掲載開始日:2023年3月29日更新日:2023年3月29日

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宮崎県知事定例記者会見(2023年3月28日)

項目

配布資料

侍ジャパンの2023WBC優勝における知事表彰等について(PDF:156KB)

発表事項(知事発言)

【侍ジャパンの2023WBC優勝における知事表彰等について】

令和4年度最後の定例会見となりました。今年度も大変お世話になりましてありがとうございます。今日予定している発表事項は、明るい話題で年度末を締めくくることができると大変ありがたく思っております。侍ジャパンの先日のWBC優勝は、大変明るい話題でございました。そのときに活躍された本県出身、またゆかりの選手、そしてチームに対する表彰の方針については先日ご報告しておりましたが、対象となる2個人、それから1団体から受賞に対する受諾の意思をいただいたので、改めて表彰を決定したという報告であります。

まず、戸郷翔征選手には本県出身の選手ということで「県民栄誉賞」でございます。侍ジャパンの第2先発として、特に緊張するであろう初戦の中国戦、さらには決勝戦のアメリカ戦と、素晴らしい活躍であったということであります。単に侍ジャパンの1メンバーであっただけではなく、極めて重要な活躍をされたのが今回の大会であったと思います。特に決勝戦でトラウト選手とターナー選手を三振に取った快投ぶりは素晴らしいものがあったなと思います。あの絶好調のターナー選手から、最後は内角のフォークで三振を取って、本当に見事な活躍だったと思います。

それから本県ゆかりの選手になります。岡山県のご出身で都城高校卒業の山本由伸選手に対しては、「スポーツランドみやざき特別表彰」であります。現在NPBのナンバーワン投手で、最もメジャーに近いその実力をいかんなく発揮されてオーストラリア戦、そしてメキシコ戦と、素晴らしい投球をされたことでの表彰であります。

それから今回初めてでありますが、侍ジャパンというチームに対して、「スポーツランドみやざき特別表彰」であります。本県でキャンプを行なっていただき、その成果を存分に発揮して、今回は特に7戦全勝で世界一になったと。今回は過去の大会と比べましても、アメリカも含めた各チームの本気度がさらにアップして、まさにガチンコで、そして野球に対する注目度の高まりにもつながった大会の中で侍ジャパンの素晴らしい成績、また素晴らしい野球を見せていただいたことを評価するものであります。本県でキャンプを行うチームが非常に良い成績を挙げるということで、縁起の良い、結果が出るキャンプ地宮崎をアピールしておりますが、今回の侍ジャパンもまさにその証明にもなったのではないかという感謝の思いで表彰するものであります。それぞれの活躍に改めて心から敬意、それからキャンプ地としての感謝を申し上げるものであります。

もう一つは、メジャーリーグの選手に対して、宮崎牛の贈呈等を考えているということで、1枚紙をご覧いただければと思います。まず2の方からであります。今回、残念ながら宮崎キャンプに参加いただけなかった、メジャーの選手、大谷選手、ヌートバー選手、吉田選手に、宮崎キャンプの参加者と同様に、ぜひ宮崎が誇る宮崎牛を食べていただきたい、できればアメリカでPRいただきたいなという思いのもとで、今回、素晴らしい成績が出た、結果が出たことも含めて、宮崎牛を贈呈するということであります。それからダルビッシュ選手については、宮崎キャンプに参加いただいたところでありますが、今回他の大谷選手も含めたメジャーの選手が参加できないという少し残念な思いがある中で、ダルビッシュ選手に最初から参加いただいたことによるキャンプの注目度、盛り上がりは、極めて大きいものがありました。そして度々選手の関係、仲間作りといいますか、チーム作りということで食事会をしていただいて、宮崎の食の魅力の発信、さらにはそういったことを通じて、宮崎キャンプのPRに大きく貢献いただいたということであります。今回、栗山監督がダルビッシュジャパンという表現をされておりましたように、ダルビッシュ選手の年齢、それから経験、そして宮崎キャンプから参加して、チーム作りに大きく貢献されたのは、世界一への歩みの中で極めて大きいものがあるんじゃないか。あくまでキャンプ地としての感謝の思いということで、宮崎キャンプMVP賞という名前でのお礼状、そして併せて宮崎牛も贈呈しようという整理であります。贈呈等については現在NPBや球団を通じて打診しておりますので、これは断るとかそういうことはないということで、今発表しておりますが、どのように送るか、送付の時期等も調整しているところでございます。これまでもいろいろなゆかりのある選手が活躍した場合に、宮崎牛を送ったりしております。松山選手にもマスターズで優勝したときに贈呈して、機会があったらぜひ宮崎牛を使ってくださいということが、マスターズのチャンピオンズディナーでの活用にもつながったこともあります。去年の全共でも良い成績が出た宮崎牛のPRにもつながるかなということでのこういった取組であります。侍ジャパン関係は以上であります。この資料にはありませんがスポーツでは、先日のアクサレディスゴルフで、ツアー初勝利となる山内日菜子選手が、本県出身選手として初めて優勝しました。しかも今回は、第10回大会という節目の大会での優勝は、これもスポーツでの明るい話題であろうかと考えております。山内選手は参加資格を考える上でQT181位と、QTのランキングだけでは参加できなかったわけですが、主催者推薦ということで、下克上という表現がいいのかどうかわかりませんが、素晴らしい活躍であったと思います。スポーツランドみやざきとして、野球もゴルフも明るい話題でこの年度末、大変盛り上がったかなと思います。

また、先日はアジアゴルフツーリズムコンベンション(AGTC)が開催され、世界35カ国から300人等のバイヤーやセラーが集まって、これも大いに成果を上げることができたのではないかなと思っております。皆様から口々に宮崎牛をはじめとする宮崎の食の美味しさへの評価をいただきましたし、宮崎のゴルフ環境として、空港からのアクセスの良さ、そして質の高いゴルフ場が空港から1時間圏内に18もあるところも含めて評価いただいたところであります。今年1年、こうした世界とのつながりの中で本県では、コロナや物価高等からの回復を図っていこうということを目標に取り組んでおりますが、侍ジャパン、そしてAGTCと、良いスタートを切ることができたと考えております。いよいよあともう1ヶ月を切っておりますが、G7農業大臣会合、それから秋には宮崎県人会世界大会もあります。そういったものの成功をしっかり実現していきたいと考えております。

最後のコメントは少し今年度1年間を振り返ってということになりましたが、やはり今年度1年間を振り返りましても、コロナとの戦いで、今この第8波も収束し、いよいよ第5類が見えている中で、大きなコロナとの戦いも節目を迎えつつあるのではないかと考えております。そのコロナとの戦いに加えて、昨年2月のウクライナ侵攻に端を発した物価高、原油高。さらには台風14号災害、そして鳥インフルエンザも3件発生いたしましたが、こうした自然災害であったり感染症対応、特にコロナにしても物価高等にしても、100年に一度の難局と言われている厳しい状況の中で、そういったものに的確に対応しつつ、様々な成果も上げることができた1年だったのではないかなと振り返っております。コロナ等の事情を背景にしながらでありますが、例えば農業産出額も本県が初めて4位になったことも明るい元気の出る話題でした。それから杉の産出量は、31年連続日本一ですが、木材の産出額も初めて1位も取ることができたというのもありますし、それから直近のインフラ整備として、東九州自動車道が宮崎市から日南市までいよいよ開通した。このタイミングでの開通も非常に元気が出る話題だったと考えております。引き続きコロナはゼロになったわけではない、完全な終息ではないにしろ、このソフトランディングを見据えつつ、物価高対応もしっかり行いながら、社会経済活動の回復に、新年度の令和5年度についても、しっかり対応を図ってまいりたいと考えております。

からは冒頭以上です。

質疑応答

【侍ジャパンの2023WBC優勝における知事表彰等について】

(UMK)
ジャパンというチームに対して、今回このような表彰をするということで、先方がこれに対してどのようなリアクションをされていたかとか、そのあたりは何かありますか。

(知事)
我々の感謝の思いを快く受けてくださったことであろうかと考えております。説明の中で7戦全勝ということも申し上げましたが、我々としても懸念された交通渋滞の問題だとか、大学入試と重なることによる問題等へもしっかりこれまでの経験を生かして、キャンプ地としての役割を果たすことができたのではないかという思いもございます。そしてまた引き続き、ぜひ次回のWBCにおいても宮崎でのキャンプをお願いしたいといった様々な思いも込めながら、感謝と、それから評価も合わせて盛り込んだ特別表彰になります。

(UMK)
そしてもう1点、宮崎がこのようなキャンプ地として定着し、それによりキャンプ地なので結果も付いてくるところはある程度皆さんに認知されていると思うんですけど、先ほどゴルフの話がありましたが、これをどのように宮崎県の経済の発展につなげられるようにこれからしていかれるか、コメントを頂戴できればと思います。

(知事)
例えば野球に関して言いましても、プロ野球のキャンプを受けることだけが目的ではありません。ただ、そういったトップチームが宮崎でキャンプを行うことで、社会人とかアマチュアも含めてキャンプに来ていただくということであります。それは野球に関してということです。それからゴルフに関して言いますと、やはり主要な3大会が開催されるとともに、ナショナルトレーニングセンターに位置付けされている宮崎のゴルフ環境を、AGTCにもありましたように、アジアのみならず、より世界からもゴルフのお客様を受け入れていこうという動きも進みつつあるということで、スポーツを生かした地域振興が、野球に関してもゴルフに関しても、より広がりを持っていくことができるのではないかなと考えております。スポーツランドみやざきとして、これまでも申し上げておりますように、全県化・通年化・多種目化ということで、今様々な取組を進めております。来月の屋外型トレーニングセンターのオープンも含めて、さらにスポーツを生かしていくことに、より取り組んでいきたいと考えております。

(宮崎日日新聞社)
WBCの件ですけれども、残念ながら本県では準決勝と決勝の地上波の放送がなかったということで、知事もパブリックビューイングに行かれたと思うんですけれども、しょうがないことではあるんですが、それを逆手にとって、例えば県主催でパブリックビューイングをやるとか、そういったことがあると、県の心意気がチームにも伝わるのかな、県を盛り上げて、みんなで応援しようという心意気がアピールできたのかなと思うんです。当時どういう考えがあったのかということと、今年はラグビーのワールドカップもあります。もしかしたら同じようなことが起きるかもしれないんですけれども、それに向けてどういう考えがあるのかなというのをお聞かせください。

(知事)
これまでもありまして、サッカーの代表戦で、今日もコロンビアとのマッチを残念ながら宮崎の地上波放送では見ることができないということがあります。そのたびにいろいろなご指摘もいただいておりますが、民放が2局であるということ、それからいろいろなテレビ業界の状況の中でなかなか難しいところがありました。その中で今回WBCの試合が、宮崎でキャンプをしたのにキャンプ地で見れないという県民の素朴な残念な思いはしっかり受け止める必要があろうかと考えております。それぞれのテレビ局には引き続き頑張っていただきたいなと。いろいろな難しい課題はあろうかと思います。そしていま提案いただいた県としてのパブリックビューイングという話があります。県だ市だということで特に線を引いているわけではないですが、今回宮崎市も都城市もそれぞれいろいろな背景、つながりの中でパブリックビューイングが行われたということで、これも盛り上がりにつながったんだと考えております。テレビ放送されないことの代わりになるかどうかというところは、パブリックビューイングについてはどうかなというところがありますが、やはりキャンプ地としてみんなで盛り上げてみんなで応援しようよというのは一つのやり方ですので、これまで県としてやったことはありませんが、県としてやるのか。やるとすると県庁所在地である宮崎市のみならずいろいろな場所でやる、そのときにいろいろな制度といいますか問題の中で、そういうことが可能なのかどうなのか。一つの問題提起として今のご指摘は受け止めたいなと考えております。それから冒頭申し上げるべきでしたが今、野球、野球と言っておりますが、ラグビーのワールドカップがあることも、本県にとってはキャンプ地として使っていただけておりますし、引き続き直前合宿なども誘致を図っていき、キャンプ地として盛り上げていきたいなと考えております。

【知事のSNSについて】

(宮崎日日新聞社)
ぜひSNS上でもだいぶ話題になったので、もしこういった機会があれば前向きに検討されると、すごく県のアピールにもつながるのかなと思いますので、可否は別にして、ぜひ検討をお願いしたいと思います。もう一つSNSの件なんですけれども、知事、しばらくお休みされていましたが、再開されて連日私的な話題からスポーツの話題まで投稿されていますけれども、再開されて反応はいかがでしょうか。

(知事)
いろいろ書き込みなり、それから直接の声でも、やはり再開を待っていた、情報発信を楽しみにしていたという方もおられますので、今回ガイドラインを定めて適切に自分自身もいろいろな頭の整理もしながら、徐々に徐々にまた以前のように発信していきたいなと考えております。

(宮崎日日新聞社)
以前よりも1日で何度も更新されたりとか、逆にご実家の猫ちゃんが天に召されたという話題まで、幅が広くなったり、更新の頻度もだいぶ多くなってるのかなという気がしますけれども、その辺を意識されているんでしょうか。

(知事)
たまたまWBCで話題が2回ほどあったということでありますが、頻度自体は自分自身ではそんなに変わらないと思います。それから話題にしても、実家の猫の話題は実家に帰ったときはわりと必ずあげておりましたし、SNSの発信は非常に反応があるものと反応が薄いものとがあって、割と猫などは反応が多いものがあるので、今回残念な話題ではありましたがあげたということで、今までなかったものを広げた感じではありません。そして頻度についても、これまでどおりだと思います。でも冷却期間を置く中で、県は県でいろいろな発信をしている。広報での発信もあればSNSを使った県庁としての公的なものもあり、その中で一政治家としての発信がどういうものがあるのかというところです。やはり政治家としての思いをそこに盛り込むなど、しっかりと役割分担等も考えながら今後とも発信していきたいなと思います。まさか再開したのが記事になるとは思わなかったです。75日ぶりだったんだというのは自分でも改めて認識したところです。また、こういった会見の場でSNSのガイドラインもあるというご指摘をいただいて、今回それも参考にしながら、定めたところです。

【新型コロナウイルス感染症の医療提供体制について】

(UMK)
コロナの5類に向けての準備ですが、私が追えていなかったら大変申し訳ないですけど、今、宮崎県として5類になった後の医療体制をどうするとかというのはどういうふうに考えていますか。

(知事)
まさにそれを内部で調整して、改めて県民の皆様にも情報提供しようと考えておりますが、国からおおよその方向性が示される中で、特に負担の関係では国が当面、一定の負担を続けるということでありますが、いろいろと懸念される中で入院調整という課題がありまして、5類だからと言って「はい、じゃあ医療機関が全部調整してください」で回っていくのだろうかというところは。今は落ち着いてますが、感染が急拡大したとき等も想定すると、これも今の費用負担と同様に一定の経過措置を置くなりして、県が関わっての入院調整を当面、ある程度はしていく必要があるんじゃないかなと思っておりまして、いずれしてもそれはよく整理して、またご報告したいと考えております。

(UMK)
発表のタイミングも年度明け、4月になってからですか。

(知事)
はい。

【統一地方選挙について】

(MRT)
統一地方選、特に県議選についてなんですけれども。以前から知事も県議会側を、お互いに車の両輪に例えてお話をされているというところで、県議選が控えている、まもなく告示というところで、もう4月9日には投開票です。

県民の関心であるとか、選挙に対する関心であるとか、県議会と新しい議員さんとどのように歩んでいきたいか、何か思いがありましたら教えてください。

(知事)
やはり各種選挙の投票率の低さが問題になっている中で、統一戦が行われ、その投票率がだんだん数字が小さくなっているのは報道などでも紹介されているところでありますが、改めて選挙に対する関心を高めようという意味での統一選であり、その中で県議選であったり、宮崎市だったら市議選が行われるということは、選挙に興味を持っていただく、有権者としての意思表示をしっかりしていただくことを県民の皆様にはお願いしたいと考えております。今回県議も勇退される方がかなり多くおられます。それを考えても、新たに選出される議員も多いということでありますので、新たに選出される方がどういう思い、どういう政策、どういう議論をされるのか、ある意味楽しみにして、そこで議論を戦わせるといいますか、是々非々でしっかり議論することが宮崎のより良い将来につながっていく、そのような議会になっていけばなと思っております。

【県職員における女性の管理職登用について】

(宮崎日日新聞社)
先日、人事異動の発表がありまして、全職員のうち副主幹以上の職員に占める女性の割合が19.1%ということで、人数の割合も過去最高になる見通しなんですけども、男女で関係はないと思いますが、目標に数字が近づきつつある中で、そういった人事に対してどういう期待をされてるのか、知事の思いをお聞かせください。

(知事)
やはり女性の活躍がもっともっと様々な分野で求められているのが今の状況であります。それは行政の分野のみならず。そういう状況の中で本県も、なかなか幹部クラスの年代の女性の分母が少ない状況の中ではありますが、そういった将来の幹部になるような、副主幹以上の女性の登用をこれまで以上に進めているのが今の状況であります。女性だからということはないですが、今まで女性が就いていなかったような部署に就くことで、いろいろな意味で、女性だからの視点もないでしょうが、女性・男性にかかわらず力を発揮する職場作りにつながっていくんじゃないかなと考えております。少し前だと財政といった部門だとか、例えば危機管理といった部門にはあまり女性が就いていませんでした。特に危機管理の防災などでは、行政の側のみならず、例えば防災の審議会の委員とか、もっともっと女性の視点なり、避難所運営についてもそうした視点を入れるべきじゃないかという具体的な必要性がありまして、もちろん男性にも頑張ってほしいわけですけど、ぜひ、様々な分野でもっともっと女性職員が輝くような、活躍していただくような、ある意味過渡期になっているのだろうなと思います。

(UMK)
以上で知事定例記者会見を終わります。

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