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掲載開始日:2012年12月28日更新日:2022年9月29日

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指定希少野生動植物の概要(ニホンカモシカ)

名称

ニホンカモシカ

ニホンカモシカの写真

学名

Capricorniscrispus

科名

ウシ科

宮崎県カテゴリー

準絶滅危惧

重要度

A

環境省カテゴリー

絶滅のおそれのある地域個体群

分布

県外:本州、四国、九州県内:県北、県中央の山岳地

生息環境

県中北部の山地に生息し、照葉樹林地域でも見られる。

生息状況

平成30年度~令和元年度の生息調査において、さらなる個体数の減少が確認され、宮崎県の推定生息頭数は143頭となっている。

減少の主要因

生息地の環境悪化。天然林の伐採。また、ニホンジカの急激な増殖による生態系の圧迫が考えられる。

選定の理由

九州では大分、熊本、宮崎の3県に分布。そのうち宮崎県が最も多く生息する。また、日本のカモシカ分布の南限種であり、国の特別天然記念物でもあるが、近年、減少が著しいので、保護の強化が必要。

特記事項

国の特別天然記念物、南限

保護対策指針

  1. 生息地の保護
    • 生息地の環境保護のため天然林の伐採を規制する。
  2. ニホンジカ対策
    • 近年、ニホンジカの増殖が目立ちカモシカの生息域への圧迫が考えられるため、
    • ニホンジカの個体数管理が必要。
  3. 狩猟の取締り強化
    • 最近、低山地に出現するため、狩猟されないように取締りを行なう必要がある。

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お問い合わせ

環境森林部自然環境課自然公園担当

〒880-8501 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号

ファクス:0985-38-8489

メールアドレス:shizen@pref.miyazaki.lg.jp