掲載開始日:2025年10月23日更新日:2025年10月23日
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令和7年7月31日(木曜)14時00分~14時51分
島津久友委員長、山下恵子委員、松山昭委員
本部長、警務部長、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、首席監察官、情報通信部長、警察学校長、サイバー戦略局長、総務課長
警備部長から、
について報告があった。
委員が、「暑い中の派遣となるが、何事もないように職務をしっかり全うしてもらいたい。」旨発言した。
委員が、「人出が多く厳しい警護環境と予想されるが、熱中症など体調管理には十分に注意してもらいたい。」旨発言した。
委員が、「過去に派遣された際のノウハウがあると思うが、派遣人員も入れ替わっていると思うので、油断することなく職務を全うしてもらいたい。」旨発言した。
警備部長から、
について報告があった。
委員が、「アフリカ開発会議に何か国くらい参加するのか。また、出席者の役職はどのようなものか。」旨質問したところ、本部長から、「アフリカ54か国の全てが招待されており、出席者の役職は様々であるが国家元首も含まれる。」旨の説明を受けた。
委員が、「招待された国が54か国とかなり多く、暑い時期の警護であることから、体調に十分注意して頑張ってもらいたい。」旨発言した。
委員が、「警察官の派遣期間が長期にわたるが、会議の開催期間に応じて長くなっているのか。」旨質問したところ、警備部長から、「そのとおりである。」旨の説明を受けた。
警務部長から、
について報告があった。
委員が、「適切に常任委員会に対応してもらい、ありがとうございました。」旨発言した。
委員が、「薬物事件に対する議員の意見で何か特別なものはあったか。」旨質問したところ、警務部長から、「各議員が最近の報道により若年層での薬物事件の増加に強い関心を抱いており、学校などで薬物乱用防止教室をしっかりとやってもらいたいという意見があった。」旨の説明を受けた。
委員が、「報道で県内の薬物事件の検挙を知ったが、県民も薬物事件に対しては高い問題意識を持っているので、引き続き薬物事件の検挙と防止対策を徹底してもらいたい。」旨発言した。
首席監察官から、
について報告があった。
委員が、「若手による非違事案防止検討会に出席したが、皆が活発な意見を出しており、しっかりした自分を見せながら部下を指導していきたいという意見や、法を守らせる、取り締まる側の自分たちを厳しく律さなくてはいけないといった意見を聞き、皆が非違事案防止に向けてしっかりと取り組んでいるのをヒシヒシと感じたので、今後ともこのような研修を続けてもらいたい。」旨発言した。
委員が、「総合監察と随時監察で指摘事項がなかったと聞いたが、ふだんから各警察署がしっかりと運用している結果と思う。」旨発言した。
委員が、「非違事案防止研修会については、若手とベテランに分けて開催されて若手も自分の意見が言えるということでとても良い研修会だと思う。その中で他人事でなく自分事として捉えていくということが意義深いところではないかと思う。」旨発言した。
委員が、「研修会に参加した警察官は殉職受傷事故防止対策をどのように捉えているのか。」旨質問したところ、首席監察官から、「研修会に参加した警察官からは、慣れが基本をおろそかにさせて事故が起きるケースが多いことから基本原則の徹底が大切といった意見が多くある。」旨の説明を受けた。
委員が、「以前にもっと少人数による非違事案防止研修会を行なってほしいと話したが、今回は階層別に分けたりといろいろと工夫して研修会を開催してもらっており、今後もこのような工夫した研修会を継続してもらいたい。」旨発言した。
生活安全部長から、
について報告があった。
委員が、「自転車盗難防止キャンペーンとはどのような活動か。」旨質問したところ、生活安全部長から、「通常は駅などの自転車盗が多い場所で「仕掛け学」のタグを取り付けたり、防犯診断といった活動を行なっているが、自転車盗難防止キャンペーンでは更に自転車盗難防止を呼びかけるチラシを配ったりして、住民の防犯意識の向上に努めている。」旨の説明を受けた。
委員が、「携帯電話会社と連携した特殊詐欺防止啓発講話やスマホ教室とはどのような活動か。」旨質問したところ、生活安全部長から、「携帯電話会社によるスマホの使い方教室に警察官が参加して、スマホを悪用した特殊詐欺の具体例を話したり、携帯電話会社の職員がスマホの使用方法を体験させる中で、勧誘メールが広告として表示されることや詐欺メールが送られてくることを受講者に教えている。」旨の説明を受けた。
委員が、「夏休み期間中の少年の非行・被害防止が運動の重点として挙げられているが、子供たちが大麻などの薬物に手を染めることがないように防止活動を行なってもらいたい。」旨発言した。
委員が、「警察官をかたった詐欺事件が多いが、どのような広報啓発活動を行なっているのか。」旨質問したところ、生活安全部長から、「宮崎駅前の大型ビジョンで警察官をかたった詐欺事件の防止を呼びかける30秒の動画を1時間に10回流し、防犯意識の向上に努めている。」旨の説明を受けた。
委員が、「国外からの詐欺電話を防止するためにどのようなことに取り組んでいるのか。」旨質問したところ、生活安全部長から、「地域警察官が巡回連絡で各家庭を個別に訪問し、国際電話不取扱受付センターに利用休止申請をすれば国際電話がかかってこないことを紹介する活動に力を入れた結果、2か月で約一千件の申請が行なわれ、国外からの詐欺電話の防止に効果があったと思われる。」旨の説明を受けた。
交通部長から、
について報告があった。
委員が、「いろいろな交通事故防止対策を行なっていることは十分に認識しているが、高齢者の交通事故が多いことから、引き続き高齢者が集まる会合での啓発活動に力を入れてもらいたい。」旨発言した。
委員が、「令和7年上半期における高齢運転者による交通事故が340件で前年同期比より67件と大幅に減少した原因は何か。」旨質問したところ、交通部長から、「減少した原因は一概に言えないが、以前から高齢者に対する講習や反射材の普及、歩行環境シミュレータを活用した安全教育などを地道に行なってきた結果と思われる。」旨の説明を受けた。
委員が、「令和7年の交通事故の発生件数が令和3年の約半分に減っており、毎年交通事故防止対策を積み重ねてきた結果だと思うが、その反面、交通事故死亡者数は増加しており、交通事故防止対策の難しさを感じた。」旨発言した。
委員が、「今後、高齢者が更に増加することから、横断歩道の利用や反射材の活用を呼び掛けて高齢者の意識を向上させ、運転に支障が生じた高齢者については早めに運転免許証を返納するように働き掛けていくことが重要である。」旨発言した。
委員が、「飲酒運転が減らないことから、引き続き徹底した交通指導取締りを行なってもらいたい。」旨発言した。
ア.委員が、「本県警察官の年齢別構成、採用戦略及び警察業務の合理化・高度化に向けたDX化・AI活用の検討状況」について質問したところ、警務部長から、
について説明を受けた。
委員が、「10年後くらいに定年退職者の増加を予測していたが、定年延長制度の影響もあり、実際は若干緩やかに大量退職時代を迎えることが分かった。しかし、大量退職には単年度では対応できないので長いスパンで備えを考えてもらいたい。合理化については将来的に人数が減らされることも想定したDXやAI化を検討してもらいたい。」旨発言した。
委員が、「地方の若者は都会に対する憧れがあるなど難しい面もあるが、創意工夫した採用活動で受験者を増やしていく必要がある。」旨発言した。
委員が、「転職は日常茶飯事となり、いかに続けてもらうかというところでワークライフバランスが重要である。採用は「家族の絆OPENDAY」といった活動を通して警察官の希望者を増やしていくことが大事である。業務の効率化は人口が減少する中で避けては通れない部分であり、今後は情報漏えいの対策をしながら効率化を図ることが課題である。」旨発言した。
委員が、「警察官の定員はどのようにして決まるのか。」旨質問したところ、警務部長から、「都道府県の警察官の定員は政令や条例で決まっており、現在のところ宮崎県で定員を増やす予定はないが、定員を増減する場合は政令や条例を改正する必要がある。」旨の説明を受けた。
委員が、「警察官の採用人数はどのように決まるのか。」旨質問したところ、警務部長から、「定員を超えない範囲で、既に退職した人数と退職が見込まれる人数を合計して採用予定数としている。」旨の説明を受けた。
委員が、「定員に足りない場合は、その都度追加募集するのか。」旨質問したところ、警務部長から、「警察官の場合、春に警察学校で一斉に採用時教養が行われるため、特別な専門的知識を有する者以外は途中から採用時教養を行うことが難しく、定員に足りない人数は翌春の採用となる。ただし、過去には年度途中に新規採用した場合もある。」旨の説明を受けた。
イ.委員が、本日で公安委員会委員の任期が終了する旨の挨拶をした。
運転免許課長から、運転免許の行政処分に関し、被処分者の出欠状況、点数制度に基づく基本量定、意見の聴取・聴聞結果等の報告があり、公安委員合意でそれぞれの処分を決定した。
宮崎県公安委員会
〒880-8509 宮崎県宮崎市旭1の8の28
電話:0985-31-0110