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掲載開始日:2025年11月10日更新日:2025年11月10日

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令和7年9月25日開催の宮崎県公安委員会会議録

開催日時

令和7年9月25日(木曜)14時00分~14時47分

出席者

公安委員会

松山昭委員長、山下恵子委員、佐々木慈舟委員

警察本部

本部長、警務部長、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、首席監察官、情報通信部長、警察学校長、サイバー捜査課長、総務課長

第1.本会議

1.議題

(1)監査委員による監査の結果について

警務部長から、

  • 監査の状況、監査の結果

について報告があった。
委員が、「適正に執行されておりよかったと思う。」旨発言した。
委員が、「引き続き適正な執行に努めてもらいたい。」旨発言した。
委員が、「今後も不正がないようにしっかりとやってもらいたい。」旨発言した。

(2)大阪府公安委員会からの援助の要求について

警備部長から、

  • 援助の要求に係る公安委員会、援助を必要とする理由、援助を必要とする人員及び期間、援助の要求に係る活動地域

について報告があった。
委員が、「万博の閉会式に皇族はお見えになるのか。」旨質問したところ、警備部長から、「来賓の詳細は未定であるが皇族が出席される可能性はある。」旨の説明を受けた。
委員が、「万博が最終日を迎えるに当たり多数の来場者が予想されるが、しっかりと職責を果たしてもらいたい。」旨発言した。

2.報告

(1)令和7年全国優良警察職員表彰受賞者の決定について

首席監察官から、

  • 受賞者、表彰種別、表彰の趣旨、表彰式の日時・場所、受賞者の内訳

について報告があった。
委員が、「受賞者は長年、交通部門で貢献してきたと聞いたが、具体的にどのような仕事をしてきたのか。」旨質問したところ、首席監察官から、「交通機動隊のほか、運転免許課で自動車運転免許試験官、警察署で交通指導取締りなど様々な交通部門の経験がある。」旨の説明を受けた。
委員が、「受賞者は、各県警から推薦された者から選ばれるのか。」旨質問したところ、首席監察官から、「そのとおりであり、本部長以下で構成される表彰審査委員会で表彰基準を満たす者から県の候補者を推薦し、警察庁が受賞者を決定している。」旨の説明を受けた。
委員が、「受賞により職場の士気が上がることから、引き続き功労があった職員の推薦を行なってもらいたい。」旨発言した。

(2)宮崎県指定自動車学校協会との「安全で安心なまちづくりに関する連携協定」の締結について

生活安全部長から、

  • 協定締結日・場所、協定名称、協定締結者、協定の趣旨、連携・協力事項、協定締結式の状況

について報告があった。
委員が、「自動車学校の高齢者講習で特殊詐欺や交通事故に関する動画を視聴させる取組はとてもすばらしく、引き続き協定の中で実現可能な対策を進めてもらいたい。」旨発言した。
委員が、「高齢者の中には特殊詐欺や交通事故に対して実感がない人もいるので、動画を見ることで身近な自分事として考える機会になればいいと思う。」旨発言した。
委員が、「協定の協力事項に教習車のドライブレコーダーの画像データの提供とあるが、ドライブレコーダーに記録された教習車の交通事故の映像を高齢者講習などで活用するという意味か。」旨質問したところ、生活安全部長から、「ひき逃げ事件が発生した際や否認事件における客観的証拠の収集として、現場付近を通過した教習車からドライブレコーダーの画像データの提供を受けることを想定している。」旨の説明を受けた。
委員が、「タクシーやバスなどの公共交通機関からもドライブレコーダーの画像データの提供を受けているのか。」旨質問したところ、生活安全部長から、「平素からタクシーやバスなどの公共交通機関と協力体制を構築しており、必要に応じてドライブレコーダーの画像データの提供を受けている。」旨の説明を受けた。

(3)児湯郡新富町大字新田における殺人未遂事件の検挙について

刑事部長から、

  • 検挙月日・場所、検挙課署、被疑者、被害者、事件の概要、適用法条

について報告があった。
委員が、「事件の動機は何であるか。」旨質問したところ、刑事部長から、「現在、動機の特定には至っていないが、引き続き被疑者取調べなどの各種捜査を行い、原因や動機を明らかにする予定である。」旨の説明を受けた。
委員が、「迅速な対応で犯人を早期に検挙してもらい、本当に良かったと思う。」旨発言した。
委員が、「事件が発生する前に当事者から警察にトラブルなどの相談はなかったのか。」旨質問したところ、刑事部長から、「警察に対する相談は行なわれていなかった。」旨の説明を受けた。

(4)道路交通法違反(過積載下命・速度超過容認)事件の検挙について

交通部長から、

  • 検挙の端緒、検挙月日、検挙署・課、被疑法人、被疑者、事案の概要、適用罰条

について報告があった。
委員が、「過積載の下命はどのようにして明らかにしたのか。」旨質問したところ、交通部長から、「飼料運搬の契約書などの客観的な資料を精査して過積載の状況を明らかにした。」旨の説明を受けた。
委員が、「今回の事件が発覚する原因となった交通死亡事故を起こした運転手はどうなったのか。」旨質問したところ、交通部長から、「運転手2名とも過失運転致死罪で検察庁に送致済みである。」旨の説明を受けた。
委員が、「過去に過積載下命や速度超過容認といった事件は検挙しているのか。」旨質問したところ、交通部長から、「過去5年間では県内で過積載下命や速度超過容認の検挙事例はない。」旨の説明を受けた。
委員が、「今回と同じような不正は減ってきているのか。」旨質問したところ、交通部長から、「平成26年以降、一定の積載量を超える車両にはデジタルタコグラフの取付けが法律で義務づけられており、運行管理者の遵法意識も高まっている。警察でも運輸支局や陸運事務所と連携して定期的に過積載違反の取締りを行なっているほか、毎年11月に陸運事務所と過積載防止キャンペーンを行なっている。」旨の説明を受けた。

(5)初任科卒業式の実施について

警察学校長から、

  • 実施日時・場所、卒業生、参列者、式次第、服装、その他

について報告があった。
委員が、「入校した22名全員が無事に卒業を迎えることになり、本当にうれしく思う。」旨発言した。
委員が、「途中で辞めそうな者はいなかったのか。」旨質問したところ、警察学校長から、「そのような者はいたが、教職員が都度対応しており、現在まで辞職した者はいない。」旨の説明を受けた。
委員が、「市民から信頼される立派な警察官となってもらうために、若者の特性に応じた指導を行なってもらいたい。」旨発言した。
委員が、「明日の卒業式に初めて出席するが、警察学校で立派に育った若者の姿を楽しみにしている。」旨発言した。

(6)その他

委員が、「鑑定における不正防止対策」について質問し、刑事部長から、

  • 科学捜査研究所の業務等、一般的な科捜研の特徴、鑑定数、佐賀事案の概要(警察庁刑事局犯罪鑑識官通達より)、不正防止対策

について説明を受けた。
委員が、「新たな対策を踏まえて本県で不適切な鑑定が発生しないようにしてもらいたい。」旨発言した。
委員が、「制度がしっかりしていても倫理観が欠如すれば必ず問題が発生する。制度と倫理観の両輪で不適切な鑑定がないように頑張ってもらいたい。」旨発言した。
委員が、「人格形成も大事であり、他県と同様の発生がないように万全を期してもらいたい。」旨発言した。

第2.意見の聴取・聴聞

運転免許課長から、運転免許の行政処分に関し、被処分者の出欠状況、点数制度に基づく基本量定、意見の聴取・聴聞結果等の報告があり、公安委員合意でそれぞれの処分を決定した。

第3.交通規制の意思決定

交通部参事官兼交通規制課長から、信号機の新設及び一般交通規制(新規、変更、解除)について公安委員会意思決定伺があり、公安委員合意でそれぞれ意思決定がなされた。

第4.決裁

  1. 苦情申出に対する調査結果について(総務課)
  2. 公益通報の捜査結果について(県民広報課)
  3. 監査委員による監査の結果について(会計課)
  4. 特例施設占有者の指定及び公示について(会計課)
  5. 大阪府公安委員会からの援助の要求について(外事課)
  6. 審査請求の裁決について(運転免許課)
  7. 審査請求の弁明書について(運転免許課)
  8. 原付免許を受けようとする者に対する講習の実施に関する規程の一部を改正する規程について(運転免許課)

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宮崎県公安委員会  

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