掲載開始日:2023年6月2日更新日:2023年6月14日

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宮崎県知事定例記者会見(2023年5月15日)

項目

配布資料

発表事項(知事発言)

令和6年度国への提案・要望について

私から何点かご報告申し上げます。一点目は令和6年度の国の施策・予算に対する提案・要望を取りまとめましたので、そのご報告であります。
毎年概算要求を前に国に対して本県の様々な提案・要望を行っているところでありまして、資料1に整理しておりますように項目数としては28項目、このような内容で要望しております。スケジュールにありますとおり5月23日から24日にかけて、政府、関係省庁、県選出国会議員への要望を行ってまいりたいと考えております。詳細についてはのちほど担当課長から説明を申し上げる時間をいただいております。私からはいくつかポイントを絞って説明申し上げます。

本体をご覧いただきますと、28項目ある中で2つ目、項目2をご覧いただくと今の物価高騰が、先が見えない中で様々な産業分野、そして県民生活に大きな影響が及んでおります。それに向けて今、地方創生臨時交付金等で様々な地方としての対策も後押しをいただいておりますが、国における取組として、地方が必要な財源等を求めてまいりたいということでございます。

その下の3では、農畜水産業における価格高騰対策、特に本県においては基幹産業であります第一次産業に対する影響は極めて大きいものがあります。先週も串間市や小林市の子牛の競り市に参りましたが、子牛の価格がなかなか上がらない中でコストはぐんぐんと、餌代プラス肥料代も上がっているということで、なかなか先が見えない。このままだと廃業も進んでしまうのではないかと大変懸念する声が現場からも寄せられたところでありまして、しっかり国においても対策を求めていきたいと考えております。

それから項目の7をご覧いただきますと、コロナも5類に移行してかなり落ち着く中で、インバウンドについても徐々に再開しております。様々な事情により本県もまだ定期便の再開に至っていないところでございます。それに向けて取り組むとともに、国において受け入れ態勢の整備でありますとか、訪日誘客対策等に後押しをいただきたいという要望でございます。

それから項目9の中山間地域の維持に向けた取組の充実ということで、今日、中山間地域対策推進本部会議も開催し、計画を取りまとめたところであります。どんどん人口減少が進む中で、中山間地域における様々な機能が影響を受けているということで、地域おこし協力隊員等に対する要件緩和の問題でありますとか、様々な国の支援措置の充実を求めてまいりたいということでございます。

それから項目13は、先日のG7宮崎農業大臣会合を受けた取組についての支援であります。「宮崎アクション」ということで取りまとめられたものについて、本県としても企業との連携のもとに様々な取組を進めているところでありまして、この会合の成果をしっかりと将来につないでいくためにも、本県が先頭を切って様々なことに意欲的に取り組んでまいりたい。それを国としてもぜひ後押しをお願いしたいという要望を行ってまいります。

項目の16です。森林環境贈与税の譲与基準について、これは今、人口比で配分され、都市にかなり多く使われております。もちろん木材利用を都市部等においても進めていただきたいところでありますが、その配分基準である譲与基準を地域の実情に即したもの、要はもっと本県のような山を守っていく立場に寄せていただきたいという内容をお願いするものであります。

それから17です。少子化対策、子育て対策の充実が求められているところであります。特に子どもの医療費助成などありますが、東京をはじめ都市部の財源の豊かなところは手厚いものがあって、それ以外のところはなかなか手が回らないというアンバランスが生じているのはいかがなものかということで今、国全体として次元の異なる思い切った対策を進めていく方向を示されているところでありまして、こういった包括的な仕組み作りは全国一律でお願いしたいとこれまでも要望しているところでありますし、自由度の高い交付金の創設等、国においても大きな方針が示される中で、さらなる手厚い対策を求めていきたいということであります。

それから項目の22は地域公共交通について、人口減少の影響の中で、路線バス、鉄道といった地域におけるこうした交通手段をいかに残していくかということは重要な課題であろうかと考えております。継続的な支援等をそれぞれ要望していきます。バスも含めて本県でもしっかりと議論を進めているところでありまして、国の力強い後押しを求めてまいりたいと考えております。

24の防災・減災、国土強靱化、これは昨年も台風14号による大きな災害がありました。改めてこの防災減災対策をしっかりと進めていくこと、それから早期の復旧復興に努めていくこと、今5ヶ年で進んでおります防災・減災、国土強靱化の財源も将来にわたって必要だと改めて強く訴えてまいりたいと考えております。私もナショナル・レジリエンス懇談会(防災・減災)の委員として発言しておりますが、しっかりと県として、また知事会全体としても声を上げていきたいと考えております。

コロナも比較的落ち着きつつある中ではありますが、物価高・原油高、特に物価高の影響がまだまだ続いている状況の中でしっかりと国には必要な財源であったり、対策を求めてまいりたいと考えております。提案要望については以上であります。

ラグビー日本代表のワールドカップ事前合宿について

それから発表事項の2点目であります。元気が出る話題であります。ラグビー日本代表のワールドカップを前にした事前合宿が決定したというお知らせであります。

今年9月にフランスで開催されるラグビーワールドカップの前に7月初旬から約1ヶ月間、宮崎市内において、実施されるということであります。前回のワールドカップ以降、毎年本県で合宿していただいており、またその前も宮崎で合宿し、そしてその合宿が結果につながっていると。縁起の良い結果の出る宮崎キャンプ、キャンプ地・宮崎はそのような場所だということのアピールにも使っているところでありますが、今回のラグビーワールドカップでもキャンプ地に決定したということであります。

前回大会は全勝でプールAを勝ち上がって、よくアイルランド等に勝ったなと改めて思うところであります。今回もイングランドやアルゼンチンなど、いわば格上と同じプールに入っております。厳しい戦いになるかと思いますが、直前の重要な合宿について、合宿地としてしっかり役割を果たしたいと考えております。

これまでと全く位置づけが違うのは、これまで我々日本は第2グループに位置しておりましたのが、今までティア1と言われていたトップレベルの国に日本代表が位置づけられたと。ティア1が再編され、ハイパフォーマンスユニオンという名前でありますが、要は世界のトップチームを合宿地としてお迎えするということで、誇りを持って最大限バックアップをしてまいりたいというふうに考えているところでございます。これが2点目であります。失礼しました、ここでメッセージ動画があります。

(日本ラグビーフットボール協会専務理事岩渕健輔氏メッセージ動画放映)

『河野知事、宮崎県の皆さん、大変お世話になっております。日本ラグビー協会の岩渕です。この度もまた、宮崎県で代表チームがお世話になります。大変ありがとうございます。いつもチームを暖かく迎え入れていただき、いつも素晴らしい準備をさせていただいています。ワールドカップの前、宮崎県の方で皆さんにお世話になるのが何度も続き、そのたびに前向きな成果を上げることができております。今回、代表チームも宮崎でいい準備をして、23年9月、パリでの大会、しっかりといい結果を残して、また皆様にご挨拶できるようにしたいと思っております。これからも是非よろしくお願いします。また、今回お世話になります。よろしくお願いします。』

このようなコメントもいただいて、文字情報もお手元に配っているかと思います。しっかり協会と今後とも連携を図りながら合宿地としての役割を果たしていきたいと。今年2月に侍ジャパンの合宿地として、我々はしっかり役割を果たすことができたと考えておりまして、引き続きラグビーにおける日本代表の合宿を受け入れて、ますます合宿地・宮崎としての知名度であったり位置づけも高まっていく、また確固たるものになっていくことを大変嬉しく思っているところであります。

SNSを活用したみやざきの魅力動画発信について

SNSを活用した魅力動画発信ということで、これまでも様々な個別テーマでの動画作成などは行ってまいりましたが、全般的に魅力を伝えるための動画を新たなYouTubeチャンネルも開設しながら、また、ダイジェスト版の動画をTikTokで配信しながら、より情報発信、魅力発信を行っていこうということでございます。「みやざきひなたch(チャンネル)」(みやひなch)ということでのYouTubeアカウントを設定して、月4本程度、5月の動画配信も4本程度考えているということで、まず(1)(2)の動画ができましたので、既に配信を開始しましたが、2本の動画のダイジェスト版をこの場でご紹介いたします。

(動画放映)

こうしたタッチ、テイストのもので、これまでにない少し軽い中で、親しみながら魅力に触れていただくということであります。1本目と2本目は今出ていたYouTuberの「ぞの」さんを中心に作ったところであります。今後どのようにしていくのかまた決まっているわけではありませんが、様々なアプローチ、それから皆様の反応等を見ながら、様々な媒体を使ってしっかりと情報発信していくことは極めて重要だと考えておりますので、このような取組を始めましたというご報告であります。

新型コロナの感染状況に応じた注意喚起等について

4点目は、コロナの感染状況に応じた注意喚起等ということで、先日5月8日から5類感染症へ移行しました。現在の足元の状況として、県民や医療機関からの相談窓口への問い合わせの状況だとか入院状況などからは、今のところ目立った混乱であったり心配されるような状況にはなっていないということで、スムーズに移行できたのかなと考えております。ただ決してこれでコロナが終わったわけではありませんので、これまでのような感染拡大に引き続き注意する必要があるということで、感染状況に応じてどのような注意喚起をしていくか整理しましたのでその点のご報告であります。
モニターを使ってまいりますが、先日申し上げましたように、58の医療機関で定点観測を行って、毎週木曜日に発表していくということであります。このような情報です。入院患者数についても毎週水曜日時点でのものを1週間単位で報告していくことになります。

ただ、これまでのように毎日ではない、全数把握ではないという中でしっかりと感染動向が把握できるのか、また、一番大事なことは、感染がじわじわと拡大したときに県民の皆様に注意していただくような必要な情報提供をすべきではないかという思いの中で、これまでの感染状況を踏まえた行動要請を伴う警報については終了して、今後行わないということでありますが、県内・県外の感染状況については、一定の目安を設けることによって、これまで左のように新規感染者数によって色分けを行って、感染状況を報告してまいりました。その色分けについては、これまで3年も行ってある程度慣れてきたということでそのまま使いながら、どのような基準設定をして、今、少し感染が増えていますよというところをお伝えするかというのがこの右側で、ポイントは右側の表になります。

次のページを見ていただきますと、第8波における10万人あたりの新規感染者数の折れ線グラフと、それから先ほど申しました58の医療機関での定点観測における報告数がこのグレーの棒グラフで表したものでありまして、おおよそ10万人あたりの新規感染者数と定点あたりの報告数が、比例関係にあります。これを分析した上で、定点あたりの報告数1に対して、人口10万人あたりの新規感染者数が約30人、例えば50に対して約1500、20ちょっとに対して650ということです。30をかけたら、この数字が見えてくるというところで、今回の第8波を振り返ることによって、おおよそのトレンドを把握できるのではないかということであります。元のページに戻っていただいて、ここを見ていただくと30をかけた数字になっていようかと思います。定点あたりの報告数は我々が把握できる数字でありますので、それが5であったら直近1週間の人口10万人あたりの想定患者が150人という想定を、あくまで第8波における感染者数をもとにした比例関係をベースに、仮にこのような形で数字を置いて、第8波の傾向を踏まえると今このような状況にありますよということをお伝えしようというのがこの基準であります。この基準をこれからも未来永劫というと大げさになりますが、ずっとこの基準のままではなく、例えば、今我々に見えているのはオミクロン株で、このオミクロン株より例えばさらに感染力が強いだとか、若しくは病原性が強いもの、もっと早めに警鐘を鳴らすべきものが出た場合は、こういった感染状況の基準を見直す可能性があるということです。あくまで第8波の状況等を踏まえたときに、このオレンジや赤が出てきた場合はやはり注意してもらうべきだなと県民の皆様にわかっていただくためにお伝えするということです。

それから次です。これまで行っておりますようにブロックごと、それから各県の状況もこういった形で色分けして、お伝えします。ただ、冒頭で申し上げましたように、行動要請を伴う警報を今は用意しているわけではありません。あくまで5類に移行した中で、こういった情報を踏まえて、一人一人が感染防止対策に注意していただくというのが、これからの取組でありますので、国全体として大きな感染拡大があって、国として改めて感染症の位置づけが変わった場合はまた別の方向になりますが、今の体制の状況の中では、今申し上げました第8波の感染データ等をベースにしたこういった注意喚起をおこなってまいります。

5類に移行したということで、今いろいろな行事、それから懇親会等も含めて従来どおり行えるようになりました。昨日閉会となった宮崎国際音楽祭もほぼコロナによる影響がない形で実施することができて、それは非常にありがたいことではありますが、コロナがゼロになったわけではなく、今後の感染動向には引き続き必要なアンテナを我々として張っておきますし、県民の皆様にも、その時々の感染リスクに応じた感染防止対策を行っていただくことになろうかと思います。

よくあるパターンは、例えば東京なり人口が多いところで感染がじわじわと拡大したときに、今までは県をまたいだ移動を控えてくださいだとか、注意してくださいという言い方をしていて、今後はそこまでは言いませんが、例えばこういった情報の中で人口が多いところ、特に国外との行き来が多いところが赤や紫となった場合は、そうした地域に行ったときは、特段の注意をすると。マスクなども適切に活用していただくといった注意が必要だろうと考えております。そういったときの行動の参考にしていただくような情報提供をこれからも行ってまいりますというご報告でありました。

私からは以上であります。

質疑応答

令和6年度国への提案・要望について

(MRT)
ず「みやざきの提案・要望」ですけれども、改めて総論でかまわないので、来年度の予算に向けて国に対して、どういうふうにこの項目を実現させてもらって、来年度の予算につなげたいか意気込みを教えてください。

(知事)
にやはり今我々が直面しているのは、コロナの影響もまだ残る中、そして物価高の影響が様々な産業分野に及んでいるということ、それから構造的な問題として人口減少が進んでいる中で、それぞれの地域なり産業分野の担い手をどう確保していくのかが非常に大きな課題となってまいりますので、そういった本県の実情を踏まえた要望を行っていくことになろうかと考えております。今、国において、コロナについてのいろいろな財源は見直しを行う方向で議論されておりますが、物価高についてはまだまだ先が見えないので、引き続きそういったところは農畜水産物に対する支援も含めて行っていただくことをやはり我々としては強く要望していきます。防災対策なども昨年の台風14号の経験も踏まえながら、必要な予算を確保していくということで、今、我々が直面しているそういった現場の状況・課題をこの要望活動を通じてしっかり国に情報提供することも非常にこの活動の重要なポイントでありますし、提供するだけではなしにそれに沿った形での制度であったり、補助金なり財源の確保に努めていただき、本県への配分に結び付けていただく取組をさらに進めていきたいと考えております。

(MRT)
じような答えになると思うんですけど、個別で伺いたいのが地域間のバスと日南線や吉都線のような輸送密度が低い路線に関しても要望項目が上がっていますけれども、改めてこれについてもどういうふうに実現していきたいか教えてください。

(知事)
域の置かれた状況によって地域公共交通も様々な課題があろうかと考えております。本県も主要な広域路線バス網の再編整備ということで、バス事業者としっかり議論・連携しております。それからJRのような鉄道網についても、地域で維持存続するための協議会などを作って、それを国が後押しする仕組みもできておりますので、我々は現場の状況を踏まえた議論をしっかり行い、いろいろな取組の後押しを行うための支援策を求めていきたいと考えています。

ラグビー日本代表のワールドカップ事前合宿について

(MRT)
にラグビーワールドカップの事前合宿ですけれども、場所については、宮崎市内ということで日本ラグビー協会から発表みたいな形ですけれども、これやっぱりシーガイアもしくはアミノバイタルトレーニングセンター宮崎という認識でよろしいでしょうか。

(知事)
そういうふうに捉えていただいていいと思います。特にコロナの影響があって、例えば無観客といいますか、感染対策を行うような状況の中で、これまではっきり場所を示さない形で発表を行っていました。今、コロナは比較的落ち着いておりますがその状況も踏まえて、非公開での練習を行うこともありますので、そういったところも含めて、そこはトータルでラグビー協会から、場所であったり公開・非公開の状況等を、詳細に説明いただく段取りになっております。

(MRT)
そういった表現の中で非常に聞きにくい質問ですけれども、やはりこの日本代表合宿を見据えてアミノバイタルのトレセンを整備したわけですけど、それが実現できたということで、受け止めを教えてください。

(知事)
致するために作ったというか、誘致はずっとやっていたわけですし、さらに充実した環境で受け入れることができるために我々として努力したというのは、確かにアミノバイタルトレーニングセンター宮崎でありますので、それはしっかりとラグビー協会にも伝えて、アピールしているところでありますが、それをどういうふうに使っていくのかというのは、協会のお考えもあろうかと思います。いずれにせよ、我々としてはこれまでの実績もあるし、さらにそれにあぐらをかくことなく、さらなる充実を図ったんだと。そして、結果的に継続して事前合宿が決まったことは手応えを感じて大変嬉しく思っているところです。

(MRT)
スポーツランドみやざき」の新たな拠点の一つとして整備したところもありますので、これを弾みにどうしていきたいみたいな「スポーツランドみやざき」の発展について見解を教えてください。

(知事)
に県総合運動公園が一大拠点であることに加えて、このシーガイアエリアもゴルフやトライアスロンの競技別強化拠点になっています。そういったベースも活かしながら、さらに充実を図ることで、ラグビーだけでなくサッカーだとか、この週末も60歳代、70歳代のサッカーの全国大会が開かれたり、そういったところにもつながっておりますし、陸上競技もあるということで、さらにより多くのトップチーム、それからアマチュアも含めてですけど合宿の受け入れ、それも宮崎市内だけではなしに、全県下に進めていく一つの弾みにしていくということでもありますので、そういったところにつながるよう取り組んでいきたいと考えております。ちなみに提案要望の中でも見ていただきますと8です。まさに屋外型トレーニングセンターを整備したということですが、トライアスロンなどはビーチだとか道路だとか個別のところが競技別強化拠点に指定されているので、屋外型トレーニングセンターについてもそこに位置づけてくださいというのが提案要望の一つ目の○でありますし、屋外系競技の中核拠点施設として新たな枠組みでこれを位置づけてくださいという要望も、今回の国への要望の内容として行っておりますので、まさにそういうところでの位置づけをさらに高めることによって、先ほどのご質問にありましたようなさらなる合宿の受け入れだとか、また、そこも活用した全県的な広がりにも結びつけていきたいと考えています。

(MRT)
応確認ですが8番に関しては、ずっと以前からの目標であったナショナルトレセンへの指定という位置づけになるということでしょうか。

(知事)
つ目の○についてはそういうことです。これまで国がそのような複合的な競技の拠点というカテゴリーで指定を行っていないということで、やはり新たにそうした発想で指定を行うことを我々として提案しています。競技団体にも応援いただきながら実現していきたいという内容になっています。

(スポーツランド推進室)
しだけ補足させていただきますと、先日ラグビー協会とお話しましたら、月末あたりに場所と日程と、あと候補選手の中身も含めて詳細を発表するということですので、また後日、ラグビー協会から発表があると思いますのでよろしくお願いいたします。

新型コロナの感染状況に応じた注意喚起等について

(MRT)
ロナの5類移行に関してですけれども、まず5類に移行して1週間ということで率直な受け止めを教えてください。

(知事)
ほど冒頭申し上げましたように相談件数や入院の状況を見ますと、大きく混乱が生じている状況ではない、また、大きく懸念されるような拡大が生じているような状況ではないと考えております。ただ、毎日の全数報告で傾向を把握することができていたものが定点観測で1週間ごとになりますので、そこは、今申し上げました形で、我々としてもしっかりアンテナを張って必要な情報提供を継続的にこれからも行っていきたいというのが今日の発表のポイントになります。感染者数については木曜日の定点観測になりますが、入院の状況については確保病床を持っているところはG-MISを使って日々、登録されますので、場合によって入院登録が急に増えてくれば、木曜日ごとの定点観測の前に我々として「感染が増えている」、「入院患者が増えている」という情報も把握することができるということで、いずれにせよ、5類への位置づけということで全数把握ではなくなったにしても、いろいろな懸念されるような気配であったり動向は、しっかりといろいろなデータを持ちながら早め早めに把握して、必要な対応を図っていきたいと考えております。

(MRT)
れも繰り返しになって恐縮ですけれども、改めて先ほどもオレンジや赤になった場合には、特段の注意をしてほしいといった呼びかけがありましたけれども、行動要請を伴う警報等がなくなったことで。オレンジ、赤になったから私達は何をすればいいのというところがわかりにくいと感じる県民もいるかもしれませんので、先ほど会見の冒頭にもありましたけれども、改めてこの新しい枠組みをどういうふうに県民は見て行動すればいいのか発言をお願いします。

(知事)
染防止のために取り組むべきことは、これまでの3年に及ぶコロナとの闘いの中でもうはっきりしていることがあろうかと思います。マスクの適切な着用だとか手指消毒だとか、密を避けるというようなリスクを避ける行動も、今の普段の生活では感染が拡大していたような状況ほど求められないにしても、場合によって地域的な感染拡大が見られるようなところであれば、これまでのそういった感染防止対策に一人一人が感染状況に応じて最大限取り組んでいただく必要があることになろうかと考えております。インフルエンザについても同様ですよね。定点観測の情報でインフルエンザの警報などが出されたり、インフルエンザが非常に流行していますよ、注意してくださいと。そうすると、それぞれいろいろな取組がこれまでもされてきたところでありまして、また、コロナがまだまだインフルエンザのようにいろいろな処方薬がある状況ではない中で、特に高齢者や基礎疾患を持たれた方のリスクは高い病気であるということは医療関係者もまだ注意を促しているところでありますので、決して終わってはいない、大きく広げることがあってはいけないということを改めて社会全体で感染状況に応じて警戒を強めたり、通常ベースに戻したりという繰り返しになっていくと考えております。

(NHK)
染状況に応じた注意喚起等について質問したいんですけど、これは県独自の取組ということで、他の県ではこういったことはなかなかしていないのかということと、この基準についても他の県ではなくて県独自で決めたものなのか聞かせていただきたいと思っています。あともう一点だけ、黄色とかオレンジとか赤とか紫とかあると思うんですけど、「警報」とか何かそういう言い方をされるのか、、赤とか紫だったら呼びかけ方を変えるとか、注意してほしいことについて具体的にこういうことを呼びかけますというのが今の段階で決まっていれば教えていただければと思います。

(知事)
くまで感染状況をそのときの数字を踏まえてお知らせするということでありますので、いわゆる警報ということではありません。少なくとも行動要請を伴う警報ではないということになります。それから今回の設定については、あくまで本県における第8波の先ほど見ていただいた傾向を踏まえて、本県なりに独自に設定したものであります。そして、このような感染動向に対する情報提供は、おそらくいろいろな都道府県でされると思いますが、それぞれの都道府県のこれまでの経験なり、いろいろな状況も踏まえての取組がされると思います。今、全国で何県がこのようなものをされるのかまで数字を把握しているわけではありません。全数把握がなくなったからといって、1週間ごとの定点の数字だけで、それがちゃんと伝わるだろうかというところを我々は不安に思っておりまして、まだまだ警戒を強めるべき、また、このウィズコロナという中で、感染動向にはアンテナを張っていただきたいということをこのような形でお伝えするものであります。
感染がもし再拡大するようなことがあれば、それに応じて注意喚起のやり方なり、県民の皆様への伝え方は変わってくるかと思います。発表の仕方についても、例えばホームページ等で情報を淡々と発表するというのもあるでしょうし、例えば非常に感染が拡大していて、警戒すべきだということであれば、部長だとか私などが会見を開いて県民の皆様に注意喚起をするということもあるでしょうし、そうしたいろいろな発信の仕方を工夫しながら、必要な役割を果たしていきたいと考えています。

(宮崎日日新聞社)
ロナの感染状況の公表についてですが、県内の第8波を参考にしたということは理解して、県内のマップについてはわかるんですけれども、全国の感染状況のマップに同じ基準を適用することが、他県はまた数字が違うのかなと思うんですけど、そことの整合性というかどういうふうに整理してこのマップを公表するのか教えてください。

(知事)
指摘のとおり、定点観測の1に対して約30ということで、我々としてはそういった指標を得て、設定しているわけでありますが、他の県が同じとは限らないと思います。ただそれを詳細に分析して割り出してというところまでエネルギーを使うのではなく、仮に本県の感染状況を当てはめるとこうですよという発表の仕方になりますし、先ほど言いましたように、もし赤だ紫だという状況になったときには、そこも含めて丁寧に説明していきたいと考えています。

ラグビー日本代表のワールドカップ事前合宿について

(宮崎日日新聞社)
けてラグビー日本代表のワールドカップ事前合宿についてお伺いしたいんですけれども、先ほども場所の質問があったんですが、正式にはラグビー協会が発表するんだと思うんですけども、屋外型トレーニングセンターが有力であると捉えていいのかというのが一点と、今回の合宿が決まる経緯、先ほど縁起が良いということもおっしゃったんですけど、改めてそれだけではないラグビー協会から評価いただいているポイントがあるかと思うんですけども、今こういうことを聞いているというお話ができる範囲で教えていただければと思います。

(知事)
時エディー・ジョーンズヘッドコーチのとき以来ご指摘いただいているのは、宿泊施設と練習施設が近接していて、無駄がなく休み、そしてトレーニングができる、宿泊施設とグラウンドが遠ければ、移動だけで30分なり1時間の時間を使うことになりますので、あくまでトレーニングをする場所として効率よく宿泊施設、それからグラウンド、それからプールなりクールダウンの施設も含めて、それから屋内でのいろいろな筋トレといいますか、いろいろなものができる施設の整備を行っております。それから空港からのアクセスの良さも元々のところでありますし、そういったところをトータルで評価いただいてこのようなまとまった期間、集中的に強化合宿を行う場所としての高い評価をいただいていると。それからこれまでいろいろな人間関係といいますか、しっかりといろいろな要望に対して答えることができる県のラグビーフットボール協会との人的なつながりであったり協力体制ももちろん評価いただいていると考えております。
れでどこのグラウンドを使うかについては、これまでいわゆるスクエア1というところを使ってきておりますので、おそらくそこも使われるでしょうし、それから新たな選択肢として屋外型トレーニングセンターも整備しましたので、そこも使ってもらうだろうなとは思いますが、そこはどういったトレーニングをするのかということで、例えばサインプレーかどうかわかりませんけど、非公開で行いたい場合はスクエア1の方が非公開にはしやすいですよね。屋外型トレーニングセンターは表に開けておりますので、だから使い分けも想定されるのかなと思いながらも、今回初めてのことで、それをどういうふうにラグビー協会がお考えになっているか我々は預かり知りませんので、全体のスケジュール、それからトレーニング計画等も含めて先ほど説明しましたように月末に協会から説明いただけると考えています。
こにいるだけではなしに、週末はトレーニングマッチで県外に行かれて、帰ってこられたりとか、そういったところもありますので、全体の強化スケジュールの中で、じゃあ施設をどういうふうに使い分けていくのかというところ、それは説明をいただけるとおもいます。

SNSを活用したみやざきの魅力動画発信について

(宮崎日日新聞社)
が新しく作ったYouTubeアカウントについての質問ですが、これまで県公式チャンネルというチャンネルがあるところで、あえて新しいチャンネルを作って発信していくことの狙いが一つと、あとこれまで県が作っていた動画と違ってかなりやわらかい雰囲気の印象を受けたんですけど、このチャンネルで発信していく動画の内容や雰囲気について考えていらっしゃることがあれば教えてください。

(知事)
れまでも動画を県政の様々な情報発信に使うことは行ってきたところでありますが、様々なテーマだとか、様々な事業だとか、それ絡めての動画作成でありましたけど、今回は全般的な県の魅力という視点で、要はそれぞれの部署主導というよりは広報主導でテーマを設定しながら行っていくということで、別のチャンネルも設定して、シリーズ的に伝えていく場を設定したことになりますし、そこでより多くの方に見ていただくには、やはり少し役所的な堅い内容というよりもやわらかく、YouTuberの方にも協力いただきながら発信していこうということで、農林水産省の「BUZZMAFF」でしたっけ、農林水産省が花でガーッと、国の役人がこういうものを作られるのかということでバズったり、非常に注目されたりというところがありました。
れまで各部局が作っている動画でもそういったアプローチも行っておりますが、今回は改めてそういった一つのチャンネルを新たに作って、より気軽に情報に親しんでいただくためのものに取り組んでみますということになります。再生回数がどこまで伸びるかというのは非常に注目されるところです。

(宮崎日日新聞社)
足でTikTokは、新しくTikTokのアカウントを作るということですか。

(知事)
うですね、短縮版の動画をTikTokなどで流していくことになります。

ラグビー日本代表のワールドカップ事前合宿について

(UMK)
グビーの日本代表の合宿についてですが、先ほどの使い分けも想定しているというところで質問が2点ありまして、一つが新しいアミノバイタルトレーニングセンター宮崎を使われる前提で今回報道してもいいのかというところと、もしそうであれば、これまでかなり力を入れて整備も行ってきて、誘致も行ってきたと思うんですが、そういったことが今回叶ったということでの今の受け止めを改めてお願いします。

(知事)
所をどういうふうに使い分けていただくのかというのは、我々は正確に把握しておりませんので、ラグビー協会の発表を待っていただきたいと考えています。先ほどお答えしましたように、これまでのノウハウであったり、受け入れ体制も評価いただく中で、再び選んでいただいたとは思いますが、それだけで満足することなくさらに環境整備しましたというのが我々のスタンスとしてあり、今のトレーニングセンターの整備を行ったわけですが、じゃあそれを実際に使っていくのかどうなのかというところは発表を待っていただければと思います。
すから今日の段階でトレーニングセンターが必ず使われるというのは私の立場では正確に把握しておりませんし、そのようなところはちょっと待っていただければなと思います。使わないことはないだろうなとは内々思っておりますけど、さっき言いましたようにラグビー協会としてもいろいろな強化の計画もあるでしょうし、その中で実際に使われるかどうなのか、我々は楽しみに発表を今待っているところです。

(読売新聞)
の質問に重ねてですけど、そうしたらアミノバイタルトレーニングセンター宮崎は、県としてはアミノバイタルトレーニングセンター宮崎も使われることを想定して準備していくという理解でよろしいですか。

(知事)
れは予約が入るかどうかというところになります。予約が入ったらしっかり受け止めるということになりますので、今そこがどうなっているのかというところはまだ把握しておりません。記事が書きやすいというのは本当に重々よくわかるんですが。

(スポーツランド推進室)
、ラグビー日本代表チームとは調整中でございます。まだリーグワンのプレーオフがシーズン中でございますので、どういった方をメンバーに入れるのかとか、そういった戦術面の部分も含めて、ラグビー協会の方で調整しております。それを踏まえたうえで、うちの施設をどう使うのかというところも、今内々ではやっているところでありますが、詳細についてはラグビー協会から説明があるかと思いますので、それをお待ちいただければと思っているところでございます。

(知事)
キュリティ対策とか情報管理がありますので、そこはぜひご理解をいただきたいと思います。まずは再び日本代表がワールドカップ前に宮崎を選んでいただいたことを今日は早く発表させていただいたということでありまして、詳細については協会の方で追って発表となります。

(MRT)
れでは発表事項以外で各社よろしくお願いします。

6月補正予算案について

(宮崎日日新聞社)
日、知事のヒアリングの様子も公開されました。6月の肉付け予算に向けて、農業大臣会合など大きなイベントも経て、いろいろお考えもあろうかと思うんですけれども、改めて肉付け予算の編成に向けて、どういう考えで、どういう方向性でやっていきたいというのがあればお願いします。

(知事)
ほど提案要望の文脈の中でも申し上げましたけど、今、本県が直面しているのは、コロナや物価高、原油高、また昨年の台風14号も含めて、そういった厳しい状況から社会経済活動を回復していくということでありますので、様々な政策的な打ち出しの要素の内容を盛り込んだ補正予算案の編成を今、行っているところであります。当初予算はあくまで骨格、骨太な骨格で規模も大きかったものでありますが、今申し上げましたコロナや物価高への対応だとか、人口減少の今の状況、そして今言われたG7農業大臣会合の成果を将来につないでいくような内容、大きくはそういったテーマを中心にしながらしっかりと編成していきたいと考えております。
だ、物価高というのは今我々が見えているところで終わるわけではない。子牛の生産農家の方もおっしゃっていましたけど先が見えない不安があるわけですよね。国においても飼料代にしても3ヶ月ごとにいろいろな対策が打ち出されているわけですが、今見えていない、まだ説明を受けていないその先はどうなんだという声があります。
たがいまして、6月補正でもしっかりやるわけですが、それを受けて、その後についても随時、国に対して必要な財源の確保であったり、県としても必要な対策を打っていくということも必要だと思うんですが、全体の位置づけ、流れの中で当初予算以降の状況を踏まえて、必要な対応をこの6月ではある程度打ち出していきたいと考えております。

韓国での口蹄疫の発生について

(読売新聞)
蹄疫の関係ですけど、韓国で4年ぶりに口蹄疫が発生しています。知事の受け止めと、県として何か対策等の動きがあればお願いします。

(知事)
めて強い警戒感を持ってこの情報を受け止めております。これまでも韓国で確認された後に国内に持ち込まれたのが13年前であり、その前の23年前もそうであったということを考えると、今回韓国では4年ぶりですか、確認されたというのは、必要な畜産関係者については情報共有されているところであります。引き続き水際防疫、地域防疫、それから農場防疫ということで今警戒を強めるタイミングだということを徹底していきたいと考えております。
、直行便、定期便が宮崎で再開されているわけではありませんが、だから持ち込まれるリスクは少ないと思ったら大間違いでありまして、どこかの空港から入ってきたところが陸路で宮崎に持ち込まれかねないという緊張感を持って、繰り返しになりますが、水際で地域で、そして農場でということで何段階もの防疫をこれまでもやっておりますが、お隣の韓国で確認されたというのは、さらにぐっと警戒を強めるべきところだということを関係者が今、さらに共有すべきものだと考えております。
れからこの前G7の会合のときにも野村大臣とずっとそういった情報交換をやっておりましたが、豚熱についても国内で収まっているわけではありませんし、我々が警戒すべきはアフリカ豚熱です。これはワクチンもないアフリカ豚熱がまだまだアジアで蔓延している状況がありますので、今のご質問であったり今、当面見えてきたのは韓国における口蹄疫の確認ではありますが、アフリカ豚熱も含めて、これを持ち込むことがあってはならないというところは、ぜひ今一段と強い警戒で対応を図っていくべきものと考えております。
G7農業大臣会合のとき、鳥インフルエンザの話もいろいろ持ち出して各国の大臣と話をしていましたけど、カナダの大臣なども大変困っているということもおっしゃっていました。方向性は宣言の中、また「宮崎アクション」の中にも盛り込まれておりましたが、ぜひ、こういったG7の連携の中で、家畜疾病に対する対策を、さらに強化していただくことも重要なテーマの一つだと思っております。

(MRT)
上で定例会見を終了とさせていただきます。

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