掲載開始日:2024年5月14日更新日:2024年5月14日
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今回は、国道10号沿いの県有地「金ヶ浜(かねがはま)園地」(日向市幸脇)を紹介します。
「金ヶ浜園地」は、「金ヶ浜ビュー園地」の愛称で地元の方々を始め、観光客の皆様に親しまれており、四季折々の花々を楽しむことができる観光スポットの一つとなっています。
令和6年3月には、駐車場と遊歩道を新たに設け、利便性が向上したことから、これまで以上に多くの方々に楽しんでいただける場所となりました。
当園地は、金ヶ浜壮年会、平岩まちづくり協議会が中心となり、管理・美化活動を行うことにより、美しい景観を維持し続けています。
そこで、このような活動を始めた経緯や金ヶ浜ビュー園地への思いを平岩まちづくり協議会の方に伺いました。
月に1回程度の草刈りと年3回ほど花の植栽を行なっており、花は、日向市の市花のひまわりやコスモス、菜の花、ネモフィラなどを植栽しています。
季節ごとに植栽する花を変えることにより、年間を通して何度訪れても楽しむことができるよう工夫しています。
ネモフィラ開花時の写真(4月撮影)
以前の園地は、美しい眺望の場所だったものの、管理が行われなくなり、長年雑木に覆われていたため、地元住民が中心となって、県や市に整備の要望を出しました。
その後、県と市が雑木の伐採と除根作業を行い、当時の美しい景観を取り戻すことができました。
この景観を次世代に引き継いでいくためには、この場所に多くの人が興味を持ち、多くの人の記憶に残る場所となる必要があると思い、花の植栽による景観づくりを始めました。
月に1回程度行う草刈りです。敷地が広いため、正直、作業は大変です。
また、水などの設備がないため不便な部分もありますが、湧水などを利用したり、天気を予測して植栽活動を行うなど工夫して作業を行なっています。
訪れた方々に「日向」らしい景観(金ヶ浜の白い波と砂浜のある景観)を楽しんでもらいたいという思いから、協議会や壮年会のメンバーと協力し合いながら作業を行なっています。
花の植栽を始める前までは、車で通過するだけの場所でしたが、今では多くの方が立ち寄り、写真撮影をしたり、SNSに投稿されるようなスポットとなったことがとてもうれしいです。
また、周囲からお褒めの言葉をいただいたり、メディアで取り上げられることによって、活動者だけでなく、周辺住民の地域への誇りにつながっていると感じており、この活動をやってきて本当に良かったなと思います。
今後も、活動を継続していきたいと考えていますが、この活動を次世代に引き継いでいけるかが課題です。
これからも「サーファー」や「海」、「砂浜」という日向らしい景観と四季折々の「花」を楽しむことができる場所であり続けるため、子どもから大人まで、また周辺住民だけでなく、より多くの市民が活動に参加できるような仕組みをつくることにも力を入れていきたいと思います。
また、金ヶ浜ビュー園地の美しい風景を一緒につくってくださる方を募集中です。
金ヶ浜ビュー園地Instagramでは、植栽などのボランティア募集の案内や、イベント情報等を掲載していますので、ぜひご覧ください!!
金ヶ浜ビュー園地の展望駐車場(写真左下)と遊歩道(オレンジ色に着色されている部分)は、令和6年3月に工事が完了したばかり。
アスファルト舗装を行なったことで、安全性が高まるとともに、歩行しやすくなったため、これまで以上に多くの方に花や海などの景観を楽しんでいただけるようになりました。
四季折々の花々を楽しみに、ぜひ金ヶ浜ビュー園地にお越しください!!
金ヶ浜ビュー園地を上から写した写真
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