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掲載開始日:2021年7月12日更新日:2021年7月12日

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コロナワクチンの効果やリスクなどについて

提言

(性別:女性、年齢:不明)

  1. コロナワクチン接種券に同封されていた説明書は、ワクチンの効果とリスクがしっかりと説明されているとは言い難いものだった。宮崎県における年代別の重症化率は必ず入れて、ワクチン説明書を作り直してほしい。
  2. 医学生・看護学生はワクチンを打たないと病院実習へ行けないという話をネットで訴えている方もいるが、ワクチン接種の強制と同じだ。若年者へのワクチン接種は慎重に実施してほしい。
  3. ワクチンとの関連を疑う死亡例に対して、県は必ず病理解剖して原因追及すべきだ。厚生労働省の副反応検討会の資料を見ると、情報不足ですべて因果関係不明に分類されている。

回答

1.について

コロナワクチン接種券に同封されていたワクチンの説明書につきましては、ワクチン接種の実施主体である各市町村が作成し、住民に対して情報提供を行なっているものです。

各市町村では、厚生労働省が作成する新型コロナウイルス感染症に係る予防接種の概要、予防接種の有効性・安全性および副反応その他接種に関する注意事項などを盛り込んだ資料を活用して、周知を図っているところです。

また、本県において重症者が確認されたときには、基本的には人数のみ公表させていただいており、年代などはお伝えしておりません。

これは感染症のまん延防止に必要な情報の公表を行う、という原則のもと、重症者の方やそのご家族への配慮の点も考慮しての対応となります。

ただし、今後過去の感染状況の振り返りのタイミングなどで、個人が特定されないよう留意した形での重症化率の公表などについては検討していきたいと思います。

ワクチン接種については、効果と副反応に関する正しい情報をお伝えした上で、ご自身の判断で接種いただく必要があります。

県としましては、いただいたご意見を各市町村に伝えさせていただきます。

2.について

令和3年2月16日付け厚生労働省健康局健康課長通知「接種順位が上位に位置づけられる医療従事者等の範囲について」の中で、医学部生などの医療機関において実習を行う者については、実習の内容により、新型コロナウイルス感染症患者(疑い患者も含む)に頻繁に接する場合には、実習先となる医療機関の判断により対象とできるとされています。

そのため、医学生・看護学生の中には、実習先となる医療機関の判断で、医療従事者などとしてワクチンを接種している方もおられます。

なお、医療従事者などは、個人のリスク軽減に加え、医療提供体制の確保の観点から接種が望まれるものの、最終的には接種は個人の判断であり、業務従事への条件とはならないとされています。

県としましても、ワクチン接種を受けるには本人の同意が必要であり、強制されるものではなく、接種による感染症予防の効果と副反応のリスクの双方について理解した上で、自らの意思で接種を受けていただくよう広報しているところです。

また、職場や周囲の方などに接種を強制したり、強引に勧めたりすることはあってはならないと考えておりますことから、引き続き広く周知してまいります。

3.について

新型コロナワクチンについては、我が国において使用実績がないワクチンであることを踏まえ、これまでワクチン接種との因果関係が示されていない症状も含め、幅広く評価を行なっていく必要があることから、副反応疑い報告を積極的に行うよう、厚生労働省から通知がされているところです。

先日、本県でワクチン接種後にお亡くなりになられた方について発表を行いましたが、主治医からはワクチン接種との因果関係は不明との報告がなされています。

解剖するかどうかについては、主治医の判断となりますが、国においては、因果関係を必要に応じて判断するための追加調査も個別に行われております。

お問い合わせ

福祉保健部薬務感染症対策課 薬務対策室 

〒880-8501 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号

ファクス:0985-44-2753

メールアドレス:yakumutaisaku@pref.miyazaki.lg.jp