架構方式」と、壁や床の面材で構成する「壁方式」があります。

2構造・工法の種類と特徴

〔木造〕

在来軸組工法
垂直に立つ柱と梁や桁等の横架材で構成する日本の伝統的工法です。間取り等の平面計画の自由度が大きく、将来的な増改築にも十分対応出来ます。横架材に大きな断面の部材を使えば、かなり大きな空間までつくることが可能です。ただし、風などの横からの力に対応するために筋かいを入れる必要があります。さらに地震に対応するためには耐力壁の適切な配置、基礎や土台と柱との接合、接合部での補強金物の工事など細かい丁寧な作業が求められます。

ツーバイフォー工法

北米等で多く造られている木造住宅の工法です。輸入住宅の普及や、工法の簡易性が高いため、ハウスメーカーなどが積極的に用いており、日本での普及率は著しくなっています。在来工法と比べて、構造材に2インチx4インチの材を使うこと、継手や仕口の加工がほとんどなく、釘や補強金具を多用しているため工期が短い、大工のような高度な技術や技能を必要としないので工賃が安い、などの特徴があげられます。耐力壁のバランス良い配置と壁量を確保しなくてはならない為、平面計画や将来の増改築の自由度は少ないといえます。

パネル工法

工場生産された木系のパネルでつくるプレハブ工法のことです。パネル間の接合には接着材と緊結金物を使います。部材はほとんど部品化されていて、現場工事が簡易であり、工期が短いといった特徴があります。

丸太組工法

丸太などの木材を組み重ねた壁を構造体とする住宅建築工法で、一般的に「ログハウス」と言われています。北欧や北米などで普及している工法のひとつですが、我が国でも東大寺正倉院にみられるように「校倉造り」は、この丸太組立工法にあてはまります。加工組立は手作業で行なう「ハンドカット」、または機械加工する「マシンカット」などがあります。
住宅の工法のイメージ(木造)

ツーバイフォー工法

〔鉄骨造〕

主要構造部に鋼材を使う工法です。木造に比べて強度と耐火性に優れています。軽量で精度の高い鋼材の特徴を生かして、質の高い建築物をつくる事が出来ます。鉄骨造の住宅には一般形鋼を使ったものと、軽量形鋼を使ったものとがあり、後者は、中小規模の建物やプレハブ住宅に多く採用されています。
柱と梁に形鋼を使った鉄骨ラーメン造では、耐力壁のない造りも可能で、大空間や大きい開口部を造ることが可能です。
錆びが発生しやすいこと、内外壁の仕上材に制限を受けるといった事が欠点です。特に軽量形鋼は肉薄であるため、錆び等の劣化のおそれがあります。

〔鉄筋コンクリート造〕

  • ラーメン構造
    鉄筋コンクリート(RC)の柱・梁・床スラブ及び耐力壁からなる構造で、どんな種類の建物でもつくる事が出来ます。
    しかし、グリット状の架構にする事が原則である為、間取りをそれに合わせなくてはならない制約があります。開口部は、壁式にくらべて自由に取ることが出来ます。ラーメン構造では柱型と梁型が室内に突出するということもあります。
  • 壁式構造
    鉄筋コンクリートの壁と床スラブが一体となった箱型の構造です。間仕切り壁の少ない大空間の建物には適しません。
    柱や梁が室内に突出しないので、すっきりした室内になります。
    ただし、耐力壁の量と配置、上階と下階の位置をそろえる等の制約が多くあります。ラーメン構造に比べて造形が自由なので、曲線を導入する事も出来ます。4~5階建の共同住宅では、ラーメン構造よりも低コストでの建築が可能な場合もあります。

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