平和祈念資料の展示について

提言

（性別：男性、年齢：40代）

宮崎市末広の県遺族会館内にある「平和祈念資料展示室」にて資料などを展示していただき感謝申し上げる。だが、一方で一般家庭が家族で参観するのに、現在の休室日では普及の効果はない。これでは正しい歴史の理解に立脚した、平和に取り組む意識の涵養(かんよう)は困難である。

現在の常設展示を県立図書館に一部移転、もしくは県内各地の県施設を巡回展示のいずれかを提案する。

回答

ご提案いただきました「常設展示を一部移転、または、巡回展示」に関しましては、施設の展示スペースの確保など厳しい状況にありますが、今後、展示時期・期間・場所・展示スペースを限定した特別展示の可能性など検討していきたいと考えております。

なお、現在の取り組みとして、県内各市で開催される戦没者追悼式などの会場での資料の一部展示、県内小中学校などへの展示資料の一部貸し出しなど実施しております。

そのほか、県内小中高生を対象とした戦争体験者による語り部講話者の派遣および戦争を題材とした朗読劇の上演、ホームページ「宮崎の戦争記録継承館」の運営、語り部DVDの貸し出し（DVDの内容はホームページ「宮崎の戦争記録継承館」で視聴可能）なども実施しており、戦争の悲惨さや遺族のご労苦を継承し平和の尊さについて考える機会の提供に努めているところです。