掲載開始日:2022年7月1日更新日:2022年7月1日

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部活動の強制加入制度の撤廃について

提言(令和4年6月8日)

(性別:女性、年齢:40代)

6月6日にスポーツ庁にて、運動部活動の地域移行に関する検討会議の提言が出された。県として今後どのように対応していくのか。
また、部活動の地域移行より先に、県内全ての中学校に部活動強制加入制度を撤廃するように周知・指導してもらえないか。個人的には、宮崎県全体の雰囲気が勝利至上主義なところがあると思う。勝ち負けにこだわって指導される方が多い。生徒・保護者も勉強より部活ができた方が入試に強いと思っているところがあり、勉学と他のスポーツに励みたい家庭の肩身が狭い。

回答

はじめに、「運動部活動の地域移行に関する検討会議提言」を受けての県の動きについてですが、今後、スポーツ庁において、実践研究の事例集の作成・普及、「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」の改訂や関連する諸制度の見直しなど、必要な施策の通知がなされることになっております。これらのスポーツ庁からの施策を受け、県としましては、中山間地域への配慮の上、市町村教育委員会と連携しながら、具体的な地域移行に向けた取り組みについて、協議してまいりたいと考えております。
次に、「部活動入部の強制」についてですが、県としましても、部活動は生徒の自主的・自発的な参加により行われるものであり、生徒の意思に反して強制的に加入させることは部活動の趣旨に合致せず適当ではないと考えております。これから先、子どもたちが望む形でスポーツを継続して親しむことができる機会を確保し、子供たちの健全育成を図ることは、県としても大変重要な課題だと考えております。
県としましては、今後、部活動加入に対する考え方や生徒の多様なニーズに合った活動機会が充実されるような環境づくりを含めまして、市町村教育委員会と連携し、検討してまいりたいと思います。

お問い合わせ

教育委員会スポーツ振興課学校体育担当

〒880-8502 宮崎県宮崎市橘通東1丁目9番10号

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