 |
地元の人に愛されている
地域の名物料理
全国を旅すると、その土地でしかみられないユニークな食べ物に出会うことがある。一見どこにでもありそうな食べ物も、材料や作り方、あるいは食べ方にそれぞれの特徴があり、それが地域の魅力になっている。百年以上前から続くもの、ここ数年より生まれたもの、宮崎で愛されるご当地グルメを紹介しよう。 |
小林チョウザメにぎり膳
小林チョウザメ炙りちらし小林
宮崎県水産試験場分場がある小林市は、日本で初めてシロチョウザメの人工種苗生産に成功した、「チョウザメのふるさと」。上品で淡白な味わいのチョウザメの白身をにぎり寿司とちらし寿司に仕上げた。

都城焼き肉三昧舟盛り御膳 都城
豪快に舟盛りされた都城産の鶏肉、豚肉、牛肉を特製のアルミ陶板で焼いて食べる「畜産のまち」のご当地膳。3種類の漬けダレや、地元産食材の小鉢など細部にもこだわる。

都農ふぐ丼都農
都農町の名産である金ふぐ(シロサバフグ)を使った丼。炙った身を薄くそぎ切りし、3種類のタレ(ふぐだしダレ、梅ダレ、紅葉おろしダレ)をお好みでかけて食べる。

串間活〆ぶりプリ丼ぶり串間
串間市で水揚げされた新鮮なブリの刺し身に、野菜サラダなど市特産の食材をのせた丼。ブリの量は100g、サラダに使う野菜は5種類以上と決まっており、ヘルシーでありながら、ボリューム感もある。

高鍋ロールキャベツ丼高鍋
高鍋町のご当地グルメは、九州でも有数の生産量を誇るキャベツが主役。ミニロールキャベツをのせた丼、同じくミニロールキャベツの香の物、汁物とキャベツ尽くしの膳となっている。

辛麺 県内一円
唐辛子のきいた赤いスープに、挽肉、ニラ、溶き卵、ニンニクなどを具材にして食べる延岡市発祥のメニュー。韓国冷麺に似たコシのある麺が使われる。辛さのなかに旨みがある。

金ハモ天丼 門川
「門川金鱧」を使った料理の一つ。ご飯の上に揚げたてのハモの天ぷらがのっており、醤油タレで食べる。やわらかく淡白な味わいが特徴。門川町の「海遊物産館うみすずめ」で食べられる。

日南一本釣りカツオ炙り重 日南
各店で創意工夫して味付けた2種類の漬けカツオを、炭火であぶりながら味わう日南市の新・ご当地グルメ。生の刺身とはひと味ちがう、香ばしい風味を楽しめる。

お菓子も個性豊かにラインナップ
チーズ饅頭 県内一円
さっぱりとした植物性のチーズをさっくりとした歯ざわりの皮で焼き上げた、宮崎生まれのお菓子。宮崎銘菓として県内の多くの菓子店で作られている。

長饅頭 高岡
米粉を生地にして小豆餡を包んだ筒状のお菓子「長饅頭」は、宮崎市高岡町の名物。やわらかい生地と甘さをおさえた餡が人気を集めている。

白玉饅頭 国富
江戸時代から伝わる、国富町名産のお菓子。一口で食べられるほどの大きさで、外の皮はしっとりなめらか。中にはコシ餡が入っている。

よもぎ団子 県内一円
茹でて擦ったヨモギを、生地に混ぜて作る「よもぎ団子」は、香りよく、見た目もあざやか。県北部では近所のお母さんたちが作った手作りのものを食べられる。

|