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掲載開始日:2025年4月17日更新日:2025年4月17日

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宮崎県でのニホンコウノトリの定着について

提言(令和7年3月13日)

(性別:男性、年齢:20代)

宮崎県でも野生のニホンコウノトリが飛来しており、定着・繁殖できるように人工巣塔設置など鳥類保護の環境作りを検討してほしい。

回答

 

コウノトリは、わが国の代表的な大型鳥類であり、昭和31年に地域を定めない国の特別天然記念物に指定されております。かつて日本全国に生息していたものの、乱獲や生息環境の変化などにより生息数が減少し、日本国内で繁殖する個体は昭和61年には野生下絶滅しております。

同種は日本の健全な生態系の一部であり、同種の野生復帰は、日本の健全な生態系の回復という意義があるものと認識しております。

その後の野生復帰事業などにより、平成29年には全国47都道府県すべてでコウノトリの飛来が確認され、本県においても一定程度の飛来が確認されております。コウノトリノの本県での定着・繁殖は確認できておりませんが、そのほか、クマタカ、コアジサシなど次世代の宮崎の自然に残すべき絶滅のおそれのある鳥類が多種生息しております。

これらの生息環境を保全することが、県としての責務であり、コウノトリをはじめ、多くの種の定着などにつながるものと考えております。

また、コウノトリを文化財保護法に基づき保護していくために専門家も含めた関係機関と連携し、情報収集をおこなっていきます。

お問い合わせ

環境森林部自然環境課野生生物担当

〒880-8501 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号

ファクス:0985-38-8489

メールアドレス:shizen@pref.miyazaki.lg.jp

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