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掲載開始日:2025年11月10日更新日:2025年11月10日

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令和7年10月2日開催の宮崎県公安委員会会議録

開催日時

令和7年10月2日(木曜)14時00分~14時37分

出席者

公安委員会

松山昭委員長、山下恵子委員、佐々木慈舟委員

警察本部

本部長、警務部長、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、首席監察官、情報通信部長、警察学校長、サイバー戦略局長、総務課長

第1.本会議

1.議題

(1)令和7年全国地域安全運動の実施について

生活安全部長から、

  • 期間、主催、運動の重点、主な取組

について報告があった。
委員が、「安心で安全なまちづくり県民のつどいは、県内の各市町村の持ち回りで開催されているのか。」旨質問したところ、生活安全部長から、「そのとおりであり、昨年は日南市で開催され、今年は高鍋町で開催予定である。」旨の説明を受けた。
委員が、「自転車盗がなかなか減少していないことから、引き続き自転車をよく利用する中高生を中心とした防犯啓発活動を推進してもらいたい。」旨発言した。
委員が、「自転車盗の発生が多い場所はどこか。」旨質問したところ、生活安全部長から、「自転車盗の発生が多い場所としては駅や大型商業施設が挙げられる。」旨の説明があり、更に本部長から、「集合住宅の駐輪場も自転車盗の発生が多い場所である。」旨の説明を受けた。
委員が、「自転車を盗む人は、中高生などの学生が多いのか。」旨質問したところ、生活安全部長から、「自転車盗の検挙状況から見ると若い人が多い。」旨の説明を受けた。
委員が、「自転車を盗む理由としては何が多いのか。」旨質問したところ、生活安全部長から、「継続的に使用する目的で自転車を盗む者は少なく、少しの距離を移動する際、自転車に乗って楽をしたいという衝動的な動機が多いため、盗まれた自転車の多くが乗り捨てられている。」旨の説明を受けた。
委員が、「自転車を盗んだことで人生が大きく狂わないように中高生に対する啓発活動を積極的に行なってもらいたい。」旨発言した。
委員が、「警察は子供たちに自転車を盗んでは駄目だというような倫理教育を行なっているのか。」旨質問したところ、生活安全部長から、「万引きや自転車盗などの初発型非行を防止するために各学校で初発型非行防止教室を開催し、万引きや自転車盗が犯罪であることを伝えている。」旨の説明を受けた。

(2)魅力ある刑事警察の構築に向けた取組について

刑事部長から、

  • 取組の趣旨、魅力ある刑事警察の構築に向けた検討会の発足、アンケートの実施、実施した施策、今後の施策

について報告があった。
委員が、「魅力ある刑事警察の構築に向けたアンケート調査は今回が初めてなのか。」旨質問したところ、刑事部長から、「そのとおりであり、今回の取組で初めて実施した。」旨の説明を受けた。
委員が、「刑事を希望する者の多くがその理由としてやりがいや憧れを挙げていることはすばらしいと思う。」旨発言した。
委員が、「刑事を希望しない者の理由として業務が不規則とあるが、刑事はどのような勤務制なのか。」旨質問したところ、刑事部長から、「刑事は基本的に日勤制であり、月に3、4回程度の夜の当番勤務に就いている。事件があれば呼出しで対応しており、逮捕事案があると最大20日の勾留期間中に捜査を遂げる必要があるため土日に勤務することもあるが、勤務した土日については別の日に振替休日を取得している。」旨の説明を受けた。
委員が、「職員の約4割が刑事になりたいと思っていることはすばらしいことであり、今後も実践塾などの開催を通して希望者が増えることを期待している。」旨発言した。
委員が、「女性でも希望すれば刑事になれるのか。」旨質問したところ、刑事部長から、「現在、刑事部門には約30名の女性警察官が所属している。」旨の説明を受けた。
委員が、「これからも女性が希望すれば働き続けることができる職場であってほしい。」旨発言した。
委員が、「刑事になりたくない人の理由でその他が多いが、具体的にはどのような理由が挙げられているのか。」旨質問したところ、刑事部長から、「刑事の仕事が性格上合わない、仕事に自信がない、書類作成が苦手といった理由があったが、交通や生活安全などの刑事以外の部門で頑張りたいという前向きな意見が多かった。」旨の説明を受けた。
委員が、「刑事になりたくない理由を組織的に改善していくことが希望者の増加につながると思う。」旨発言した。
委員が、「今回の実践塾では山口県警察OBが講師で招かれているが、本県のOBで講師を務めるような人材はいないのか。」旨質問したところ、刑事部長から、「刑事企画課が捜査経験が豊富な元署長を特任教授として指定し、各署の例会行事や警察学校で講話を依頼している。」旨の説明を受けた。

(3)「官民連携ネットワーク総会」及び「ひなたシンポジウム2025」の開催結果について

警備部長及びサイバー戦略局長から、

  • 開催日・場所、官民連携ネットワーク総会、ひなたシンポジウム2025

について報告があった。
委員が、「イベントの開催時間が午前10時から午後8時までと長時間であるが、全ての出席者が官民連携ネットワーク総会とひなたシンポジウム2025の両方に出席したのか。」旨質問したところ、警備部長から、「午前中に開催された官民連携ネットワーク総会の出席者の一部が午後に開催されたひなたシンポジウム2025にも出席している。」旨の説明を受けた。
委員が、「ひなたシンポジウム2025で開催された講演と演習の参加者はどのように振り分けたのか。」旨質問したところ、警備部長から、「出席者が希望する講義に参加してもらっており、複数人で参加した企業の中には講演と演習に分かれて参加した企業もあった。」旨の説明を受けた。
委員が、「医療機関向けのセミナーが午後7時から開催された理由は何か。」旨質問したところ、サイバー戦略局長から、「平日の昼間は、医療機関の多くが診療中で参加できないことから、診療時間が終了した午後7時以降にオンライン講習を実施した。」旨の説明を受けた。
委員が、「働いている人が参加しやすいように様々な工夫が凝らしてあり、すばらしいと思う。」旨発言した。
委員が、「ひなたシンポジウム2025の参加者はどのようにして募ったのか。」旨質問したところ、サイバー戦略局長から、「県内のIT企業で構成される宮崎県サイバーセキュリティ協議会が中心となって参加を呼びかけたほか、警察が協定を締結している企業に対して参加を呼びかけた。」旨の説明を受けた。
委員が、「サイバー攻撃は見えないところで起きているが、それを知らない人も多いので、みんなが最低限の知識が身につけられるように引き続き啓発活動を推進してもらいたい。」旨発言した。
委員が、「医療機関は診断結果などの個人情報を多数保有していることから、今回、サイバーセキュリティに関する講義を行なったことは非常に良かったと思う。」旨発言した。
委員が、「多くの企業はサイバー攻撃を防ぐためにインターネット端末には利用制限をかけているが、中には社内で送信元が不明なメールを開封しないように注意喚起されていたにも関わらず、社員の不注意でメールを開けてしまったことでパソコンがウイルス感染して乗っ取られかけたりしているので、このような事案が身近に起きていることをシンポジウムなどの開催をとおして広く周知してもらいたい。」旨発言した。

第2.意見の聴取・聴聞

運転免許課長から、運転免許の行政処分に関し、被処分者の出欠状況、点数制度に基づく基本量定、意見の聴取・聴聞結果等の報告があり、公安委員合意でそれぞれの処分を決定した。

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宮崎県公安委員会  

〒880-8509 宮崎県宮崎市旭1の8の28